おれは、毎年イグノーベル賞のニュースが流れてくるとほっこりして勇気がわいてくる。他1本。
おれは、家電量販店のネットショップを利用したことがない。したがって、ほとんどの店でPS5の抽選に応募することはできなかった。
イグノーベル賞発表される
「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる業績」に送られるイグノーベル賞。
日米典の研究チームが、ワニにヘリウムを吸わせて鳴き声を調べ、発声メカニズムを解明するという研究で、音響学賞を受賞した。
日本人はイグノーベル賞の常連である。長年、ナゾの国としての世界で高い評価を受けていることの証左だろう。若干、わざと受賞させているんじゃないかと思わなくもないが。
今年の受賞で気に入ったのは、
平和賞:
「真夜中にピンポンダッシュするという嫌がらせの応酬を繰り広げたインド・パキスタンの外交官」
である。くわしくみてないけど。
過去の受賞もなかなか素晴らしい。日本人研究者で言えば、2014年に物理学賞を受賞した、
「床に置かれたバナナの皮を、人間が踏んだときの摩擦の大きさを計測した研究」
が気に入っている。
Frictional Coefficient under Banana Skin
https://www.jstage.jst.go.jp/article/trol/7/3/7_147/_pdf
この時まで、実際にバナナの滑りやすさを測定した学術的なデータはなかった。オカルトがサイエンスになった瞬間である。この結果は、何かを滑らかに動かすことにいずれ活かされることだろう。
評価の明らかなものに、イノベーションはない。
つまり、そういうことだ。
ITの導入と非弁行為、紙とデータ
民事裁判手続きをIT化するながれである。そこで、弁護士ドットコムが弁護士にアンケートを実施した。
その中で、非弁行為が横行するのでは?という懸念が取り上げられている。
ITどうこうというか、弁護士の名義貸しの問題のような気がする。ビジネスである以上、補助者を使って利益を出すのは当然にも思われる。どこまでOKで、どこからアウトかは難しいところだろう。
意見としてあげられた、
そもそも、IT機器の操作の補助などに関する非弁行為が横行する可能性がある、という前提が間違っている。今でも、非弁屋が準備書面を書き、職印を押してFAXで直送したとして、どこかでバレる心配があるだろうか。
というのはまさにそのとおりな気がする。アンケートにこういうそもそも論を回答するの好きだな。おれもよくやる。
話はズレるが、
そもそも、紙だから信頼できる、ITだから信頼できないということはない。紙は事務処理を便利にするツールに過ぎない。
紙に書いてあるから正しいということもないし、紙に記録が残っているからそれが事実だということもないし、紙にハンコやサインがあるからと言って、実際にOKしたかどうかは実はわからない。
そして、今の時代、紙でも改ざんは容易だ。そもそもほとんどの書類がワープロ打ちじゃないか。
どちらかというと、本当は信頼できるかどうかわからないものが、特に疑いなく受け入れられている現状のほうが変だと思う。
紙ベースで事務処理をするということは、いくらかは、本当かどうかわからないけど、そんなんじゃ仕事終わらないから、その辺は適当でいいや、と割り切ることである。
これは紙が電子データに置き換わっても同じだろう。そして、この問題は、録音、録画にも同じように広がっていくはずだ。いずれは、人間が本人かどうかもあんまりわからなくなるだろう。
たぶん、そうなったらそうなったで、それでもあんまり問題ない社会になるんだと思う。
まあ、それはいいとして、取り敢えず、出頭の時ぐらいは本人確認したらいいじゃないかと思ったが。。
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