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ハーモニックドライブとか、ギャンダムが写り込むオリンピックとか、屋内ドローンとか、クールだと思うものを集めてみた
きみはハーモニック・ドライブとか言うクソカッコいい減速機を知っているか
ロボットめいた産業機械に欠かせない機構が減速機である。なんというか、回転数を落とすとトルクが上がる。モーターというのは基本的に結構早く回るので、機械をゆっくり動かそうとすると、減速しないといけない、みたいなことでもいいだろう。
回転数をコントロールするにはギアを使う。自転車よろしく、小さいギアで大きいのを回してやればそれで済むわけだが、ギアを2個並べるのはスペース的によろしくない。したがって、同じ軸で減速できるようなのが、すばらしい、となるわけである。
その他の形式の減速機もカッコいいのだが、とりわけカッコいいのが、ハーモニック・ドライブ、波動歯車装置といわれるやつである。名前がすでにかっこいい。
パッと見ても最初はわけがわからなかったが、作動原理はこのとおりだ。
簡単に言うと、中心には楕円がある。楕円はやわらかいギアの内側に格納されていて、楕円が回転すると、ギアが変形する。やわらかい内側のギアは、楕円の長軸でのみカタい外側のギアとかみ合う、という仕組みだ。これだけでは何のことかわからないが、外側と内側では切られている歯の数が違っていて、内側が2枚少ない。したがって、楕円がギュルギュル回転すると、少しずつ内側のギアがズレていって、結果、すごい比率で減速されるというわけだ。言葉にすると余計わからない。
そこでハーモニック・ドライブ社の解説動画も載せておこう。つまりこういうことだ。実際には、内側の楕円はモーターらしい速度で高速回転するので、出力であるフレクスプラインも結構素早く動く。
この仕組みを知った時、世の中には恐ろしいほどの天才というのがいるのだと思った。こんなの思いつくわけがない。この機構は、精密な制御に向いていたらしく、現在でも改良されながらあちこちのマシンで使われている。
そんなハーモニック・ドライブを作り続けているのが、ハーモニック・ドライブ・システムズ社だ。日本の会社である。去年は調子が悪かったようだが、自動機械の需要はどんどんあるので、今年は復活風味である。基本特許はとっくに切れているが、要は精度がでないとどうしようもないので、歯の技術とかそういうところを磨いて生きのこっているようだ。
ひとつだけ言いたいことがあるとしたら、決算書を百万円単位にしてほしい。以上だ。
https://www.hds.co.jp/news/uploadfile/docs/Tanshin%EF%BC%882021.08.06%EF%BC%89.pdf
海外メディア、ユニコーンガンダムに困惑する
馬術総合の障害飛越が奇抜な装飾により荒れたことも話題となった東京オリンピック。
トライアスロンやスポーツクライミングに写り込んだユニコーンガンダムにも海外メディアが苦戦したとか。
今回のオリンピックは、ときたまこういうおかしいことが起こっている。色々と物議をかもしたオリンピックではあるが、この点については、大いに評価できるだろう。
ちなみに、スケボーに写り込んだ「ホウスイ」は、東証1部上場企業で、水産物の総合流通企業だ。昔は、東京湾内で漁業を手掛けていた歴史ある企業らしい。
同社は、もちろんスポーツにはあまり関係がないし、オリンピックのスポンサーですらない。
倉庫内ドローンがいよいよくる
「ドローンは、軍用の恐ろしいのを除けばかっこいいし、楽しいし、良いことだらけだ。」
この言葉がすべてを表している。人間が棚卸しても、空き箱と中身の入った箱を勘違いしたり、誰かが倉庫の奥に隠した問題を見つけるのは結構難しかったりするのに、大丈夫か、と思うかもしれない。
自分も全く同じことを思うが、かっこいいし、楽しいんだから仕方ないだろう。まあ、監視カメラを飛ばすとかはいいんじゃないかと思うな。
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