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【エルデンリング】強敵の攻略についてなんとなく考えたりしながら旅は続いている

■ 相変わらず狭間の地に行きっぱなし

ゲームをプレイする、録画する、編集する。そんなサイクルをしばらく続けている。先日、拙作の動画群が1万Viewに到達した。今も多少勢いが鈍りつつも、間もなく2万Viewに到達しようという勢いである。視て頂いた方々には感謝しかない。ときおり、暖かいコメントなどを頂戴しつつ、細々と運営を続けている。

以下、動画は場合によってはネタバレになります。


■ 強敵の攻略と動画で学べる事

ERの魅力の一つは、もちろん、手ごわいボスの攻略を楽しむ部分だ。

まずは、ワクワクしながら新たな敵に出会う。コイツはいったい何をしてくるのか。大ボスクラスになってくると、初見では意味も分からず瞬殺されることも少なくはない。というか、よくある。そこから、膨大な時間をかけたトライ&エラーが始まる。

攻略の基本は、仮説と検証である。ボスが提示してくる課題のひとつひとつに対して、回答案を用意していく。まずは、ダメージを受けないためにどうするか。ローリング回避する?はたまた盾でブロックする?それとも、距離で避ける?

距離を取って回避に徹すると、たいていの場合、なんとか戦場に踏みとどまる事はできる。しかし、それでは敵のヘルスバーを削ることは出来ない。じり貧だ。

攻略は次のフェーズに移る。被弾を避けたうえで、攻撃を加えられるタイミングはいつか。攻撃手段の選択。そして攻撃につなぐためには、敵の攻撃をどの方法でしのぐべきか。そうやって、組み立てを考えるのは攻略の面白い部分のひとつだ。

しかし、中にはそれどころではない敵もいる。こちらが引くと延々と追撃を加えてくるボス。聖杯瓶で回復を図ろうとすると、すかさず妨害してくるボス。観察どころではない状況に追い込んでくる者たち。どうにも煮詰まってしまう。そんな時、ときおり褪せ人を救ってくれることがあるのが、名もしらぬ誰かの戦いの記録。努力の結晶。費やした膨大な時の痕跡。つまり、攻略動画だ。

中には、ケースバイケースで対応を教えてくれるものもある。ただ背中で語るのみのスタイルのものもある。いずれにせよ、どうやっても光明が見えないとき、そこに重要なヒントが見出せることがある。シンプルに言えば、見落としや思い込みへの気づきだ。

攻撃が激しい敵だから距離を取らなければならない→間合いを詰めると案外対応しやすいモーションしかない。そうやって、褪せ人は新たな視点や着想を獲得し、自らの力としていくことが出来る。そしてだいたいこう思う。

しまった、単純な事だった。次こそは攻略動画を視ないで倒して見せよう。

次なる未知の敵との戦いにおいて、その経験は多少は活かされる。経験を積み重ねることで試行錯誤のパターンが増えていく。そうやって、なんの助けも借りずに強敵を打倒した時、自分の成長を感じることが出来るのだ。

【良ボスとの評判高めな、黒き剣マリケス戦】


■ 動画では直ちに学べない事

問題の解き方を習ってもすぐには身につかないように、攻略動画で学ぶことがすぐに結果に結びつくわけではない。攻略動画で解法を学ぶことは、人によっては「邪道」に属することかも知れない。しかし、実際にやってみるとわかるが、話はそう単純ではない。達人の戦いは、時としてとても簡単そうに見える。何もかも当たり前のように対応して見せる。にもかかわらず、自分がターゲットと対峙するとそうはならない。このナゾを解明することが、まだ攻略の面白さとして残っている。そして、言葉で語り切ることが難しいこの部分こそが、戦いにおいてとても重要なことだ。

敵の特定のモーションについて、どうかわせばいいかは知識として学ぶことが出来る。しかし、その攻撃がどういう流れから繰り出されるものなのか、その前後のつながりをぬきにしては、やはり100%対応しきることは難しい。直前に行った回避や攻撃の硬直時間、敵との位置関係や間合い、スタミナの残量。様々な要素が実戦には絡んでくる。動画で解説されているポイント以上に、ERの戦闘を構成する要素は多く、その組み合わせは膨大だ。

ボスによる出題とそれに対する回答は、ひとつひとつ取り出すと簡単に実行出来そうに見える。しかし、実際にはそれらは連続して提示されるため、プレイヤーは短い時間の中で次々と対応を迫られることになる。前後のつながり、というものが実戦にはある。

敵が次に選択するアクションは、こちらとの位置関係や間合いによって変わってくる。複数の択の中からランダムに選ばれるようなものもある。プレイヤーは、ひとつの攻撃に対処する際、次なる派生のパターンを予測し、何が来てもうまくさばけるような選択肢を選び取る必要がある。その、行動のつなぎ方のような部分は、複雑な要素が絡んでくるため、やはりケース・バイ・ケースで取り出して解説をするのがなかなか難しい。「流れ」や「テンポ」のようなものとして直感されるものだ。

経験的には、こういう「流れ」のようなものは、繰り返し練習する事によって徐々に研ぎ澄まされてくる部分だ。自分でも、以前と比べて何が変わったのか理解できないような小さな改善が、自然と行われる。これは不思議な感覚だ。ある時、突然敵の動きが「見える」ようになり、落ち着いた対応が出来るようになる。複数の可能性がある局面において、半ば反射的に正しい選択を行えるようになる。

反復練習により、運動を身に着けていくように、自然と「立ち回り」が洗練されていくのは興味深い。自分はいったい何をシグナルに、どういう判断をするようになったのか、ひとつひとつの細かい部分は自分でもよくわからない。ただ、その不思議を味わいたくなって、打倒は不可能と思われるような強敵に立ち向かうべく、またコントローラーを握ってしまうのである。

【最初の王ゴッドフレイ(戦士ホーラ・ルー)戦】


■ もう(一周目の)旅は終盤

物語のラストが近づくにつれて、立ちはだかる敵たちも強力になってきた。狭間の地の旅を経て力をつけてきた自キャラであっても、力押しでは対処しきれない。戦略を練るのか、個々のアクションの錬度を高めるのか。日々試行錯誤を続けながら強敵に立ち向かっている。紹介した動画は、その結果を記録した短い物語の断片である。

【血の君主モーグ戦(雑な戦い方)】

ご照覧あれい!


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