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多くは爆発を生き延びたものの、甲状腺がんを患っていた

ボランティア活動が「ストレスホルモン」減らす

雲の高さが風の強さを知る手がかりになる。雲が高く成長するほど風は強い。海風は日中、陸地の温度が上がるにつれて強くなる傾向がある。海風の前線がせり上がった地面にぶつかると、その影響はさらに大きくなる。大気はさらに不安定になり、積乱雲がそびえ、嵐を引き起こすことすらある。はるか内陸まで入り込んだ海風は、コリオリ効果によって右に曲がる(ヴィアする)(中略)海風にはその兄弟、すなわち陸風があり、いずれも同じ物理法則で動いている(中略)空気はつねに動いている。圧力の高いところから低いところに流れ、差をできるだけ小さくしようとするのだ(中略)空気の横方向の動きである風は、この均等化の力によって生まれる(中略)長距離になると、風は「コリオリの力」によってカーブする(中略)北半球では風が右に、南半球では左に曲がる(中略)暖かい空気は上昇して膨張し、気圧は下がる。冷たい空気は下降して収縮し、気圧が上がる(中略)空気が高圧部から低圧部へ流れようとして起きる風はコリオリの力により曲げられ、高気圧から吹き出す風は時計回り、低気圧に吹き込む風は反時計回りとなる(中略)地球をとりまく大規模な風は普段は西から東へと吹くことになる。つまり、さまざまな気象現象も西からやってくるのだ(中略)風が各層で同一方向に吹いていれば、好天は継続するだろう。大きく違っているなら、悪天候がやってくる可能性が高い(中略)巻雲の筆跡を知るためには、まずシンプルな形である「コンマ」から(中略)頭部と軌跡を合わせれば、空に浮かんだ薄い白のコンマに見えるだろう。つぶれ、ねじれ、逆向きになることすらある(中略)この雲の正式名は Cirrus uncinnus つまり「かぎ状」巻雲(中略)コンマは、上空でどちらのほうに風が吹いているか教えてくれる(中略)朝、高層の雲が西から東に動いているとするなら、夕方もそのトレンドが続くことが多い(中略)コンマ頭部の動く方向と降水条の向きが揃っていて、わずかにカーブしている程度なら、好天が続くサインだ。逆にコンマが急角度でゆがんでいるなら、頭部のほんのすこし下で風速と風向が大きく変わっているということになる。これはウインドシアと呼ばれ、悪天候が迫っていると教えてくれる。鋭く折れ曲がった巻雲は「馬尾雲」と呼ばれ、昔から天候悪化の前ぶれとされているのだ

風水は、地球の自転によるコリオリの力(慣性力の一種)からはじまっているものですから、物理的に根拠のあるものです。

コンマ

上空にジェット気流を発見できれば、低気圧とそれに伴う悪天候がやってくる手がかりになる。もっとも早期に見ることができる、天気悪化の予兆である。ジェット気流は上空はるか高くで吹いており、あらゆる風と同じく目に見えないが、雲の形で手がかりを残す。独自の巻雲を作るのだ(中略)巻雲のコンマは風速と風向きのローカルな変化を伝えてくる。しかしジェット気流が上空にやってくると、巻雲のタイプが大きく変わり、とても長い図形が空に出現する(中略)全天をまたいで大きく横たわる長い線のような雲があれば、それはジェット気流が作る巻雲だ(中略)1本の太い雲の場合もあるが、数本のことも、細い雲が何十本も横たわる場合もある。二次的なパターンがどのようなものであっても、主な特徴として空に横たわる長い線である。雲は頭からできていくので、コンマの形が大きく引き伸ばされて空いっぱいに広がることもある(中略)ジェット気流のロープは空の半分以上を覆うのが普通だ(中略)雲だけを見ていると、その速さを推測することは難しい(中略)巻雲はほぼ透明なので、雲の手前だけではなく後にも参照物を探すことができる。月や星は使えるが、太陽は明るすぎだろう(中略)雲の中の、特定場所にフォーカスすることがとても大事だ。雲の大きな塊ぜんたいの動きを見るのではなく、その中の一カ所の形を追いかける。正確な推測を行うためには、それが唯一の方法だ(中略)空に横たわるロープは、何を意味するのだろうか?それは、ジェット気流がほぼ頭上を通っているという証だ。これから12時間で風は強くなり、低気圧や前線がそれに続いてやってくる(中略)雲が下がってきたなら、湿度は上昇しており、霧が出る確率も上がっている(中略)巻層雲は、つねに透けて見える。太陽や月、時には星すらもそれを通して見えるだろう(中略)構成要素はすべて氷の結晶(中略)対流圏の上層部に水分があるサイン(中略)他の手がかりと組み合わせれば、悪天候がやってくる前兆として捉えることができる

キャッスル・ブラボーの実験(中略)ロンゲラップ環礁は放射性降下物に襲われた(中略)住民は数日後にようやく避難(中略)多くは爆発を生き延びたものの、甲状腺がんを患っていた(中略)ロンゲラップ環礁には、マーシャル諸島で唯一の航海術を教える学校があった(※放射能の影響で現在は消滅)(中略)「背骨」を意味する〈ディレプ〉(中略)〈ディレプ〉は航法士の最高峰の技(中略)頼りになるのは、水平線上で東西の方向を告げる日の出と日没や、夜空に現れる金星、火星、木星、土星だ(中略)渦を巻くような風の流れをつくることがある。だから、風向きを知るいちばんの方法は、上を向いて雲を見ること(中略)ピアイルックの持つ知識体系は、ハワイではすでに消滅したものだった。だが若者たちのグループが熱心にそれを復活させようとしていた(中略)ベン・フィニー、アーティストで歴史家のハーブ・カネ、ハワイのサーファーでカヌー乗りのトミー・ホームズの3人は、カヌーを建造し、伝統的な航海術を使ってハワイからタヒチまで行こうと決意した。南太平洋諸島の人々がかつて、そうした技術を使ってオセアニア全域で航海していたことを証明するためだ(中略)建造されたカヌーの進水にあたり、ピウス・マウ・ピアイルックという名の男性がミクロネシアからハワイに呼び寄せられた。※引用者加筆.

(※ミクロネシア住民のワリエング流の航法師)ピアイルックの弟子の一人で伝統航法を専門とするハワイ生まれの人類学者エリザベス・カプワイラ二・リンジーは、ナショナル・ジオグラフィック協会の探検家兼フェローとなった。リンジーのミッションは、消滅しつつある民族独自の伝統の保存だ(中略)ピアイルックは、数多くの師匠のもとで何年も修行を積んだ。ピアイルックの祖父は、わずか5歳のピアイルックを将来の航法師候補と定め、航海術を教えはじめた。そのときから、ピアイルックは年長の男たちにまじって漁に出るカヌーの準備を手伝い、一緒に海に出て、夜遅くまで男たちの航海の話(航海術のヒントが含まれている)に耳を傾けた。ピアイルックは全部で六人の師匠のもとで航海術を学んだ(中略)私が話を聞いたとき、リンジーは東南アジアの海洋民族モーケン族に会いに行く準備をしているところだった。二〇〇四年のスマトラ島沖地震で津波がモーケン族の住むインド洋の島々を襲ったとき、モーケン族は直前に 「鳥が啼くのをやめ、イルカが沖へ出ていくのに気づいて、全員が船に乗り、津波の高さが最小ですむ沖へ出たのです。モーケン族からは一人として犠牲者が出ませんでした」と、リンジーが語ってくれた。はるか昔に鳥の声に耳を傾けたりイルカの動きを観察することを忘れ、それらの行動の意味を読めなくなっていた他の部族は、全滅した(中略)生体学的知識は、伝承の形を失えば、わずか一世代で集団の記憶から消えてしまうおそれがある。※引用者加筆.

(モーケン族の子どもたち)の目は、ヨーロッパの子どもたちより二倍も良く見える。水の屈折率と人の角膜の屈折率はほぼ同じなので、水中では角膜の屈折力が失われ、物をはっきり見ることができない。しかしモーケン族の子どもたちはアザラシやイルカのような適応を発達させ、人間としての限界まで瞳孔を小さくできるので、焦点深度が深くなり、ピントが合いやすい[カメラの絞りを小さくするとピントが合いやすくなるのと同じ原理]。さらに彼らは、目のレンズである水晶体の厚さを変えることができる。これは文化への生物学的適応であって、遺伝子の変化によるものではない(中略)科学者たちがスウェーデンの子どもを対象として、水に潜ってカードの絵柄を識別させる訓練を試みたところ、彼らも一一回の訓練でモーケン族の子どもたちと同等の水中視力を獲得した(中略)プレアデス星団(和名「すばる」)のように、世界各地で文化的に重要な意味を持つようになった星座もある。プレアデス星団がそうなったのは、五つから七つの明るく輝く星が集まっているので見つけやすく、加えて、毎年同じ時期に明け方の東天の地平線に姿を現すからだ。この星団にちなんで、七は幸運の数字になった(中略)プレアデス星団が種をまく季節に現れることから、それを「シードスター(種の星)」と呼ぶ(中略)古代ギリシア人にとっては、地中海を安全に航海できる時期の始まりを知らせる星座だった(中略)ポリネシア人は航海中に方位を知るために、約二二〇の星の動きを追う脅威的な「スター・コンパス(星の羅針盤)」を頭の中に進化させた。

X(ツイッター)を再開したので、次の原発事故時にも何らかの情報を提供しようと思う。まともな情報はすぐに凍結されてしまうので、鍵をかけてからツイートするつもりです。フォローしていた方は災害時の情報を見られると思います。前回の福島原発事故では、最初のプルームが到達する前日に、拡散シミュレーション用のアドレスを提供した。

関連リンク↓

https://note.com/wandering_1234/n/n9713081ea540


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