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競馬歴半年、日本ダービー2024総括


5月26日、メイショウタバルが出走取り消しにより17頭での出走となった第91回日本ダービー。
皐月賞を制し無敗の2冠へ期待が寄せられた1番人気15番ジャスティンミラノ、07年のウォッカ以来の牝馬Vへ注目の2番人気2番レガレイラなど17頭がゲート付近に集結、続々と出走馬がゲートイン、最後に18番エコロヴァルツがゲートインしたところでレースがスタートした。
スタート直後、メイショウタバル出走取り消しにより逃げ馬不在の中なハナを奪ったのは大外18番エコロヴァルツ、2番手には好スタートで最内を確保した5番ダノンデサイル、その後ろに11番シュガークン、15番ジャスティンミラノ、14番コンバデカーブース、16番シックスペンスなどが先行した。2番レガレイラ、皐月賞2着6番コスモキュランダ、8番アーバンシックなどの注目馬はやや後方、最後方には1番サンライズアースが位置取る隊列になった。
第一コーナーを駆け抜け向正面、隊列はそのまま1000m1分2秒2のスローペースで進行、それを察してか向正面中程、中団の6番コスモキュランダ、最後方1番サンライズアース池添騎手が最後方から捲り上げる。それに釣られて他の馬も徐々にペースを上げていく、残り1000mを過ぎて馬群はやや縦長になり第4コーナー、先頭は18番エコロヴァルツ、11番シュガークン、1番サンライズアースの横並び、その後ろに6番コスモキュランダ、15番ジャスティンミラノ、最内に5番ダノンデサイルが控え、少し離れて後続集団が追走。そして最終直線、400mで、シュガークンとエコロヴァルツが先頭、300m付近で、先頭はシュガークンとエコロヴァルツ、ジャスティンミラノが追い込んできて、最内からはダノンデサイルが並びかけてきた、残り200m、シュガークンとエコロヴァルツを交わし先頭ダノンデサイル、ジャスティンミラノもシュガークン、エコロヴァルツに並ぶ、そして後方からはシンエンペラー、サンライズアースが追い込んでくる。そして残り100mダノンデサイルがさらに伸びて3.4馬身リード、2番手はジャスティンミラノ、その後からシンエンペラーが猛追し、さらにその後ろはサンライズアース、レガレイラなどが迫ってくる。
そしてゴールイン、結果はダノンデサイル1着、2着ジャスティンミラノ3着シンエンペラーとなった。

今回のレースを振り返るとスタートから1000mまではスローペースで進んだ。それを察して1番サンライズアースが最後方からのロングスパート、それにより他の馬もペースを上げ残り1400mからはラップタイムが11秒台とハイペース展開になった。それにより後方がゴタつき、前6頭と離れ、最終直線前では前6頭が有利となった。その中で勝利の決め手となったのが、スタートから一貫して最内前目を走行してきたダノンデサイルだ、最短距離走行し、脚を充分残し、エコロヴァルツの内に空いたスペースを駆け抜け、1着。外枠を進行してきたジャスティンミラノも展開が向いたが距離ロスもあってか最後200mから伸びず2着となった。
内前有利と言われる東京Cコース、結果として内前を進行してきたダノンデサイルが勝利した。ジャスティンミラノにも展開が向いたが、それ以上にダノンデサイルに展開が向いた。1000mからは予想できない展開になりゴタついていた中、勝機を伺いスタートから一貫して内前を走っていたダノンデサイルに運が向いた。
日本ダービーは最も運が良い馬が勝つ、本当にその通りになった第91回日本ダービーだった。

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