子犬の甘噛の原因って? あの説は本当?

はじめに

相当、久しぶりの更新です。

といっても、最下層のnoteですので誰も待っているわけではない事でしょう(笑)
今回は、記録がわりの記事です。
検索をかけると、いまから記事にすることは2023年3月18日時点で全くないようなので…

注意点として、このような解釈は、時としてとても危険なものになりますので、仮説のようなものになっていくと思います。
まずは可能性の1つとして読んでいただければ(^^)

歯の生え変わりの時が痒い

子犬の甘噛っていったい原因はなんでしょう。
遊びたい時に多い行動ではありますが
トレーナーさん等のパピー教室で説明があると思います。

そうです。

「歯の抜け替わりが痒いから、甘噛をたくさんします」

うんうん、そうですね。
今も、可能性の1つとして、飼い主さんに伝えさせていただいてます。
私もこの仕事をする前はプロが言うことですし、そう思っていました。

痒い行動って

でも、この「痒い説」…
犬の勉強をしてから、かなり違和感を持つように…

犬って、痒くなると前足や後ろ足でポリポリ掻いたり、床等に擦りつけたりするんじゃないのかな?
本当に痒いで、終わらしていいの?
少なくとも甘噛と並行して、このような行動も増えるのでは…
あるとすれば、痒いよりも不快感だったり、痛みだったりではないか…

と。
かなり言われていることですが実は、「これだよ、これ!」といった出典らしい出典もみかけた事ありません。

ただ、何が原因なのかわからないというのが正直な気持ち。

敏感期

そこで、突然ですが以前に少し記事にしたモンテッソーリ教育(誰も以前に記事にしたことは、知らないでしょう(笑))が出てきます。

モンテッソーリ教育は、藤井聡太棋士や、ビルゲイツ、ジェフベゾス、オバマ元大統領…もっとたくさんの著名人が受けていたとされる幼少時の教育。
数冊ほど本を読ませていただきましたが、その中には必ずと行っていいほど

「敏感期」

という言葉が出てきます。

数年前に叱る事が必要のない子供の育て方を調べている時に出会うことが出来ました(犬との付き合い方の調べ中です^^; )。

・「モンテッソーリ教育」で子どもの本当の力を引き出す! 藤崎 達宏
・子どもの才能を伸ばす最高の方法モンテッソーリ・メソッド「自律した子」の育て方すべて 堀田はるな 、 堀田和子
・お母さんの「敏感期」 モンテッソーリ教育はを育てる、親を育てる 相良 敦子

から出典、参考、引用させていただいてます。

この「敏感期」をみつけたのは、生物学博士であるユーゴー・ド・フリースという方。
全然詳しくないのですが「突然変異説」を唱えた方のようです。

「敏感期」は人以外の生物で研究されたようなのですが、何故か伴侶動物にはあまり適用されず、このモンテッソーリ教育に特化してしまっているように感じられます。
もったいない!

そして敏感期にはこのような説明があります。

蝶の幼虫は、卵から誕生してすぐ、木の枝の先まで移動して柔らかい葉にありつくことが出来ます。
(略)生まれたばかりの幼虫には光に対する特別な感受性があるからだと言われています。
しかし、固い葉を食べるまでに成長する頃には、その感受性は自然に失われていきます。

まさにこの特別な感受性の時期が、「敏感期」といわれています。
「敏感期」に関する一般書籍などはちょっとわからないので、このようにモンテッソーリ教育の本の説明になっていきます。

人間ですと、赤ちゃんから6歳くらいまでは、敏感期が集中しているといわれています。
検索で「敏感期」と調べれば、出てきますのでそちらを詳しく読むと良いでしょう。
できれば、匿名ライターが書いたものではない方の記事を読んで下さい。

代表的なもので、小さい子がティッシュボックスのティッシュをたくさん取り出してしまい「イタズラ」としてしまう事が多くあると思います。
それを運動の敏感期、特に手指の発達の時期とみているようです。
手指の形成、神経、脳の発達といったところでしょうか。
絶対に子どものイタズラとして見てはいけません。
この時期には、手指を使うおもちゃを与えて、発達の手助けをしていくのです。

犬の敏感期

さて、犬に当てはめてみます。

犬は、口を使う動物。
狩りならば、仕留めるほどの力がないといけませんし、たとえ小型犬でも、小型の動物を仕留める力があるのではないでしょうか。
その口、顎周りの形成、脳、神経の発達の時期になるのでは…と思います。
この時期には、噛める一緒に遊べるおもちゃでもいいですし、1人用のおもちゃが好きでしたら、それでもいいですが、1人用ばかりではなく、なるべくコミュニケーションを取った遊びを多めにしてほしいですね。
1人用の場合コングや、ビジーバディツイストに代表されるおもちゃを与えることに繋がってきます。
ここは、犬によって変わってきます。

そして、それがいつまでも続くのかというと、ある時期が来ると減っていくということも、この敏感期に当てはまるのではないでしょうか。
減る時期は、その子それぞれ。
すぐに減る事もあれば、1歳以上かかる場合もあります。
このままだと、噛み犬になっちゃうよ! というおどし文句には充分注意して下さい。

たまたま歯が抜ける時期と重なる部分があるので、歯が痒い…に落ち着いてしまったような印象があります。
実際、歯が生え変わっても甘噛が終わる時期は、みんな違ってきます。

ただし、、、無理やり甘噛をなくそうとしない事。
そして、普段から遊びや散歩等の満たす生活をする事。
これ、とても大事です。
残念なお知らせとしては、ペットショップや生後8週齢以前に、兄弟からひきはなされてしまっている場合、その中でもそんなに多くないとは思いますが一部例外になる可能性があります。

おうちに来て、大人しかったのがだんだん手を噛む甘噛がものすごく増えてしまった…
こんな例があると思います。
この場合は最初は甘噛がかわいくて、手で遊んでいたのだけど、楽しい事とわかったら、だんだん甘噛が激しくなっていったと考えられます。
基本的に、楽しかった行動は増えていきやすくなります。
いくら激しく甘噛をしても遊びの延長ですから、本気噛みとは別なので、ご注意を。

無理やり行動を変えようとして、罰を与えたりすると、それこそ本気噛みや、いやな唸り方をするようになる事もありますよ。

ですが、これに関しても罰を与えず満たす生活を提供し適切に対応していれば甘噛は少しづつ減っていきます。
適切な対応に関しては、自己流でやらず叩いたり言葉で叱責せず罰を与えないトレーナーさんにご相談を。

そして、甘噛を"治す"という内容には十分ご注意下さい。
いずれにしても甘噛は病気ではありませんので、治療ではありません。
治すというのは、獣医さんの仕事になってきます。

子犬の走り回り

もうひとつ、子犬の走り回りも、この足まわりの発達のための敏感期だと考えられます。
ですので、自然と普段から満たしていくことは必要ですが、いつまでも走り回ることは減っていくのでしょう。
満たしていく生活が出来ずストレスで走り回る事はありますが、シニア犬になってまで走り回ってる子はいないと思います。

噛んでいくことや走り回ること。
それは、犬が生き抜いていくにはとても大切なこと。
1万年以上生き抜いてきた遺伝子が受け継いできたものです。
どうか、それを否定せず肯定しながら付き合って言っていただくと非常に嬉しいです。
人間が一方的に思う「問題犬」には、しないようお願いしたいです。
それを治そうと思うのが、犬からすれば「問題人」でしょう。

最後に

といっても、まだ誰も言ってないことですし、雑談程度の事と捉えていただくと嬉しいです!
ひょっとしたら、トンデモ説になるかも知れませんし(笑)
100年後、評価されることを祈ります。

でも、敏感期は採用していなくても、子犬の甘噛は顎固めや歯の神経が脳を刺激して発達を促すと本にしている方もいます!
その著者の方に出典元など問い合わせてますが、答えはかえってくるかなぁ…
失礼なことしてしまったかも(汗)

これから、誰かが研究してくれるといいなぁ…と少し他力本願になってみます(汗)

ちなみに、このモンテッソーリ教育は、犬の育て方、付き合い方と共通する事がたくさんあります。
出来ないことを怒ったりするのではなく、援助設定をしていくことなどは、特に参考にするべきと思います。
もちろん、人と犬では違うところはありますが、人道的な事を目指すトレーナーさん、飼い主さんにオススメしたいです(^^)

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