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妊活のために捨てたキャリア


妊活のために仕事を辞めた人ってどのくらいいるのだろう?

私はその中の一人です。



私は一昨年まで教員をやっていました。

通勤に一時間かかり、毎日早くて19時に帰宅。帰り道は真っ暗。

雪深い地域なので、冬は通勤に1時間半かかっていました。


そんな働き方をしていると疲れは溜まる一方で、多忙な業務でストレス大。



人事の希望を出しても、3月にならないと異動できるか分からない。



来年度には妊活を始めようと思っていた私たちには、悪すぎる環境でした。





半年間、夫と何度も話し合って、教員を退職することに決めました。






今は、小学校の学習支援員を務めています。

時間は8:00〜15:00までの時短勤務です。



給料は半分以下に減ってしまったけど、ストレスが少なく、自由がきく時間が増えたことは大きなメリットでした。




働き方を変えたことで、今までは諦めていたこともたくさんできるようになりました。





ひとつは、歯の矯正治療です。



小さい頃からコンプレックスに感じてきた咬み合わせの悪い歯。

今まで必死に残業していた平日の夕方に、予約を取れるようになりました。

抜歯したり器具つけたり、その度に痛くて、あれって慣れるしかないんですよね。


治療期間は3年。


長い辛抱ですがきれいな歯のために頑張ります!






2つ目は、趣味の時間です。



私は長年書道を習っています。


趣味と仕事の両立というのは難しいもので、続けたいのに、仕事で疲れてそれどころじゃない。休むのに精一杯。

1枚も書いていないのに月謝を払わなければならない。そんな期間が半年くらい続きました。




好きなこともできない、そんなの働く意味がない!

プライベートを犠牲にしてまで働きたくない!




その気持ちが退職の大きな後押しになりました。



今は書道教室に定期的に顔を出し、月の手本や展覧会に前向きに臨んでいます。







他には、サークル活動も頑張っています。



私は好奇心旺盛で勉強が好きです。

今まで培ったことは忘れたくない。自身の見解を広げたい、スキルアップしたい。


その思いで、部活で経験していた合唱と、大学のサークルで勉強した手話を学び始めることにしました。




月に1回合唱のサークルに行き、週に1回手話サークルに行っています。

仕事以外のつながりが増え、今プライベートがとても充実しています。








睡眠も改善しました



退職して、私には7〜8時間の睡眠時間が必要だと分かったのです。


死ぬ気で働いていたときは、子どもに「生活リズムを整えましょう。」と言っておきながら、自分は全くてきておらず。

いつ寝たのか分からないくらい疲れて、電気をつけたまま眠ってしまうこともありました。



睡眠時間を十分に取れたことで、体も脳も心もしっかりと休めるようになり、生活のパフォーマンスが向上しました。






そうは言っても、

一番のメリットは、妊活と向き合うことがてきるようになったことです。


やみくもに働いていた一時期。

結婚して子どももすぐ授かりたかった。

でもストレスが多い。そんな環境で妊活する気力もなければ、育てる自信も余裕もなかった。




でも今は、いつでも👶来ていいよ!!!って思っています。

元気な体と心の余裕があるからです。




自分に余裕があると、パートナーとの意思疎通もスムーズになりますよね。



夫と定期的に話し合い、妊活に前向きに取り組んでいます。





私は仕事よりもプライベートが大切です。

キャリアを捨てることへの迷いは大きかったけど、妊活(自分の夢は母になること)のために働き方を変えることには抵抗はありませんでした。



必要な工夫だったと思います。



でも、

妊活を理由に仕事を捨てなければならない、犠牲にしなければならないなんてダメだと思います。




キャリアアップしたい人にとっては非常に辛い判断を迫られるかもしれません。




本来なら、妊活がしやすい環境を社会が作らなければならない。



妊活頑張ってるので休みます!

っては言えませんが、せめて上司だけでも理解して、仕事を調整してくれたり、味方になって応援してくれる。

そんなあったかい職場が増えるといいのにね。


と、夫と話していました。






さて、さて、来年の仕事はどうなるのでしょう。

今年度には授かって産休育休の見通しをもちたかったのですが、どうも順調にはいかなそうです。




いつ妊娠してもおかしくない私を、来年度雇ってくれるのでしょうか。

優しい社会であってくれるでしょうか。




どんな現実でも受け入れて、そのときのベストな判断をしながら生きていきたいです。


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