職業訓練校で講演をしたらめちゃくちゃ○○された話
昨日のこと。現在ウェブディレクターで上級ウェブ解析士の私が転職前に通っていたウェブ制作の職業訓練校へ3時間ほど講演に行ってきたという話です。
そもそも職業訓練校って何?というかたはあんまりいないのかなと思うのですが、要はあれですね、会社辞めた、転職しよう、ハローワークだ、でもスキル少ない、お金あんまりないけど学びたい、というかた向けにかなり安く技術スキルを身につけさせてくれるスクールのようなところです。
絶望の「蝕」の時代を乗り越えた私だからこそ話せる
私はもともと前職で接客インストラクターという世にも稀有な職種から新卒という社会人をスタートさせてしまったため、転職しようにも全然別業界や別業種に行くことができずにいました。そして給料高いじゃんと思って飛び込んだ営業職で会社と合わず1ヶ月で辞めてしまいました。
今でこそ「もっと違う設定でもっと違う関係で出会える世界線選べたらよかった」と思えるような素敵な諸先輩がたでしたが、あの時はマジで理解できませんでした。そして逃げるように辞めました。そこからニート生活となった私の毎日は地獄のどん底でした。
ほんと、毎日カーテンも開けず、トイレ行くくらいでひたすら部屋でこの先をどうするか悩んだり、漫画アプリで闇金ウシジマくんを読んで「こういう風になったら終わりだ・・・」と思ったり、ベルセルクを読んで「頼れるものなんてないんだ。でもそれが人生なんだ・・・」と思ったり、カイジを読んで「世の中金だ・・・」と思ったりする日々でした。
↑伝説の鬱漫画「ベルセルク」の蝕(しょく)のシーン。1ヶ月で仕事辞めちまったときの私はまさに人生の「蝕」の時代でした。
そんな折ハローワークでたまたま見つけたウェブ制作の訓練校の案内を見つけ、見学に行ってみたら先生がめっちゃ厳しそうなかたで、でも厳しい人ほど実はアツい人なんだということを闇金ウシジマくんの主人公丑嶋馨を通じて知っていたので、思い切ってその教室で授業を受けることを決意しました。
今でもあの厳しさがあったから6ヶ月という短い時間でしたがウェブページ作成もできるようになったし、動画編集もできるようになったし、もっと自分を追い込もうと思ってウェブマーケティングの資格も取ることができたんだなと思います。
そんなこんなで訓練校に通っているときの楽しさとその10倍のツラさがわかるので、訓練校の講和では生徒の方に対してかなり丁寧に業界のこと、業種のことをお話しています。実は今回で5回〜6回目くらいだったのですが、毎回アンケートでは「こんなに赤裸々に話している人は初めてでした」とか「卒業生が業界でどういう風に働いているのかがわかりました」など、概ねみなさん『とても満足した』に丸をつけてくださいます。
たしかに残業時間とか実業務とかまでは聞くことあるかもしれないけれど、年収とか契約社員から正社員への戦略的なルートを語る人って多分私だけですよね。私もそう思います。
↑講和のスライドはパワポでもキーノートでもなく、行く前に数時間くらいでやっつけで作ったウェブページで話すという斬新な試みをしています。
楽しいことがなきゃバカみたいじゃん
昨日お邪魔したクラスはウェブサイト制作とAIのコースで、プログラミングなども勉強されていました。私が通っていたときにはまだプログラミングはこれからくるかもよくらいの温度感だったので、先生に教えてもらえるってのはとても羨ましいです。実際今マーケティングの業務についていますが、既存のツールを使って分析・解析できる領域って限られているんですよね。
「Googleアナリティクス?もちろんできます。さらに私は○○の分析が特に得意です!」とか「御社には特に○○の解析分野でお力になれます!」というような差別化が図れる強みがあるというのはコンペでも競合に圧倒的に勝てるよなあと思います。なのでプログラミング(思考)は本当に学んでおいて損ないな〜と思いました。今SFAやCRMを現場でやっていますが、細かく自分で設計できたらいいなと思いますもんね。そう思うと本当に本当にウェブ業界ってやつは勉強に終わりがないです。
そして、勉強=学びという意味では、ほかのあらゆる「制作」に学びがあります。音楽、映画、アニメ、漫画、クリエイティブ、、、なんだって常にアツいストーリー、情熱には学ぶことがあります。中学生のときにBUMP OF CHICKENにハマり「情熱は約束を守る」を信条にしてきた私にとっては、そして高校生のときに銀杏BOYZ峯田経由でボブディランにハマり「やらなきゃならないことをやるだけさ、だからうまくいくんだよ」を信条にしてきた私にとっては、そして大学生のときにでんぱ組inc.にハマり「楽しいことがなきゃバカみたいじゃん」を信条にしてきた私にとっては、やりたいこと=クリエイティブ=情熱=学びなんだなって思っています。
そんな思いを訓練校で話をしたら、当時厳しかった先生がある日帰りに「今後もずっと講演に来てね〜」と言ってくれました。また、卒業生が話すとリアルさが伝わるし、最近の子はいろんなことを吸収して学んで活かすということが苦手みたいだからそういう話をしてくれるのは感謝しているんだ。とも言っていました。有難い限りです。いやーこんな内容でよければ今後も毎回話そうと思いますよ。(上記でんぱ組inc.の歌詞の引用はガチで毎回講演時の二つの意味でキモい部分としてお伝えをしています。ちなみに一度も私の推しであるえいたその話ができたことはありません)
↑この曲です。ちなみに一番私がアイドルソングで好きな曲は私立恵比寿中学の「頑張ってる途中」です。永遠の応援歌だと思っています。それについてはいつかまた。
そんなわけで職業訓練校で講演をしたらめちゃくちゃ感謝された話でした。お読みいただきありがとうございました。よろしければ「いいね」の右下ハートマークを押してください。1いいねにつき次回のページ更新意欲が1上昇します。ありがとうございました。