セミナーレポ 「未経験者・初心者向け|WebディレクターLT(ライトニングトーク)会 -1人10分!今こそ伝えたい!現役5名のディレクターのディレクションの話-」
こんにちは。ワンゴジュウゴ セミナー運営委員会の赤松です。
2020/7/22(水)に実施したセミナー 「未経験者・初心者向け|WebディレクターLT(ライトニングトーク)会 -1人10分!今こそ伝えたい!現役5名のディレクターのディレクションの話-」をレポートいたします。
弊社所属の現役Webディレクター5名が、自身の経験をもとに「Webディレクション」を紹介したオンラインLT会です。
未経験者・初心者向けの内容でありながら、参加者様も現役でバリバリ活動中のWebディレクターがいらっしゃるなど、予定定員オーバーの賑やかな会となりました!
本セミナーのスライドデータ・アーカイブ動画をご覧になりたいかたは、下記の弊社サイトにて請求方法をご紹介しております。ぜひご覧ください。
WebディレクターLT会紹介ページ Wan Work Web(ワンワークウェブ)
https://wanworkweb.jp/news_9.html
イベント概要
「未経験者・初心者向け|WebディレクターLT(ライトニングトーク)会 -1人10分!今こそ伝えたい!現役5名のディレクターのディレクションの話-」
日 程:2020/7/22(水) 19:00-20:30
参加料:無料
会 場:オンライン開催
LT1 「 “良いWEBディレクター“の定義とは? WEBディレクターに本当な必要な能力は何かを考える」 システム部Webディレクター 竹島類
元旅行会社マーケティング部、コピーライターの経歴を持つ竹島さん。"良いWebディレクター"とはどういった人物なのか?をテーマに、Webディレクターに欠かせないスキルについて、お話しいただきました。
"良いWebディレクター"とは?この定義は漠然としています。
理由は様々ですが、主に3つに集約されます。
1. 働く企業により、求められるスキルが異なる
2. 担当する領域によっても、求められるスキルは異なる
3. 誰からの目線で定義するかによって、それぞれ異なる
具体的なスキルは、マイナビクリエイターの「決定版!Webディレクターに必要な22のスキル」に紹介があります。
「決定版!Webディレクターに必要な22のスキル」(マイナビクリエイター編集部)
これらを網羅的にフォローできるのが。"良いWebディレクター"なのかもしれません。
ですが、これらを兼ね備えた人は、もはや超人でしょう。
「オールマイティにやれる必要はない」と、竹島さんは言います。
なぜなら、企業・現場・領域により、より求められるスキルは異なるからです。
「自分がどんなポジションで活躍したいのか?それをきちんと早くしたうえで、そのスキルを伸ばす事が大切」とのこと。
ただし、どんなポジションであっても、チームプレイを円滑にする「コミュニケーション能力」が一番重要だと、LTを締めくくりました。
LT2 「PDCAの回し方~採用サイト編」 デジタルコミュニケーション部Webディレクター 矢作礼奈
採用サイトにてWebディレクションを担当している矢作さん。ご自身の経歴から、採用サイトの昔と今、サイト運用でPDCAを回し続けることについて、お話しいただきました。
Webディレクターになるにはどうすればよいのか?現在、Webディレクター職の方それぞれに、経緯は様々です。
矢作さんの経歴はWeb制作会社のアルバイトから始まり、求人サイトからワンゴジュウゴに入社、Webディレクター経験を積まれました。
現在、大手就職採用サイトを運営している矢作さん。着任した2015年頃のWebでは、中小企業の採用に関しては情報が得づらい状況がありました。
ここに、これまでにない検索方法を備えた有名求人サイトの参入や、検索に向いたデータのしくみが普及がありました。
このような変化で、こんにちの採用サイトの重点項目は「どこよりも早く、正確で、詳細な求人情報を提供する」ことへとシフトしました。
これを実現するために、3つの行動を行っていることが、運営の中で分かったと矢作さんは言います。
1. 採用サイトの目的を明確にし、シンプルに作る
2. 集客数・応募数を増やすためにリリース後もPDCAを回してSEO対策をしている
3. テンプレートを開発し、様々な企業に使ってもらい、PDCAを回している
Webディレクター職15年で見出したこと、SEOの施策のノウハウが詰まった業務の中で、日々、PDCAを回し続けていること。
自分の中に蓄積してきた仕事のやり方を、プライベートでも援用するなどで、仕事に通じた自分のスタイルを確立されていらっしゃいました。
上記の3行動は、求人サイトだけでなく、他のサイトやWeb以外の業務でも応用の利く行動だと思いました!
LT3 「気持ちよく働くための第一歩~信頼されるディレクターになろう!」 デジタルコミュニケーション部Webディレクター トモッティー
旅行会社にてWebディレクションを担当しているトモッティーさん。チームの面々、そしてクライアント様も気持ちよく働ける現場となるべく、日々努めていらっしゃることを、お話しいただきました。
「"信頼されるWebディレクター"になろう!」、そもそも、Webディレクターとは?
Webディレクターの役割は、「社内外の調整役」とトモッティーさんは定義付けます。
仕事をするのは人、何をするにも「ひと」次第。どんな仕事も人間関係ありき、とのこと。
"信頼されるWebディレクター"とは、いわば「心地よい人間関係で、気持ちよく働く現場にしているひと」です。
これを実現するべく、調整力を1ランクアップさせる行動を、社内編・社外編に分け、それぞれ5カ条でお伝えいただきました。
(こちらの詳細はスライドをご覧ください)
Webディレクターは、気を遣うことばかりのようにですが、「安心してください」とトモッティーさん。
「仕事での心地よい人間関係」は、同時に「自分が働きやすい環境」でもあります。
社内外での人間関係に、「信頼」の絆ができれば、周りの人だけでなく、自分も働きやすい現場になると教えてくれます。
また、こうした行動は、「仕事をちゃんと回せる人」の要件でもあります。
社内外のためにしていることが、自然と、働く自分の実力にもなっているということなんですね。
LT4 「10分でわかるUX入門!!」 デジタルコミュニケーション部Webディレクター 佃幸樹
キャンペーンサイトや特設サイトのWebディレクションを担当している佃さん。UXデザインとは?UXデザインを向上するには、チームはどうあるべきかを、お話しいただきました。
UXデザイナーは、専任担当者が置かれることもあれば、Webディレクターが兼任することもあります。
プロジェクトによって、どのような目的で設計を行うかも様々です。
しかし共通しているところは、「ユーザーにより良い体験」「ユーザーにリピートしてもらう」ところ。
目指すところは、「ファンになってもらえるコンテンツ」「友だちに薦められるようなコンテンツ」だと佃さんは言います。
社内外との折衝を行うWebデザイナーならば、ユーザーのストレスを減らして体験価値を高めるとともに、クライアントのストレスも減らしたいところ。
ここでは、クライアントと制作者間での認識合わせが重要になってきます。
UXデザイナーが指針を示し、チーム全体で実現するには、全員が同じ方向を向いていなければ難しいからです。
また、「ユーザーの体験価値を高めること」を広く捉えれば、プロジェクトチーム内でのメンバーが働きやすくなることも、体験の価値が高まると言えます。
働きやすくするには、チームで仕事をする上で発生するストレスを改善していくことが、ミッションとなります。
チーム内業務での代表的なストレスに、伝達系・共有系の2つがあります。
これらのストレス対策の解説については、ぜひスライドをご覧ください。
UXデザインとは、ユーザー目線でものを考えること。
チーム内のUX向上では、受け手目線でものを作ること。
常に自分の立ち位置以外の目線を想定しながら、行動することが大切ということですね。
LT5 「"いつのまにかディレクター"になってた人の話」 仙台支社Webディレクター にゃーんD(仮名)
CADオペレーター、電子マニュアル制作などを経験し、いつのまにかWebディレクターとなっていたという にゃーんDさん。その試行錯誤の日々や、ご自身で導き出した解決方法について、お話しいただきました。
現在、Webディレクターとして働くにゃーんDさんですが、キャリアのスタートはWeb関係ではなかったそうです。
いくつかの業務を経験し、ポータルサイトの運営を担当するところから、Webに関わるようになります。
その中で、ご自身が転機となったのは、Webではなく、「電子マニュアル制作」の仕事だったそうです。
マニュアル制作を通じて、「1~10までものづくりをしたい」という思いが、制作全体を見渡すポジションへと繋がりました。
表題の通り、「いつのまにか」Webディレクターになっていたカギは、この「やってみたい」という思いからだったそうです。
Webディレクターには、LT1でも語られた通り、求められる知識が多種多様です。
幅広く必要な知識を、にゃーんDさんはどう補ったのか。
実際に「自分でやってみる」ことで、引き出しを増やしていったそうです。
本日のLTでも再三語られてきた、重要なスキル、"コミュニケーション力"については、どう解決されたのでしょうか。
にゃーんDさんは「できることに置き換えた」のだそう。
苦手意識があるものも、「方法を変えれば出来ることもある」にゃーんDさんは言います。
また、Webディレクター業務の肝ともいえる、「作業(タスク)の管理」については、一定の行動基準で捌き、タスクを整理するとのこと。
整理されることで、全体の見通しが利くようになります。
最後に、
Webディレクターは、なろうと思えばなれるもの。
ですが、なってから「自分の仕事とはどんな仕事なのか?」と不安になったり、明確にできないこともあるかと思います。
そんな時、何をやってみたかをアドバイスをいただきました。
終わりに
Webディレクターは、現場の数だけ求められる姿が異なります。
これに合わせて、必要なスキル・応え方も現場により様々だと登壇者様のお話しで実感しました。
それは人それぞれにある、得意分野・興味ある分野の輝く現場が必ずある、ということでもあるんですね。
また、必要なスキルは、「コミュニケーション力」だと登壇者全員がおっしゃっておりました。
しかしそれさえ、例えばにゃーんDさんは、コミュ力の補完方法を様々な角度から編み出していらっしゃいます。(こちらもスライドに記載があります!)
当方も、業務の進め方やチーム内での仕事の進め方など、皆さんのお話が大変勉強になるところが沢山ありました。現役活動中・他分野の方もぜひ、スライドをご覧ください。
初心者の方はぜひ、今後もワンゴジュウゴが開催する他分野セミナーにもご参加ください。今回のWebディレクター以外でも、多種セミナーを展開しております!ぜひお待ちしております!
また、本セミナーのスライドデータ・アーカイブ動画については以下ページをご確認ください。請求方法が記載されております。https://wanworkweb.jp/news_9.html
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