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忙しい生活から抜け出すために転職したけど、転職後も忙しさは変わらなかった


先日内定獲得したママさんのお話です。

彼女は2人の子供を育てながら残業をこなす事が辛くて何年か前に転職をしました。

転職先に選んだのは働き方が緩やかな小さな企業。

大きく年収を落としての転職でしたが、未経験の業界での新しい仕事にやりがいを感じていたようです。

ところがしばらくして状況は一変しました。定時退社だったはずなのに気が付けば残業三昧。これじゃ転職前と全く変わらない。

前職と同じくらい忙しいのに年収は比べ物にならないくらい低いのですから、不満とストレスが募るばかりだったようです。

「一体どうしてこんなことになっちゃったんだろう」そう思ったと言います。


再度転職活動をすることを決意し私がサポートを開始したのは7月のことでした。


前職の転職理由や転職後も忙しさは変わらなかったというお話をじっくり聞きながら、これからどんなライフスタイルを送りたいか?どんな自分になりたいか?何を優先したいか?についてお話しました。


そこで分かったことが1つあります。

それは、彼女自身『残業をしないといけない』と思い込んでいたことです。『残業できない自分に価値はないから残業しないといけない』そう思っていたようです。

本当は、前職でも繁忙期以外残業をしないでも大丈夫でした。残業をしないで帰る同僚もいました。だけど彼女は『敢えて』残業することを選んでいたのです。

環境を変えても自分自身の考え方や行動を変えない限り同じ現実が続くものだなという良いレッスンになりました。

同時に彼女は、『残業しないから低い年収で良い』と思っていたようなので、それは違うよねというお話もしました。

しっかり実績を洗い出した上でどんな強みがあるかを伝えたことで、今では実績作りの方法もマスターしています。

それがこの結果。



優秀な人程自己評価が低かったり自信を持てない事が多いように思います。だけど、少しのアドバイスで自信が持てるようになったり、見違えるようにイキイキとしてくるものです。そしてそんな姿を見ること、やっぱりメンターをやっててよかったなと思います。

もし「今の状況から抜け出したい」という思いで転職活動をしているなら是非ちょっと考えてみてください。

「本当に環境を変えただけで期待する変化を手に入れる事ができるか?」と。

「今の状況を作り出しているのは環境ではなく自分自身の選択の結果なのかも?」とちょっと疑ってみてください。

目に見える環境よりも目に見えない「考え」を変えることの方が難しいけれど、後者で得られる効果は比較できないほど大きいものだったりします。


彼女の様に転職という経験を通して自分の考え方に気付き軌道修正できるなら、一見回り道をしてるようでいて長期的には大きな財産になるだろうと信じています。

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