今の評価が全てではない
今の会社で良い評価をもらっているからといって、この先もずっとそうとは限らないし、ましてや他社に転職したとして同じ評価をもらえるかなんて分からないですよね。
同じことが逆の立場でも言えると思います。今評価が悪いからといって、別の会社でもそうかと言えばそれは全く違います。
数年前のことです。外資系投資銀行で一緒だった同僚は、異動後慣れない仕事をこなすためにとても頑張っていました。頑張ってはいるけれど、どうにもこうにも立ち行かない、そんな状況でした。移動前はそれなりに良い評価をもらっていたようですが、異動で未経験の分野に飛び込んだ上にチームマネジメントもしなければならず、苦戦している様子でした。
そんな日々が数ヶ月続いた後で、彼女は転職していきました。「頑張ったけれどもうこれ以上は無理」涙を流しながら本音を漏らす彼女に、「お疲れ様、頑張ったね」そう伝えて新しい門出を見送りました。
それ以降彼女とはFacebookでしか繋がっていなかったのですが、投稿を見る限り転職後の滑り出しは順調そうでした。そして数ヶ月後には海外勤務が決まり子供を連れて海外へ引っ越したのです。
同じ会社にいた時には決断力がない、マネジメント力がないなど悪い評判しか聞かなかった彼女が、転職先ではチャンスに恵まれ海外勤務だって叶えているのです。たまたま?彼女だったから?そんなことはありません。現職では決して”できる”人材ではなかったのに、異動先で昇進した、役職も年収もあげて転職した、起業して成功した、そんな事例はよくあります。
異動するも良し、転職して花咲く場所を探すのも良し。ある程度経験を積んだなら、仕事を頑張る以上に自分が花咲く場所を探すこと、すぐに見つからなくても諦めないで探し続けることが大事なのです。「今の評価が全てではない」のだから。
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