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夫はautoじゃ動かない

今回は、ハイディ・グラント著「人に頼む技術」を読んで、とても反省したことがありましたので、双子ワーママ的視点で自分の思考の流れを綴っていきたいと思います。

共働き×夫に対するイライラ


「生理なの?怒ってるの?」と訊かれてしまった妻はわたくしです。

そうです、ある平日の夜、わたしは怒っていました。なぜ怒っていたかと言うと、家事や育児に関して、夫の主体性が完全にお留守だな、と感じたからです。
でも、怒っても、良いリアクションが返ってくるはずないですよね。

主体性を求めるのはやめる

もう何度も同じことでイライラしているので、わたしもいい加減学習しないとな…。と考え、件の書籍を手に取りました。

まず、夫に主体性を求めるのはやめよう。36年生きてきたおじさんに今から家庭運営の主体性を身に着けさせるより、自分がコントロールできるポイントにフォーカスするべきだ。

大切なのは、積極的に協力してくれる循環を作ること、と視点をチェンジ。

「夫が」と主語が夫になった瞬間に、今度はわたしがお留守になり、他責思考のスイッチが入ってしまいます。途端にそれはわたしの問題ではなく、夫の問題になってしまう。そうなると、一気にそれは自分の手を離れ、自力解決困難な問題になってしまいますよね…。
他責思考は不幸のはじまり。

かと言って、すべて自責思考でわたしの問題かと言うと、そうでもないんです。だって、子どもの親はふたり。我が家の共同運営責任者はふたりいるからです。

人を助けるということ

実は、人は、だれかの頼み事に応えると、その人に好意を抱くことがわかっています。そして、人は誰かを助けることで、良い気持ちになることが社会心理学の実験で明らかになっています。

それどころか、利他的な行動には、ネガティブな気持ちをやわらげる作用さえもあります。

ほんとかよ…と思いますよね?まずは実験です!先日、noteでフォローさせていただいている数人に、極少額のサポートをしてみました。そうすると、なんだか不思議…良い気分になりました(笑)

ストレートに援助を求める

そうと決まれば、とにかく実践あるのみ!夫に良い気分になってもらい、わたしを助けてもらう。

共同運営責任者なのだから、本来であれば夫も主体的に取り組むべき事案ではある。けれど、ここはもう「人に頼む練習」と割り切って、夫に対しては「お願い」をしてみようと心に決めました。

実は今までNGな依頼の仕方を連発してしまっていたことに気が付いたんですね…。

・わたしができない理由をくどくど説明する
・過去にどれだけわたしが多くのことをひとりでやってきたか思い出させる
・簡単なことだからできるでしょ、という言い回し

これ全部、ダメな言い方ですよね。ストレートに「あなたの力が必要だ。助けて欲しい」と言えばよかったんですね。

するべき論では家族は幸せじゃない

みんなが幸せになるのなら、その方がいいです。

そして、人を助ける&自分も人に助けてもらう、と言う良い循環を作れる人生を子どもたちに教えたい。ここから、また新たなチャレンジ(実験)です。

サポートはけっこうです。(不要です) 大切なお金を、どうぞ有意義なことにお使いください。