見出し画像

#49 俯瞰してみることって大事だよね

葉一つに心をとられ候わば、残りの葉は見えず、一つに心を止めねば、百千の葉みな見え申し候
沢庵和尚

宮本武蔵の師として知られる沢庵和尚こと沢庵宗彭の言葉です。漫画【バガボンド】を読んだことがある人はおそらく知っていると思います。臨済宗の僧侶であった沢庵和尚は、柳生宗矩の求めに応じて剣禅一如の境地を説いたという。その極意を記した『不動智神妙録』の一文です。
#バガボンド 
 
剣一筋で生きてきた宮本武蔵、周りを敵に囲まれたとき、一人の動きにとらわれていては、命の保証はない。武士の世とは、そういうものだっただろう。
全体を俯瞰してみていなければ、死角から突然現れた敵の背後からの一刀両断で即死いうことも、無駄に力が入り過ぎて本来の力量を出しきれない、ということも多分にあったはずだ。五感を研ぎ澄ませ、周囲に気を行きわたらせる。剣の極意とは、おそらくそういうものではなかったろうか。
#時代劇が好き


“木を見て森を見ずではいけないよ”

この言葉が学生時代から常に頭の片隅にあり、仕事でつまづいた時や、私生活で悩んだ時、この言葉を思い出しては内省し、自分を俯瞰してみるようにしている。内省とはつまり、自分の中にもう一人の自分を作り出し、議論を交わす事。自分自身を俯瞰してみることで問題の解決方法や、感情に流される事なく、常に冷静でいられるようになる。鳥目線で全体構造をマッピングした【鳥瞰図】というのがあるが、僕の脳内には【鳥瞰図】があり、それぞれの問題点をマッピングし、それを鳥目線で俯瞰しているような感覚である、全体を見る事で個々の問題点の重要度が強調され、優先度をつけやすくなる。と思う
#鳥瞰図 
 
【プレイヤー目線と経営者目線】

僕自身、普段リーダーとして気をつけている事は、常に経営者目線で見るということで、経営者の気持ちに憑依してみて、この人ならこうするだろうという事を先回りして考えるようにしている、部下がミスをして注意する時、気をつけている事があるのですが、今後のその人の成長段階を踏まえて注意しているようにしています。当たり前と言えばそうですが、いちプレイヤーとしての僕ではあり得ない考えでした、組織の中での部下の成長が結果的には会社の利益になり、結果その部下も成長でき、良い関係性を作る事ができます。その事に気づくきっかけが【脳内鳥瞰図】でリーダーとして悩み苦しんでいた時(今も絶賛継続中ですが)、内省を繰り返しながら、結果チームの成長には人の成長が欠かせないという事に気がつき、それからは部下の成長に必要な事を優先して考えるようになりました。【他人に憑依して考える】事は物凄く重要で接客業には特に重要なスキルかと思います、先回り思考で、お客さんが求めているものを最短距離で提供する、それが感動を生み、そのサイクルを回していくことで良い店になっていく、要するにお客さんに【気が使える】店になる事かなぁ、なんて思います。
なんて事をいってても僕もまだまだ半人前なんですけどね、常に勉強です。
#リーダーとしての自覚

よろしければ、サポートお願いします。 自分のモチベーションアップのためと、今後のためにインプットに使わせて頂き、またアウトプットできればと。サポート頂いた方へはちゃんと返信させて頂きます。