#165 接客技術について【第5回】
皆さん、こんにちは。今回の記事は、飲食店での接客技術について考えてみるシリーズの第5回目です。今回は、【お店でお皿をさげることの重要性】について考えてみたいと思います。一見あたりまえのことかもしれませんが、実はこれがお店の成功に密接に関わっているのです。それでは、これから順番に説明していきたいと思います。
#これって意外と重要なこと
お皿を下げることは、お客様への思いやり
居酒屋やレストランで食事を楽しむ際、空になったお皿やグラスがテーブルに残っていると、みなさんはどう感じますか?邪魔じゃないですか?僕もそう感じる一人です。心理的に、お皿が下げられることでテーブルがサッパリとして気持ちが良いものです。
実はこれがお店にとっても大きなメリットがあります。お皿を下げることで、テーブルの清潔感を保ち、皿やグラスを下げにいくことで、お客様との会話に繋がりやすくなります。そして、何よりも売上に寄与するのです。繁盛している店は、お皿を下げることを大切にしています。
【それは何故か?】
例えば居酒屋さんで食事をしている時、目の前のテーブルに料理や飲み物が無くなってくると、ついつい追加で注文してしまいますよね。心理的に目の前のテーブルに皿がなくなると寂しくなって注文する傾向があり。その積み重ねの結果、売上が上がるという効果があり、その積み重ねを日々繁盛店は行っています。
#小さな事からコツコツと
お皿を下げることで生まれる良いサイクル
お店側から見ると、早くお皿を下げることは席の回転率を上げ、次の料理や飲み物をスムーズに提供できるようになります。お客様からお皿を下げる前に言われることも少なくなります。これは、お店のスタッフとしても嬉しいことだと思います。
一方、お客様からしたら、早く下げてもらってキレイなテーブルでゆっくりしたい人もいれば、急かされているように感じる人もいます。だからこそ、お店のスタッフは気配りが大切です。「お下げしてもよろしいですか」と尋ねるのは、お客様への思いやりの表れです。
#必ず確認しましょう
お皿を下げるときの心得
では、お皿を下げるときに気を付けるポイントは何でしょうか?まず、お食事の進み具合を見極めることが大切です。テーブルに何もないときや、お客様がお下げしてもいいと言ったとき、またお皿が重ねて置いてあるときに下げるのが適切です。
さりげなくお皿を下げることで、話の腰を折らないように気を付けましょう。特に接待などの場面では、食事のペースがズレないよう心がけることが大事です。
#相手への配慮
僕が今まで飲食業でやってきた中で、テーブルマナーというのを学んできましたが、レストランで食べ終わった後のマナーは、料理の種類によって大きく異なります。
洋食
⚫︎ナイフとフォークを時計の5時の方向に揃えて置く。
⚫︎ナイフは刃を内側に、フォークは背を下に向けて置く。
⚫︎ナイフレストがある場合は、一皿ごとにナイフレストに乗せる。
和食
⚫︎箸の汚れを懐紙で拭き取る。
⚫︎箸置きに置くか、懐紙を三つ折りにして箸先が隠れるように置く。
⚫︎箸置きや懐紙がなかった場合は、お皿のふちに立てかけてもよい。
⚫︎お皿の上に水平に置くのはタブー。
一般的にレストランマナーでは、このような方法で食事の終了の合図を送ることができます。これも、お皿を下げるタイミングを店側に伝える方法の一つです。
#スマートな所作って素敵だよね
今回のまとめ
お皿を下げることは、お店とお客様の双方にとって良いサイクルを生み出します。清潔感のあるテーブル、思いやりのある接客、そして心地よい食事のペースが築かれるのです。
最後に、特にファミレスなどで小さい子供連れのお客様にとって、お皿を下げてもらうことは安心感を提供します。子供が器を倒す心配が減り、親子連れのお客様がゆっくりと食事を楽しむことができると思います。
お皿を下げることは、飲食業において小さな行為かもしれませんが、大きな意味を持っています。お店とお客様の協力によって、素敵な食事体験が生まれていきます。
#お皿を下げる事の重要性
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