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#147 visionという羅針盤

ビジョンの指針、現場を照らす秘訣


ビジョンはまさに航路を示す羅針盤。経営者も従業員も、共に進むべき方向を指し示し、その方向へ向かって前進する指針となります。しかしながら、時には経営者がビジョンを見失い、その目的が薄れてしまうことがあります。そんなとき、現場はどうすれば良いのでしょうか? 今回は、僕が飲食業の現場での経験も踏まえてお伝えしたいと思います。
#vision

ビジョンの不在、小さな店の現実


ビジョンを持つことは重要ですが、それはまるで案内灯のようなもの。とりわけ中小企業では、ビジョンやミッションなどの大言壮語が存在せず、日々の業務に追われることが多いのが現実です。飲食店経営において、ビジョンは極めて重要です。はっきりとした目標がなければ、従業員も進むべき方向を見失いがちです。ですから、ビジョンをはっきりと定め、スタッフと共有することが大切です。5年後や10年後の展望を共有すれば、スタッフも共感してくれるのではないでしょうか。目標が不明確な場合、経営者は今後の方針を再考し、計数管理を徹底することが必要です。顧客とスタッフの心に響く店を目指すべきだと僕は思います。
#ビジョンを共有する


ビジョンの設定、容易ではない課題


ビジョンの設定は簡単なことではありません。戦略が必要です。店舗ごとやスタッフごとの目標も、ビジョンと調和させる必要があります。ビジョンが明確でない場合、速やかに策定する必要があると思います。例えば、3つの店舗が同じ業態の場合、「1000店舗に拡大する」といった戦略を立てることを考えてみるとします。すると、店舗ごとやスタッフごとの目標も自然に明確になります。また、経営ビジョンや経営戦略から目標を設定する方法以外にも、人事評価制度を導入する方法も存在します。ただし、ビジョンが不可欠です。市場調査も欠かせません。昨今は特に日本の人口減少時代における飲食業の展望を検討する必要性も考えられます。
#労働生産人口の減少

ビジョンを明確に、コミュニケーションの大切さ


ビジョンを持つことは、まるで大海原をかける船の羅針盤みたいなもの。そのため、ビジョンを現場に浸透させる方法が必要です。休憩室の壁にビジョンを掲示したり、掲示板に目標を示したり、普段から皆の目につくところに配置しなくてはいけません。そして、コミュニケーションを大切にしましょう。(ココは本当に大切)従業員を理解し、お互いに信頼し合うことで、社長だけでなく、すべてのスタッフがビジョンを共有し、一緒に進むことが理想です。東京ディズニーランドのキャストはその最たる例です。小さな店でも、ビジョンは徐々に浸透させ、従業員のモチベーションを高めることが大切です。
#コミュ力は重要な要素

ビジョンと行動を共に


しかし、ビジョンだけでは不十分です。具体的な行動が求められます。社長の「楽しい時間を提供する」というビジョンがあっても、それが具体的に何を意味するのか、スタッフに伝える必要があります。具体的な行動指針がなければ、目標地が見えないようなものです。(目的地がわからないと不安になりますよね)そのため、ビジョンと具体的な行動を共に伝えることが大切です。社長自らが率先して行動することで、スタッフも共感してくれるようになります。経営目標も同様です。中長期の目標を具体的な行動に分解していくと良いと思います。ビジョンと行動、両方を従業員に伝えることができていない店があまりにも多い気がします。
#行き場をなくした渡り鳥

目標評価の仕組みを整える


従業員の評価は、勤務期間や勤務態度だけでなく、目標達成度も評価基準に含めていくと良いと思います。そして、目標設定は社長と従業員が共に行い、コミュニケーションを図りながら進めていくことが必要で、この仕組みを通じて従業員のモチベーションと働きがいが向上し、店舗はより輝きを増していくと思います。ビジョンは未知の航路を進む船の羅針盤。しかし目的地の島が見当たらなくても、前進し続けることが大切です。現場の従業員の輝きは、ビジョンと行動、そしてコミュニケーションから生まれるものだからです。
#コミュニケーションの大切さ

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