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#166 それでも楽しいと言えますか?

心から仕事を楽しんでいる人なんて、いない

果たして、これ以上に、残酷な言葉のナイフが存在しているだろうか。もしもこの言葉が真実であれば、人はいったい何のために生きているのか。人は何のために勉強し、大学に行き、働くのだろうか? すべての努力は「心から楽しくない仕事」のために行われているのだろうか?

こんにちは、皆さん。今回の記事では、先日ある取引先の人と話していた時に僕の頭に浮かんだ一つの疑問について考えてみたいと思います。それは、「仕事が本当に楽しいのか?」ということです。仕事を通じて感じる楽しさや充実感について、考えてみたいと思います。
#ある中年サラリーマンの物語

仕事の多様性と楽しさの関係


長年飲食業をやってきた僕自身、仕事には多くの側面があることは理解しています。異なる部署やポジションで働く人々が、それぞれに求められることは異なります。仕事の深さや結果の出方もバラエティ豊かです。会社という大きな組織には、さまざまな部署やポジションが存在します。花形と呼ばれる脚光を浴びやすい部署やポジションもあれば、社内の多くの人に存在すら知られていない、目立たないところもあります。しかし、会社である以上、その目立たない部署やポジションも何らかの役割を担い、そこでの仕事をこなさなくては会社として機能しないようにできています。
#そのどちらも経験してきた

会社の中核を担う部署は注目されチヤホヤされることが多い一方で、他の部署は影が薄いことも。では、結果を出し、賞賛されることが本当に幸福をもたらすのでしょうか? 仕事が楽しいとは何か、その真実について深堀っていきたいと思います。
#仕事の多様性

「楽しい」と「つらいこと」の両立


皆さんは「仕事、楽しいです!」と目をキラキラさせる人を見たことがあるでしょうか?
素直に納得できる人もいるかもしれませんが、どこか「うさんくさい」と感じることはないでしょうか? そもそも仕事って、本当に「楽しい」のでしょうか?
いろんな調査会社が、多くの人に働く理由は何なのか、と尋ねると、「生活のため」や「時間を持て余してしまうから」、なかには「暇潰し」といった答えが出てきます。実際のところ、働く理由って、いったい何なのでしょうか?
仕事をしていれば、「威圧的でわがままな社長」「権力者に追従するだけの役員連中」「責任を取りたがらない上司」「ちょっと失敗しただけで、カサにかかって攻撃してくる人」など、RPGゲームのドラクエみたいに「敵キャラ」が続々と現れます。
しかしながら多くの人が「つらいこともあったけど、いま考えると、楽しかった」と過去を振り返って語ります。実際、仕事の中には楽しい瞬間が存在し、それが働く意欲を支えています。この感覚こそが、「仕事が楽しい」という感覚の正体なのかもしれません。
#楽しい時間はゼロコンマ何パーセント

仕事の中の「楽しさ」の要素


仕事は基本的に大変で、ミスは許されず、人間関係の調整も求められます。しかし、会社には多彩な部署やポジションがあり、それぞれが会社の一部として貢献しています。縁の下の力持ちのような仕事でも、やりがいを感じることができています。
たまに「楽しさ」や「感謝される喜び」が訪れることが、仕事を続ける力になります。仕事にはつらいことも多いですが、これらの要素があれば、全体としては「楽しい」と感じられます。たまに、ホンのたまにですが、お客さんから感謝されたり、仕事でヒットを飛ばして褒められたりすることもある。こういう、たまにあるうれしいことが「楽しさ」になって、何十年も飲食を続けられる原動力になっています。
#打率は1割以下

仕事時間の長さと向き合う


1日のうち8時間寝て8時間働いて、仕事の往復に1時間ずつかかっていたら、昼休みで1時間拘束されると、残りはもう5時間。だから、どんなに楽な会社に勤めていたとして、余暇の時間より仕事の時間のほうが圧倒的に長い。
1日のうちの大半を仕事に費やす現実。仕事をしている時間が長いため、さまざまな困難や人間関係の課題に直面します。しかし、それが仕事を楽しむ障害ではなく、むしろ成長の機会と捉えることができれば、仕事に対する視点が変わります。
#視点をかえてみる

どうでもいいうそに騙されないでほしい


小さなうそを積み重ねてきた人々は、大きなうそをつきはじめます。その昔、上司によく言われた言葉、「仕事なんだから楽しくなくて当たり前だろう」、「仕事はしんどいもの」、「仕事を楽しんでいる人なんて、いない」という言葉は、完全なる事実の誤りです。少なくとも、彼らにとって仕事は楽しいものではないかもしれないし、彼らの周りに「仕事を心から楽しんでいる人がいない」のは本当かもしれない。ですけど、それは彼の周りにいる、お受験勉強で勝ってきただけの、くだらない大人たちがそうだというだけです。すべての大人がそうだとはいえない。事実は、単に「仕事を楽しんでいない人もいるし、そうじゃない人もいる」だけです。それなのに、「仕事を楽しんでいる人はいない」と誤りを犯した上に、こともあろうに社会人になりたての新人を前にそんなことを言うやつがいたら、あなたはどう思いますか。しかし、これはあくまで一部の人に当てはまるだけの話です。事実は仕事を通じて楽しみを見出すことは可能だと思います。
#自分自身がどう思うか

仕事を楽しむための心構え


最後に、仕事を楽しむための心構えについて考えてみたいと思います。仕事にはつらい瞬間もあるかもしれませんが、それを乗り越えてこそ楽しさを見つけることができます。上司や同僚からの圧力や批判にも耐えられる強さを持ち、仕事を舐めずに前向きに取り組むことが大切です。たまにある「楽しさ」、そして社会活動に「参加している」「必要とされている」という実感が、労働時間が長かろうとも、休みが少なかろうとも、数十年間、働き続けられるドライブになっています。正直、仕事の場合、楽しいことより、つらいことのほうが多いのが偽らざる事実です。しかし、この3つの要素があれば、全体としては「楽しい」と感じることができます。
#たまにあるご褒美

まとめ


仕事が楽しいかどうかは、個人の捉え方によって異なります。つらい瞬間もあるかもしれませんが、その中から楽しみや充実感を見つけ出すことができれば、仕事は一層豊かなものとなると思います。そして、自分の仕事に誇りを持ち、前向きに挑戦し続けることが、真の楽しさの源なのかもしれません。
#仕事を楽しむ

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