見出し画像

#467 とにかくなんとかする力

僕たちが日々直面する困難や問題。特に飲食業界にいると、次から次へと予想外の事態が起こるのが常です。そんなときに必要なのは、完璧な計画ではなく、柔軟に対応する「とにかくなんとかする力」だと思っています。今回は、この「なんとかする力」について、僕の経験を交えながらお話ししたいと思います。
#なんとかする力

「なんとかする力」はどこから来るのか


まず、「なんとかする力」ってなんだろう?と考えてみると、それは困難な状況に対する適応力や、限られたリソースでどうにか解決策を見つける工夫のことです。例えば、突然スタッフが休んでしまったとき、忙しい時間帯に材料が足りなくなったとき、そんな瞬間に「なんとかする力」が発揮されます。

飲食業界では、完璧な計画を立てても、何が起こるか分からないのが現実です。だからこそ、計画が崩れたときにどう動くかが重要なんです。その力は、経験から得られる部分が大きいですが、それだけじゃなくて、日々の心構えやチャレンジ精神も大きく影響していると思います。
#対応力

火事場の馬鹿力


「なんとかする力」を語る上で外せないのが、いわゆる「火事場の馬鹿力」です。普段は気づかない潜在的な力が、緊急時に発揮されることがあります。例えば、突然のトラブルに直面したとき、人は驚くほどの集中力や行動力を発揮することがあります。飲食業界では、この「火事場の馬鹿力」が求められる瞬間がたびたび訪れます。

この力を引き出すには、普段から自分の限界を意識せず、常に「どうにかなる」という気持ちを持ち続けることが大切です。極限状態に追い込まれたときこそ、自分の真価を発揮できる、そんな経験を僕自身何度もしてきました。
#火事場の馬鹿力

失敗を恐れない心構え


「なんとかする力」を育てるために必要なのは、失敗を恐れない心構えです。失敗は避けたいものですが、避けることばかり考えていると、かえって動けなくなってしまいます。僕も昔は「どうしてうまくいかないんだろう」と悩んでいたことがありました。しかし、失敗を経験し、それをどうリカバリーするかを考えることで、自分の力が少しずつ鍛えられていったんです。

失敗を恐れないで、むしろそれを糧にしていく。この姿勢が「なんとかする力」を大きく成長させてくれます。特に飲食業界では、一度や二度の失敗で挫けてしまってはやっていけません。どんなトラブルが起きても、「じゃあ次はどうしようか?」と考える、そのプロセスこそが大事なんだと気がつきました。
#失敗を糧にする

柔軟な思考と即興力


また、「なんとかする力」を育てるために大事なのが柔軟な思考と即興力です。何か問題が起きたとき、「予定通りに進められないからダメだ」と考えるのではなく、「じゃあ今あるものでどうするか」を瞬時に考えることが求められます。

たとえば、急にメニューの材料が手に入らなくなったとき、他の材料でどう代用できるか、あるいはメニュー自体を少し変えてみるかなど、柔軟に対応することが大切です。即興での対応ができると、お客様に対してもスムーズにサービスを提供でき、満足度を下げることなく切り抜けられます。
#現場での対応力

時には強引に進めることも大事


もちろん、柔軟な対応や即興力だけでは解決できないこともあります。そんなときは、時には強引にでも物事を進めることが必要です。優柔不断で行動を先延ばしにしてしまうと、状況がさらに悪化することもあります。飲食業界では特に、瞬時の判断と実行力が求められる場面が多く、そこで強引に進めることで突破口が見えることもあります。

強引に進めるというのは、無理やりに周りを押し切ることではなく、決断を下して一歩を踏み出す勇気のことです。状況を打開するために自分の信じた道を選び、全力で進むことが時には必要です。その決断が、結果として大きな成果を生むことも少なくありません。
#時に強引に進める

自分自身の引き出しをたくさん持っておく


「なんとかする力」を発揮するためには、自分自身の引き出しをたくさん持っておくことも重要です。多くの引き出し、つまり多様な経験や知識があれば、いざというときに活かせる手札が増えるんです。どんな状況にも対応できるように、普段から新しい技術や知識を身につける努力を怠らないことが、強い「なんとかする力」につながります。

例えば、新しい料理のテクニックを学んだり、他の業態の経験を積んだりすることで、自分の中に引き出しを増やしていくことができます。それが、予期しないトラブルや新しい挑戦の際に役立つのです。
#手札をたくさん持っておく

チームの力を信じる


「なんとかする力」は、個人の力だけでなく、チームの力も大きな要素です。飲食業は一人では何もできない仕事です。だからこそ、チームメンバーを信じて協力することが重要です。

僕も、店が忙しいときには自分だけでなんとかしようとするのではなく、スタッフに助けを求めたり、アイデアを出し合ったりします。一人ひとりの小さな工夫や協力が重なって、難局を乗り越えることができるんです。だから、「なんとかする力」を育てるためには、周りの人たちとの信頼関係を築き、互いに助け合うことが欠かせません。
#仲間

成長は日々の小さな挑戦から


「なんとかする力」を強化するためには、日々の小さな挑戦を大切にすることが大事です。新しいことに挑戦することで、自分の限界を少しずつ広げていくことができます。そして、その積み重ねが、いざというときに「なんとかできる力」として発揮されるんです。

例えば、新しいメニューを考えたり、普段はあまりやらない業務に挑戦してみたりすることが、自分の視野を広げてくれます。そうすることで、未知の状況にも柔軟に対応できる力が身につきます。
#小さな成功体験の積み重ね

まとめ


「とにかくなんとかする力」は、計画通りに物事が進まないときにこそ発揮される、非常に大切な力です。失敗を恐れず、柔軟な思考で、チームと協力し合いながら、日々の小さな挑戦を続けることで、この力は少しずつ強くなっていきます。

僕自身、飲食業界で長年やってきて、たくさんの困難に直面しましたが、そのたびに「なんとかする力」を発揮してここまでやってきました。これからも、どんな状況でも柔軟に対応し、時には強引にでも前に進んでいきたいと思っています。

皆さんも、何か問題に直面したときは、「とにかくなんとかする」気持ちを大切にしてください。その小さな一歩が、必ず次の大きな成果につながるはずです。
#うまくいかないことが多いですね


いいなと思ったら応援しよう!

Daisuke2.0
よろしければ、サポートお願いします。 自分のモチベーションアップのためと、今後のためにインプットに使わせて頂き、またアウトプットできればと。サポート頂いた方へはちゃんと返信させて頂きます。

この記事が参加している募集