#433 東京で暮らすということ

数多くの才能が集まる街、東京

東京という街は、まるで才能を呼び寄せる磁石のような場所です。日本全国から、さらには世界中から、多様な才能がこの街に集まってきます。特に飲食業界で働く僕にとって、この環境は刺激に満ち溢れています。地方ではなかなか見つけられない新しいトレンドや食文化が、東京には集まっています。日々の生活の中で、新しい業態や最新の商品を目にする機会が多く、それを自分の仕事にどう生かすかを常に考える時間が与えられるのです。見方によってはこれは本当に幸せな事なのかもしれません。
#東京

東京で感じるスピード感

東京で生活していると、街の変化のスピード感に圧倒されることがよくあります。僕が地方に住んでいた頃、時間の流れはもっとゆっくりしていたように感じていましたが、東京ではその感覚が一変します。すべてが高速で動いており、次々に新しいものが生まれては消えていくのです。

特に飲食業界では、トレンドの移り変わりが早く、いつも最新の情報をキャッチしていないと、あっという間に取り残されてしまう感覚になります。しかし、僕はこのスピード感を楽しんでいます。もちろん、全てに追いつくのは簡単ではありませんが、その変化をポジティブに捉え、常に自分を更新していくことで、仕事にもやりがいが増していくのです。
#スピード感ハンパないって

生活コストとストレスは「投資」

東京での生活は、地方に比べて生活コストが非常に高いのは事実です。家賃や生活費、そして仕事にかかるプレッシャーやストレスも多分にあります。しかし、それらを含めて僕は「投資」だと考えています。特にこの競争の激しい環境で得られる経験や知識は、将来にわたって大きな価値を持つものになると信じています。

例えば、毎日のストレスや仕事の忙しさも、自己成長のための【筋トレ】のようなものです。その日々の努力が積み重なり、やがて大きな成果を生むと考えると、東京での生活のコストや苦労も決して無駄ではないと思えてきます。
#自己投資

北海道から東京へ

僕は北海道の田舎育ちです。広大な自然の中で過ごした幼少期は、のんびりとした時間が流れる日々でしたが、都会に対する憧れも心の中に常にありました。東京という大都市での生活に夢を抱き、いつかは自分もその中心で活躍したいとずっと思っていました。

そんな僕が実際に東京で過ごした十数年もの月日は、まさに夢を追いかけた日々でした。もちろん、最初は慣れない環境や競争の激しい社会に戸惑うことも多く、簡単なことではありませんでした。しかし、その苦労を乗り越えた時間は、今では僕の血となり肉となっています。

都会で学んだこと、得た経験、築いてきた人間関係は、すべて今の僕を支える大きな基盤です。北海道の田舎で過ごした純朴な時代が僕の根っこだとすれば、東京で得たものはその根から伸びる太い幹と枝葉のようなものです。それらが一体となって、今の僕を形作っているのだと今となって感じます。
#決して無駄ではなかった

東京は競争社会

東京は、まさに競争社会です。どの業界においても、常に自分の立ち位置を守りつつ、さらに上を目指して進まなければなりません。飲食業界でも、毎日が競争です。新しい店が次々とオープンし、新しいメニューやトレンドが登場する中で、いかにしてお客様に選ばれる店を作り上げるかを常に考えなくてはならない。

この競争の中で生きることは、確かにストレスを感じることもあります。しかし、それが自分を成長させる要因でもあるのです。競争があるからこそ、常にスキルやサービスの質を向上させようという意欲が湧いてきます。この意欲こそが、日々の仕事に充実感を与えてくれるのです。
#競争社会

東京に来て得られたもの

東京での生活は確かに厳しい面も多いですが、それ以上に得られるものが大きいと僕は感じています。多様な人々や文化に触れることで、自分の視野が広がり、仕事においても新しいアイデアやアプローチが生まれます。また、常に変化し続ける環境の中で、自分を磨き続けることで、成長するチャンスに恵まれるのです。

飲食業界に限らず、東京での経験は将来どこで働くにしても貴重な財産になるでしょう。この街で得た経験は、決して東京だけで通用するものではありません。むしろ、その経験が他の場所で新しいチャンスを切り開くための武器になると考えています。
#失くした物も多いけど

最後に

東京で暮らすというのは、決して簡単なことではありません。生活コストや競争、ストレスはつきものですが、その中で得られる経験や学びは非常に貴重です。僕にとって、東京は常に新しい挑戦を与えてくれる場所であり、その挑戦に応えることで、自分自身も成長していけるのだと思っています。

最終的には、どこに住んでいても大切なのは、そこから何を学び、どう成長していくか。東京での生活を通じて得たものは、僕の心の中でこの先の人生でも色褪せることなく残っていくと思います。
#さよなら東京