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#389 かき氷を食べると頭が痛くなる理由、知ってますか?

こんにちは、皆さん、毎日暑い日が続きますが、そんな日にはかき氷が欠かせませんよね。僕もつい最近、ふらりと立ち寄った店でかき氷を食べていました。爽やかな冷たさが体に染み渡り、夏の暑さを忘れさせてくれる瞬間です。ところが、そのひんやり感を楽しんでいた矢先に、「キーン」と頭に鋭い痛みが走り、思わず顔をしかめてしまいました。そう、あの「アイスクリーム頭痛」です。皆さんも一度は経験したことがあるんじゃないでしょうか?

この現象、正式には「冷刺激による頭痛(Cold-Stimulus Headache)」と呼ばれていますが、一般には「アイスクリーム頭痛」として知られています。シンプルなネーミングですが、医学的にも認められた現象なんです。今回は、この「アイスクリーム頭痛」について、少し掘り下げていきたいと思います。
#アイスクリーム頭痛

アイスクリーム頭痛のメカニズム


アイスクリーム頭痛が起こる理由については、主に2つの説が有力とされています。

1つ目の説は、冷たいものが口蓋(口の天井部分)や喉を急激に冷やすことで、そこで刺激された三叉神経が脳に信号を送り、これが「痛み」として認識されるというものです。つまり、冷却による神経の刺激が脳に痛みとして伝わるのが、この頭痛の正体です。

2つ目の説は、冷たいものを食べることで喉や口の中が急速に冷え、その結果、体が一時的に血流を増やして温めようとする反応が起こります。このとき、頭部につながる血管が膨張し、その血管の拡張が頭痛を引き起こすというものです。片頭痛に似たメカニズムが働くとも言われています。

これら2つのメカニズムのいずれか、または両方が組み合わさって、あの「キーン」という痛みが生じると考えられています。現在も研究が続けられている分野ですが、少なくともこれらの説は有力な仮説として支持されています。
#頭がキーンとする

頭痛を避けるためのシンプルな方法


では、この「アイスクリーム頭痛」をどうやって避ければ良いのでしょうか?実は、とても簡単な方法があります。それは「ゆっくり時間をかけて食べる」ということです。

冷たいものを急いで食べると、喉や口の中が急速に冷えてしまい、神経が過剰に反応してしまいます。そこで、ゆっくりと時間をかけて食べることで、冷え方を緩やかにし、神経の刺激や血管の膨張を抑えることができるのです。例えば、かき氷を一口ごとに少しずつ味わいながら、冷たさが和らぐのを待ってから飲み込むと効果的です。

「ゆっくり食べる」と言うと、かき氷が溶けてしまうんじゃないかと心配になるかもしれません。でも、ゆっくり食べることで、冷たさをより長く楽しむことができ、結果的には頭痛も避けられるので一石二鳥です。
#シンプルな答え

天然氷で作ったかき氷の秘密


ところで、最近のかき氷で人気のあるフワフワの「天然氷」を使ったかき氷、みなさんは食べたことがありますか?僕も興味があり食べてみましたが、驚いたことに、全く頭がキーンとしなかったんです!これはなぜなんでしょうか?

実際にお店の方に聞いてみたのですが、天然氷には不純物が少なく、水分子同士がしっかりと結びついているため、非常に固い氷になるのだそうです。その氷を細かく削ることで、舌に触れる面積が増え、口の中での溶けるスピードが速くなります。その結果、冷たさの刺激を受ける時間が短くなり、神経が過剰に反応しないため、頭がキーンとしないのだそうです。

これは、一般的な氷よりも天然氷の方が口当たりが柔らかく、冷たさが均一に感じられるため、神経が過剰に反応しないということのようです。つまり、天然氷で作られたかき氷は、頭痛を起こしにくいのです。ただし、この効果は感じ方に個人差があるため、全員に当てはまるわけではありません。
#あしからず

最後に


アイスクリームやかき氷は、暑い夏を乗り切るための最高の食べ物です。しかし、その「キーン」という痛みが気になる方は、ぜひ今回紹介した方法を試してみてください。頭痛を感じることなく、最後まで美味しく食べられるはずです。
#フワフワのかき氷

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