#191 「間」について考えてみた
こんにちは、皆さん。今回の記事は日常生活に深く根差した「間」という概念について、いつもの飲食業の枠を超えて、もう少し広い視野で考えてみたいと思います。生活のあらゆる場面に潜む「間」についての考察となります。「間」は、「侘び寂び」と同じように、日本ならではの美意識を語る際に欠かせない言葉です。「間」にはざっくりと3つの種類があって「空間的な間」「時間的な間」「心理的な間」があります。「間」の使い方はこの国の最も基本的な「掟」であって、日本文化はまさに「間の文化」といえると思います。
#間
「間」の多様な側面
「間」とは、物と物、人と人、時間と時間の間に存在するシンプルながらも多彩な概念です。この「間」は、僕たちの生活において多くの側面で重要な役割を果たしています。例えば、部屋がめちゃくちゃ散らかっいる、スケジュールがパツパツ、人間関係がぐちゃぐちゃで心の余裕がない状態は、適切に「間」を取れていない状態の表れです。このように、「間」は物理的な空間だけでなく、精神的、時間的な側面も含んでいます。ちなみに病院で処方される薬で、食前、食間、食後と書いてありますが、食間が食事の最中だと思って飲んでしまっている方も多いようですが、(僕もずっとそうだと思ってました)食事と食事の間という意味で、食事を終えてから約2時間後が目安だそうですので、お気をつけ下さい。
#どんだけ〜
日本文化における「間」
日本文化において、「間」は非常に重要な意味を持ちます。伝統芸能、言語、武道など、様々な分野で「間」は重要視されています。「間」は、主に演劇や音楽、対人関係の中で意識されます。たとえば、名人と呼ばれる落語家の語り口は「間のうまさが絶妙」で、剣道では「間のとり方が勝敗を決する」と言われています。また、日常的にも「間が抜ける」「間に合わない」「間の悪い」といったように、幅広く使われます。落語家の話術や剣道における「間」の取り方は、単に時間的な間隔を超えた心理的な距離感や空間的な配置を示しています。
#達人の間合い
現代社会における「間」
技術の進化とともに情報の消費速度は加速していますが、それに伴い、じっくり考えるための「間」の重要性も再認識されています。例えば、ショート動画の人気が高まる一方で、深い思考や瞑想の時間を重視する動きも見られます。これは、情報過多の時代において、「間」を持って情報を処理し、精神的なバランスを保つことが重要であることを示しています。
#瞑想
まとめ
「間」という概念は、僕たちの生活において非常に重要です。それは単なる時間や空間の隙間ではなく、人間関係やコミュニケーション、文化的表現において意味を持つものです。僕が飲食業で経験しているように、その「間」の取り方が顧客体験を大きく変えることもあります。日常生活で「間」に注意を向けることで、新たな発見や理解が得られるかもしれません。
#間の取り方が絶妙な人っているよね
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