見出し画像

珈琲商店ハトのネルドリップ

踏み切の音と無伴奏チェロの音が混ざり合う、何とも言えない瞬間。

懐かしさと心地よさが丁寧に淹れられた深煎り珈琲の香りと混ざる。

一滴一滴何かをこめているように、落とされる雫は特別な一杯になり、音と時間もブレンドされてるような気持ちを覚える。

真剣に雫をみつめる店主さんの顔の角度は、昔、青山にあった大坊珈琲の大坊さんに重なる気がする。

手仕事の一杯を頂くのに此処にくる、同時に懐かしさを頂きに。

珈琲リキュールの飲み比べという楽しみ方は友人に教わった、次の楽しみに。


いいなと思ったら応援しよう!