原付主婦が教習所代をケチって小型二輪をとったin鴻巣
どうもこんにちはのはじめまして。Nutsです。
タイトル通り、原付主婦が教習所代をケチって鴻巣で小型二輪をとってきた話を書こうと思います。
前提として、車の免許は持っているため筆記試験は受けていません。
必要なもの
長袖長ズボンの服・グローブ(私は普通の革手袋@100均で300円)・運動靴(ブーツ推奨、中型以上ならブーツ必須)・ヘルメット(半帽×)・試験代5千円弱×回数分・合格後研修費1万円前後・諦めない心
勿論ここでいうブーツはヒールのないやつです。
経緯
16歳で原付免許を取得後、片道30分程度の距離を原付で通学したり、時には3時間以上かけて隣の県へ一人旅に行くくらいには原付スキでした。高校生の時に日本縦断に挑戦しなかったことが心残りです。
そして専門学校卒業後21で出産。貯金でぎりぎり奨学金を返したので自由にできるお金があまりないまま歳を重ねておりました。
一応子供を産んでからも土日だけはと仕事はしてきたし、下の子が入園してからは平日仕事をしていたものの「主婦ですし養われてますし」という負い目が消えず、大きなお金はかけられなかったんですね〜。
当時下の子が幼稚園児。近くで事務仕事をしていたのですが、車通勤禁止のため息子を送る→家に帰る→乗り換えて原付で仕事へ行ってました。
この原付に子供が乗れればそのまま仕事に行けるのに
でも原付自体の値段もさながら、免許取得のための教習所が10万円弱かかる。その中にも試験があって、落ちる度5千円程かかる…。
調べてみると警察署での試験も1回5千円弱(2021年現在4,050円)なんですね。ならそこで受けた方が安くないか?と思うわけです。
私はなかなか鈍臭くて運動音痴ですが、10万円で20回受けられると思えば流石にそこまで落ちないだろうとふんで、直接警察署で試験を受けることにしました。
第一の関門(3/8)
我が家の最寄り試験センターは原付で45分ないし1時間かかる場所にあります
この時代に…この時代に!試験を予約するためだけに一度警察署まで赴かなければならないのです。電話でいいだろと心底思いながら…意を決して向かうと決めたその日は雨。迷子になりながらどうにか予約してきました。予約だけでゲッソリ。
行けば服装等もその場で確認してくれるので、試験に使う予定のグローブや靴を履いていくと良いです◎。
小型なので運動靴@コンバースでも問題なかったです。(途中文句を言う試験官もいました)
試験1回目直前
まず受付。どこにも小型二輪という文字が見つからず小型に丸をつけたら「トラクター乗るの?」と言われました。小型二輪はあくまで中型二輪なのでご注意ください。てへ。
早く行けば試験前にコースの散策ができます。イメージしながらコースを移動してみる。一本橋なんかよりクランクの狭さにビビりました。
服装チェックの後防具を渡されます。最初この防具が大きくて動きづらくて凄く嫌だったんですが、実は2サイズあって小柄な女性用のもあるのに大きいサイズ渡しやがってくれたんですね。2回目試験の担当さんは優しくて聞いてくれたのでサイズの事を知りました。
相手も人間なんで色々居ますが、基本"教える"ということを避けます。そして若干高圧的な人多め。今回の防具もそうですが、自分で調べておくか勇気を出して「動きづらいんだけど別のサイズはないのか」とか言わないとです。
ちなみに途中「普通の運動靴じゃダメだ」とか「ヘルメットのシールドが反射してるから外せ」とか言う人もいました。運動靴は全力で反論して事なきは得たものの、統一しといてくれ。
試験1回目(3/22)
ネットで調べて一本橋や急制動という課題は知っていて、道路脇の白線の上をまっすぐ渡ったりという練習はして、いざ勝負。
ちなみにこの時点で吐きそうなほどドキドキバクバク震えているくらいチキンなんで、待ち時間がつらいです。
結果は即落ち。体感2分。
まず言い訳をすると初めて乗ったそのバイク@ヤマハ アクシス トリートの遊びが大きいんですね。ひねってすぐ走らないというか…そのくせ少しアクセル緩めると急に減速して、ブレーキはそれはそれはよく効く。我ながら酷い走りでした(汗)
落ちたあと試験官に「ポンピングブレーキって知ってる?」と言われましたが(知ってるよ)本当に、思った様にスピード出ないしやっと目標速度に達したらもうカーブで、アクセル緩めたらガクンと速度が落ちてブレーキどころじゃなかったです。
まぁそれだけでは落ちないのでコースを一周。クランクに入るところで盛大にパイロンに突っ込んで落ちました。
頑張ろうねと試験前に話してた兄ちゃんも苦笑い。私だってここまでひどいと受かる気しなくて絶望でした。強い心で頑張ろう。
帰りに次回予約を。明日も来ようくらいの気持ちだったのに予約できたのは10日後。場合によっては半月や1ヶ月後とかあるのでこれは運…。小型の試験順はいつも最後だったので、先に落ちた大型の人とかが予約して帰るんですよね。そら埋まるよね。
友人の旦那さんの持つ原付@ヤマハJogが同じく遊びの大きい車両だったので、帰ったあと借りて少しだけ直線で練習しました。
乗ってみれば大したことの無い話。緊張で手も震えていたししょうがない。
それからクランク然り、ブレーキをかけながらアクセルを回すという技があるらしく、その練習がてら時速10km以下でふらつかずキープする練習をしました。
試験2回目(4/2)
ここで4月になったことで試験料が改定、500円安くなりました。わーい。
何事もそうですが一度経験した、練習したというのは心を軽くしますね!
前回は何だったのか。無事クランクを越え、あとは普通に進むだけ。「よっしゃ最後は一本橋と急制動だ!」とか考えてたら曲がりはぐってコースアウトしました。油断大敵。
コースアウトは減点されませんが、コースアウト時の運転は審査の対象です。私はコースアウトに焦ってちゃんとカーブで20km/hまで落としきれてなかった様で、元のコースに戻った時点で減点超過で落ちました。
試験3回目(4/5)
幸い3日後に取れました。そろそろ取りたいな?と思いながらいざ。
今回別コースでしたが、普通に一本橋・急制動の試験箇所まで進めました。
急制動でスピードを出しすぎたので少しブレーキをかけて落としたのですが、これを手前制動(決められたブレーキ位置より手前でブレーキをかけた)と見なされ減点。この減点で減点超過で落ちました。ちゃんと進入時は30km/hまで上げてたんだけど…手前でブレーキは一切ダメらしい(‘・ω・`)
まぁ急制動やり直し自体は良くありますし、それで落ちるわけではない(2回やり直しで落ちる)ので問題はそこまでの減点ですね。
大きな原因は、進路変更などで後部を確認してから寄せる時に完全に前を向いてから寄せないといけないところを、前を向ききる前に動き始めていた事でした。
意識しないと後ろ見てる時点で少しずつ寄っていってしまうので…前を向くまで我慢しましょう!
試験4回目(4/24)
くそここにきて19日も空いてしまいました。息子学年上がっちゃったよ。
4回目にもなるとクランクなんか落ちる気もしないです。1回目の自分に教えてあげたい。
一本橋の時はドキドキしてしまうので「大丈夫大丈夫できるよー!」と一人で声を出してました(聞こえてたら恥ずかしいやつ)。急制動も今回は出しすぎることもなく、停止。
この2つは難易度としては簡単なんですが、見た目やっぱり一本橋は狭いし(幅30㎝らしいけど見た目20㎝)急制動も短いしで緊張と震えは出てしまいます。強い心大事。
無事合格しました!!その後の流れを聞いて帰ります。
一発試験で合格した人は教習所で講習を受けて初めて免許交付になるため講習を申し込まなきゃなので、私は合格した後免許センターでそのまま電話をかけました。これとにかく早めが大事。
何箇所か電話したのですが、あまり歓迎されてないのかな?という印象。
最初にいわつき教習所にかけたのですが、最短いつ空いてるか聞いているのに「うち生徒さん優先ですので~3か月か4か月後とかですかね~。(単発講習受ける気ないよね)」というお返事。
他、電話したら最短夏休みとかザラ。結局ファインモータースクール上尾さんにお世話になりました。それでも予約出来たの1ヶ月後。
合格後講習(5/19)
こちらはあくまで講習なので、受けるだけです。
1時限目に危険予測シュミレーターというバイク型の機械にまたがってモニターを見て危険を予測する講習があるのですが、映像系アトラクションのダメな私はそのシュミレーターで吐きました。比喩ではなく吐きました。
その後は外で実際に乗って練習。先生の後についてグルグルコースをまわります。
マンツーマンで感じのいいおじちゃんに教えてもらって、講習を終えました。ありがとうございました!
交付(5/21)
交付の日は暇つぶし必須です。本を読むのが凄く遅い私が、小説一冊読み切るほど待ちました。
朝受付して大まかな時間も伝えられずただ待てと言われ(よく考えればこの間に当日試験を受ける人が試験→休憩まで取るわけですね)、3~4時間後くらいに呼ばれたと思ったらちょちょっと写真とか取ってまた待機。
「15分くらいで交付するからそれまでに手洗いを済ませてください」と言われ、そのときは特に催さなかったのでそのまま待機しましたが…だんだんお花摘みに行きたくなり、でもすぐ来るかもだし…と我慢してましたが結局来たの1時間半後でした。長かった…帰ったのが夕方5時半です。
でもやっとやっと念願の免許交付!もう二度と鴻巣行きたくない!
だが二人乗りは一年後
そう。二人乗りできるのは免許取得後一年後。
だから悩んでいるなら早く受けるに越したとはないです。記事を全文読んでくれた方がいるかわかりませんが、こんな私でも受かるんだから根気があれば受かります。
もしバイクに全く乗ったことがないなら、まず原付取って練習することをオススメします。
可愛いの好きには選択肢が少ない?小型バイク
ここまで試験や講習の話を書いてきましたが、まずバイクの試験場で一度も女性に会いませんでした。教習所も、バイクを受けてるのは男性ばかり。
元々スクーピーに乗っていて丸っこいスクーター型が好きなのですが、125ccに可愛いのがなかなかないんですよね。
Fascino・QBIXかjbubuかベスパか…と悩んだんですが、もし壊れたときに部品の輸入とかで時間掛かりそうだなぁと腰が引いてしまって。いっそPCXもカッコいいなと思いましたが高いし起こせる気しないので…結局値段も相成ってカブの110ccを購入しました(25万)。メジャーなだけあって二人用シート外、別売り部品が多くていじりやすいし可愛いです(*´ω`*)
まとめ
用意するもの
長袖長ズボンの服・ブーツ・ヘルメット・グローブ・交付時の暇つぶし
かかったお金
試験費用(4,550+4,050×3)講習費用(12,000)交付費用(2,050)=28,650
必要な練習
ブレーキをかけながらのふらつかない低速走行・ブレーキ無しでのふらつかない低速走行・標識通りの当たり前の運転
減点箇所(私の場合)
ポンピングブレーキ・カーブは20km/hまで減速・後部確認時、前を向くまでそちらに動いてはいけない・急制動前には絶対ブレーキに触れない
得たもの
中型免許(小型AT限定)・経験値・話のネタ・強い心→図太い心
男性の多い仕事なのでバイクで通勤しているとバイクの話になることも多いですし、一発試験はいいネタです。そして頑張って取った達成感と教習所より5万以上浮いたので満足。良い経験でした。
始めるまでが不安で踏み出しづらかったですが、2段階右折も30㎞制限もないしちょっとした送迎にも使えて快適です。