効果的な宿題のあり方
中学生も忙しい。
でも言語習得を考えた時に、
中学校の教科書だけではインプットの総量は足りず、
加えて練習量も、
進出表現や文法のインテイクを促すほど、決して十分とは言えない。
そうなってくるとインテイクを少しでも促すための宿題がやはり重要となってきます。
私の場合は、
①教科書本文の穴抜きプリントを渡し、英文全体を復元する。
②ストーリーリテリングを家族に聞いてもらい、サインと感想をもらう。
この2つをメインに毎日行なっています。
宿題を毎日出すことで、
生徒自身は大変にもちろん感じていますが、
宿題を行うことの習慣が形成されます。
あれ、今日宿題、ないわけないよね?
何だっけ?
と、よく教室で会話が聞こえてきます。
宿題は基本的にその日の授業と連動していて、
復習の要素があるので、
何をしなければいけないかで、
生徒が悩むことはありません。
加えて、
休み時間や空き時間にすることを奨励しているので、
友達と一緒に取り組む姿も見られます。
もちろん、それでも出せない子は、
各クラス40人いたら2人ほどはいますが…9割は毎日しっかりやってきます。
忘れた子たちには、
「今日の終礼までに提出するように」や、
英語を苦手として、かつ宿題がなかなか出せない子に対しては、
「教科書、そのまま丸写しでもいいよ」
などとハードルをぐんと下げます。
ちなみに、予習系の宿題を、
採用されてから3年目くらいまでは課していましたが、
色々と調べていくうちに、
復習系の学習の方が効果がある ということを多くの書籍から学びました。
また、
授業のネタバレを、
予習でさせたくないと
強く感じております。
復習によって、
インテイクを促す
というところがポイントかな。