『溺れるナイフ』を観て完全に溺死した話
まず映画を観る前の時点のステータスです。
日時:11月6日(日) 公開2日目
原作:読んでない
目的:菅田将暉の鑑賞
スタイル:ソロ鑑賞
その他:小松菜奈ちゃんはあまり好きではない、Hey! Say! JUMPが好きで重岡大毅(ジャニーズWEST)にはあまり興味はない
以下ネタバレ含むのであしからず!!!
結論:
ラブストーリーにおける次世代の当て馬男役を欲しいままにする重岡大毅が見えた
(私的プロローグ)
高校の時にタイムリープして、まだデビューしてない頃の重岡くんを追っかけていた友達を「なにしてんだ…」って思ってた自分ブン殴って万札たたきつけて大阪まで送り出してやりたい。
そして私は4年の時を経て、重岡大毅というパンドラの箱を開けてしまったのだった…。
『溺れるナイフ』大友勝利 as 重岡大毅のココがヤバい
①どこがセリフでどこがアドリブなのか全然わからない
②どこからともなく醸し出される田舎少年的 ″ダサさ″
③口に出す言葉と感情がズレズレな圧倒的青春ド真ん中男子感
①どこがセリフでどこがアドリブなのか全然わからない
これがほんとにスゴい。
私が集中して精神を統一させながら鑑賞した中でも、2回はセリフなのかアドリブなのか言葉を噛んでるシーンがあった。にもかかわらずカットも撮り直しもされずにそのままに映画としてスクリーンに映し出されているのだ!!!
基本、主人公の小松菜奈ちゃんとのシーンが大半を占めているので2人で会話するシーンが多いのだが、これがほんとに、ぜーーーんぶリアルに見える。
朝のWSで流れてた菜奈ちゃんと重岡くんのインタビューの様子と比較したけど、全然映画と変わらない。菜奈ちゃんに肩ハタかれるところとか、映画の中そのままなのだ…!
※参考
②どこからともなく醸し出される田舎少年的 ″ダサさ″
舞台は田舎で海以外なーーーんもないところなので、遊ぶと言ったらバッティングセンターとか、放課後は家の手伝いとか、そういうことを大友くんは毎日しているのである。
あのね!!!!!!!チャリで荷台に荷物乗せてハーフパンツはいて、思いっきりNew Balanceって書いてあるTシャツ着て出てきたとき!!!!!!!
ッッハ!!!!!!!!
その後アイス頬張る横顔が最高に田舎の中学生だったよ。
あとバッティングセンターでバット構えるシーン、次のボールが来るまでのアイドルタイムで腰を低くするタイミングでズボンをグイっとあげるところ、見逃さないよ大友くん。ズボンちゃんとはいた方がボールに集中できるもんね!!!!!大正解!!!!!
特に好きなのが高校生になって2人が久々に話すシーンで菜奈ちゃんに
『大友ってまゆげ整えるようになったんだ』
って言われてから3回くらいずっとまゆげイジられ続けるところ。
触られると『やめんしゃいッ!!!』ってずっと言ってる…DKになって眉毛整えだす大友くん(重岡くん)ヤバい…ありがとう…まゆげ整えることで田舎の中学生が高校生の階段を昇ったことを表現してくれてありがとう………
③口に出す言葉と感情がズレズレな圧倒的青春ド真ん中男子感
まあ結論から言えば、当て馬なんですよ重岡くんはね。
菜奈ちゃんにはコウちゃん(菅田将暉)っていう絶対的な存在がいるし、容姿も思考もみんな二人の世界でしかないわけですよ。
そんな中にね?New Balanceってでっかくロゴ書いてあるTシャツ着てズボングイっとあげてる重岡くんは入れますか?いや違うでしょ?ね?
本人もわかってるんですよ。二人の世界には入れないからって。
でもね、好きなんだよ!!!!!夏芽のことが!!!!!もう抑えられないんですよ!!!!!
『おれ、友達でええよ!全然!彼氏とかいいから!な!友達でええよ!』
『明日映画でも観に行かへんか?』
『おれ、遠距離でもええよぉ?』
友達とか言いながらキスするし、
彼氏じゃなくてもいいとか言いながら軽率に映画デートに誘ってくるし、
超振り回されて全然自分に気が向いてないって見てわかるのに引き留めるし…
そんな絶対報われない大友くんが夏芽と別れるときに歌う歌がですよ?
なんだと思う?え?違うよback numberじゃないよ?田舎の高校生だよ?
『俺ら東京さ行ぐだ』ですよ!!!!!!!!!!!!!
ハァ テレビも無ェ!!! ラジオも無ェ!!!
クルマもそれほど走って無ェ!!!!!
ピアノも無ェ!!! バーも無ェ!!!
おまわり毎日ぐーるぐる!!!!!
ナァ 朝起きで!!! 牛連れで!!!
二時間ちょっとの散歩道!!!!!
電話も無ェ!!! ガスも無ェ!!!
バスは一日一度来る!!!!!!!!!!
オラこんな村いやだ~~~ オラこんな村いやだ~~~
東京へ出るだ~~~~~
東京へ出だなら 銭コア貯めで
東京でベコ飼うだぇが~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ソロ鑑賞だったけどめちゃくちゃ笑ったし最高だよ………
東京出たら絶対モテるよ大友くん。
正直観るとき菅田くん鑑賞目的だったし、内容についても原作読んでないから先入観はゼロだけど期待値そこまで高くなかったんだけど、総合していえば、
今までの菅田くんが出演した映画の中で一番好きだった
(重岡くんに溺れたけど)
そもそも小松菜奈ちゃんってあのビジュアルで今までフッッッツーーーのJK役やったりしててなーんかしっくりこなかったんだよね。
でも今回はティーンモデルで圧倒的美貌の持ち主ってそのまんまだから全然違和感なくスーーーッっと入ってきた。
あと、ホントに夏芽とコウの世界が中心だから周辺の「普通の田舎の女の子」とか余計なものが全然なくて最高だった。
だって、夏芽もコウも立場から、持ってるものから、バックグラウンドから、全部普通じゃないんだもん。そりゃ周りの子とかどうでもいいわ。
だから見る側も少女漫画によくある「共感」とかそういうものはどうでもよくて、ただ2人の心情と周辺環境とを追いかけて集中してればいいっていうめちゃくちゃシンプルな鑑賞ができたなー!ってスッキリした。
夏芽の事件後、久々にコウとしゃべったときに、
『なんであの時倒してくれなかったの!!!!!!』
って船の上で夏芽がコウにキレるシーン、「え、そこ?」って感じだったんだけど(隣の子も同じ反応してた)、これも要はふつうの少女漫画的に言うと「共感できない」ってことなんだよね。
でも、そもそも自分たちみたいな一般ピーポーに分かるわけないんだって思いながら最後まで見たらそのシーンもちゃんと昇華されてすっぽり収まってくれた。
散々重岡くんと映画についてブチまけたけど、要は『溺れるナイフ』今年見た映画の中でトップ3なんでみんな観な!!!!!
青春をイカ焼きに捧げた大友くんこと重岡大毅を目撃しやがれ!!!!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?