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#55 花と夢と1番目

パソコンキーボードの
下ボタンとシフトキーが死んで動かない
エンタメ写真家のwallyです。
(作業効率最低

本日は、一ヶ月程前から決まってた
イベント撮影会でした。

地元でお花を取り扱う
セレクトショップ&ワークショップのお店、
ハナハミネさんとの初コラボイベントだ。

店名は、花(ハナ)・葉(ハ)・実(ミ)・根(ネ)
からきてるらしい。
オシャレすぎるな。

『ウチでもイベント撮影会してくださいよー( ´∀`)』

『いいですよー(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎』

話し合い2秒で決まったイベントだった。

ちなみに僕は普段イベント撮影は
自ら好んでしない。

理由は大変だから。

イベント撮影会の多くは、
『初めまして』のお客様が多く

相手がどんな写真を欲しがってるのか?
どんな写真なら喜ぶのか?
何を求めてこの撮影会に来てるのか?

そこを考えるのが大変なのだ。
普段いただいてる撮影費用より安いと言えど、
お金をいただくので、
中途半端なものを撮れないし、
強靭な精神力が必要とされる。

そもそも、笑顔の写真=最高
という方程式は僕にはない。

人にはキャラクターというものがある、
笑わない方がその人らしさが出ることもある。

なので写真は、
笑わせたらいい、訳ではない』
相手の好みと、求めているものと、
体型、顔の作りでネガティブに思ってそうな
とこを見つけて、
それが見えないように、
隠れるように、
その人らしさを引き出せるのが
俗にいう『プロカメラマン』なんだろうなと思っています。

そんな中、今回イベント撮影会を受けた理由は、

『新しい人に会える』

新しい人とは、僕の今までの実績や経験を知らない人。
だから素直に今撮れてる写真が
『いいか悪いか』『好きか嫌いか』
の判断をちゃんとしてくれる。

だから自信過剰になってないか、
周りの評価に天狗になってないか、
それを見直すための機会になると思ったので
引き受けた。

ちなみに、イベント撮影会を通して
生活費を稼ぐようなことは
絶対オススメしない。

理由は2つある。

①安いお客さんしか来ない

イベント撮影会は大抵、500円~3000円
くらいのサービス価格でしているとこが
大半だろう。

例えばこれを定例にしてしまうと、
その価格の時にしか来ない人が大半になる。

つまりどんなに素晴らしい写真を撮っても
あなたに支払う金額は安いまま。

本当にいいお客様とは、
あなたの撮影価格がいくらであろうと、
『応援』の意味も込めて多少高い金額でも
必ず来てくれる。

自分が生きていくためには、
価値を分かって応援してくれる方を優遇して
大切にする必要があるので、
価値を感じていただけない方とは
お別れすることが必要です。

だって、食べていかないといけないからね。

②そもそもイベントとは宣伝行為

プロカメラマンによる写真撮影の
一番のデメリットは、
未体験のものに対して高額を支払わないといけないこと。

皆さんもお洋服は
一度袖を通してから買うじゃないですか?

食べ物も、一度誰かから貰ったりして
美味しかったものなら
高額払っても買いたくなるじゃないですか?

一度体験してから、購入というのが
高額商品が売れる時のセオリーなのに
写真撮影だけぶっつけ本番。

そりゃー買わないよね。

だからそのために、
イベント撮影会があるのだ。

これは収益を得るためのものではない、
体験してもらい、次の来店で
本来の価格を払ってもらうための動線なんだ。

全国のカメラマンの皆さんもお気をつけください。

ちなみに今回の撮影イベントでも、
『初めてプロの方に写真撮ってもらうんです』
という方も何名かいらっしゃったが、

僕が驚いた言葉がある。

『ウォーリーさんに写真撮ってもらうのが
将来の夢でした!!』

将来の夢ですと!?
弱小フリーランスですぞ?

自分なんかが、誰かの夢になるなんて
考えたこともなかったが、
正直、嬉しいけど、、、

分からない。

自分から自分への評価が低すぎて
素直に喜べないのが現実です。

でも、今日という日に
その言葉をいただいたことを忘れないために
こうやってブロブに書いてみました。

そんな言葉をいただいたあなたの、
一番目のカメラマンになれた事
大変光栄でした。

フォトグラファーとしても、
人間としても腐らないように
まだまだ走り続けたいと思います。

差し入れはマウントレーニア(エスプレッソ)
をいただけると喜びます、
よろしくお願いします。

photographer wally

It's never too late to start.



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