フジロックフェスティバル23(Day1)
昨年はコロナ禍で恐る恐るの開催、2年前は新型コロナが猛威を振るう中での開催で日本人アーティストのみ(そして、音楽フェス開催へのバッシングの中なのでひっそりと)、3年前は新型コロナが全国に感染拡大中だったため中止。
今回ようやく、マスクなし、海外アーティストも招聘し、入場口前のサーカスやテントステージのあるエリア「パレス・オブ・ワンダー」なども復活し、コロナ禍前の全力のフジロックが復活。3日間、参加した。
どんなに良いライブでも、数年経つと、体験が更新されていくこともあり、「この年のフジロック、何を見たっけ?」と記憶が薄れていってしまうので、記憶が鮮明なうちに、この3日間見たライブを記していこうと思う。
まずは1日目。苗場内の宿の駐車場をお借りし、車を停めて、12時頃に会場に入る。快晴、というか猛暑。
1 あっこゴリラ
13:40-14:20 GYPSY AVALON
昔からけっこうライブを見ていて、ドラムを叩きながらラップしたりと、パワフルで多才。非常にライブが盛り上がる。
2 SUDAN ARCHIVES(スーダン・アーカイブス)
14:20-15:10 WHITE STAGE
バイオリン奏者/シンガーソングライター/ビートメーカー。夜、レッドマーキー前を歩いているのを見かけた。
3 THE BUDOS BAND(ザ・ブードス・バンド)
15:10-16:10 FIELD OF HEAVEN
NYで結成されたアフロ・ファンク・サイケデリックバンド。初来日とのこと。今回のフジロックで始めて知ったバンドだったが、素晴らしいライブだった。DJ ShadowやCUT CHEMISTが好きな人は音を気に入ると思う。途中、この3日間で唯一の雨(夕立)に見舞われる。
この後、YVES TUMORを見に行こうと思っていたが、あまりの暑さと夕立ちに体力を奪われたために断念し、しばらく休憩。
4 CORY HENRY(コリー・ヘンリー)
17:10-18:10 FIELD OF HEAVEN
「ブルックリン出身のグラミー賞受賞のアーティスト、コンポーザー、プロデューサー、マルチ奏者で、鍵盤マスター」。始めのほうはソウルフルで、徐々にジャズ&ファンク色が濃くなり、会場はものすごいグルーヴに包まれ大盛りあがり。結果、20分ほど時間をオーバーし、半ば強制終了させられていた。
5 YO LA TENGO(ヨ・ラ・テンゴ)
19:00-20:30 FIELD OF HEAVEN
老舗のバンドで以前からよく聴いていたが、ライブを見るのは始めて。1曲ずつメンバーが交互に歌ったり、予想していたよりもノイズ色が強かったりと、思っていた以上にライブバンドでかっこよかった。
6 YEAH YEAH YEAHS(ヤー・ヤー・ヤーズ)
20:10-21:10 RED MARQUEE
YO LA TENGOを途中で切り上げて駆けつけたが、ものすごい人でレッドマーキーの後ろのほうで眺めるしかなかった。そのため、数曲だけ聴いて次のストロークスに備えるため退却。観客は、アジアや中東のほうの国の人たちの割合がほかのライブと比べて多かったのが印象的。
ちなみにボーカルのカレンOは、元恋人のスパイク・ジョーンズが監督した映画『かいじゅうたちのいるところ』のすべての音楽にたずさわっている。
7 THE STROKES(ザ・ストロークス)
21:10-22:40 GREEN STAGE
1発目が「ザ・モダン・エイジ」で文句なしのオープニング。曲と曲の合間など日本のオーディエンスが静かすぎることを途中、何度もやじっていたが、若い頃のやんちゃぶりに比べると、これでもだいぶ落ち着いたらしい。最後のほうはきちんとオーディエンスに感謝の意を伝え、アルバム『イズ・ディス・イット』からの名曲連発で終演。この日のグリーンステージのトリ、そして、「全開フジロック」復活の幕開けにふさわしいライブだった。
当日のライブを全部録画している人がいるとはすごい。
「Someday」が一番好きです。
8 Ryoji Ikeda(池田亮司)
23:00-23:55 RED MARQUEE
「国際的に活躍する作曲家/アーティストとして、電子音楽の作曲を起点としながら体験としてのアートを提示する。音やイメージ、物質、物理現象、数学的概念などの様々な要素の精緻な構成を用いて、見る者/聞く者の存在を包みこむライブ・パフォーマンス、インスタレーションを発表している」。ノイズや音響の第一人者で、芸術集団・ダムタイプ(Dumb Type)の舞台音楽も担当している。実はこの日のライブでストロークスと同じくらい、楽しみにしていたアーティスト。普段は海外を拠点にしているのでなかなかパフォーマンスを見る機会がなかったが、まさかフジロックという場で見れるとは。ブッキングしてくれたかたに感謝。
9 Vegyn(ヴィーガン)
24:00-25:00 RED MARQUEE
このあと、OVERMONOやEY∃ x COSMIC LABも見たかったが、初日なので無理をしないように会場を後にし、場外のエリア、パレス・オブ・ワンダーでサーカスを満喫してこの日は終了。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?