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犬ぞり解説書(下)

前回犬ぞりに関してダラダラ述べて終わってしまったので、今回は乗り方を簡単にお伝えしたいと思います。


日本語で説明を受けられるときはいいですが、英語に苦手意識がある方は是非犬ぞりツアー参加前にご一読を(あ、もう遅かった?)



まず、大抵のツアーでは2人一組です。

おひとりさまは現地で他のおひとりさまと組むか、ガイドと組むことになると思います。
それか、予約人数によっては一人で体験ってこともあるかも…?

基本は一人は座って景色を楽しむ人、もう一人は犬ぞりを操縦する人、です。

大体5頭から6頭の犬たちと一緒に走ります。どこの犬舎も人に慣れてフレンドリーな子が多いと思うのでたくさん声をかけて触ってあげてください。


犬ぞりは一応乗り物なのでやる前にお酒は飲まないでください。1回ビール飲んでウェーーイってやって事故って足折ってヘリコプターで運ばれた人を見たことがあります(マジ)

コントロール出来なければ意外とスピードが出てしまう乗り物です。




【操縦するとき】

そりの後ろはこんな感じになっています。
形状は多少違えどどこもこんな感じかと。

基本はこのスキーのような板の場所に立ちますが、ここにずっと立っていればいいというわけではありません。


犬は勝手にスピード調節したりしませんので、人間がやります。

簡単に言えば、速すぎるときはブレーキを使い速度を下げ、上り坂で止まりそうになるときは押しながら一緒に走る、ということです。

あとはカーブのときには重心を移動するなどして木や障害物にぶつからないように気をつけます。

※トレイルには平坦な道も上り坂も下り坂も急なカーブもある。自然の中を走るので道路のような整備の行き届いた道でないことも。


基本的には長靴で踏んでいる金具部分がメインブレーキです。車でいうとサイドブレーキのような。完全に止まるときによく使います。

完全に止まるときは両足でしっかり乗ってください。


そのすぐ後ろの黒いマット。これがスピードコントロール用のブレーキです。

これを踏んで速度を調節します。
黒いマットだけで速度が落ちることもあるし、金具のブレーキを踏みながら速度を落とすこともあります。


基本はこんなところ。ハンドルという持ち手にしっかりつかまって運転する人は運転に集中してください。気を抜くと投げ出されます(笑)



勘が良い方はお気づきかもしれませんが、犬ぞりは犬が前で引っ張って人間が後ろでコントロールする乗り物なので、転んだりして運転手が居なくなると…


そのままどこまでも止まることなくずんずん進んでいきますからお気を付けて。(笑)



倒れてもハンドルから手を離すな、とは言っておきます😉



【乗ってるとき】


乗ってる人は基本的には何もせず景色などを楽しんで下さい。
ただし、足や手を大幅にソリから出すと木や障害物にあたる可能性があるので、気を付けて。

最後に、犬たちにも人間関係のような感情があります。犬同士好き嫌いがあるので、それを考慮してガイドはチームを組みます。

嫌いなやつに後ろから走って抜かれたりすると、ブチギレて血で血を洗う喧嘩になることもあるので、車間距離のようにそりの間はあけて、追い越し追い抜きをしないように速度を調節してください🙂

文章だけでは伝わらないと思うので、是非旅行の際には犬ぞり体験してみてください😁😁

Photo by Lyngsfjord Adventure

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