コロナの渦中に骨折した話
先月、人生初めて骨折をしました。
折った瞬間を今思い出しても痛いのですが、こういう経験談こそ笑い話にしないと強く生きられなそうなのでシェアします(笑)
4月1日に愛犬が亡くなってしばらく引きこもりならぬステイホームをしてたんです。なんだか誰にも会いたくないなぁって。仕事もないしちょうどいい機会だし家で好きなことしようって。
それでもずっとそうやって籠もってる私を心配した夫は少しずつ私を外に出そうとしました。
2週間が経って、イースターも明けて、そろそろ自分の意思で外へ出ようかと思い、久しぶりに犬たちと走ったら
手を、折りました。
もうなんであの時あの選択をしたのだろうというくらい馬鹿なミスで8頭の犬に引きずられる羽目になり、結果、中手骨と手首の小さい骨を折り、2時間かけて行った病院で「手術ですね〜😄」って。
※やらないと指が変な方向向いて固まるって言われたため、金属を入れて正しいところで止めておく手術。
人生で骨折とか大きい怪我したことないからそれはそれはパニックですよ(笑)
「の、ノルウェーで初の入院?!」と。
こんな状況下ですから、病院に入るとき毎回必ず3つの質問をされました。
①コロナやインフルエンザの症状はあるか
②過去2週間国外に居たか
③コロナと疑われる人との接触はあったか
私は一次診療の病院でマスクを貰ったので、それを付けたまま紹介状を持って大きな病院に行ったのですが、それが仇となり私はコロナの症状があるのかガードマン受付看護師医師に何回も何回も確認される羽目に…
コロナと疑われる患者はそもそも入る病棟が違うので都会の病院でマスクしている人はそういう患者とみるそうです。(この辺まだまだ、マスクしてる人なんていないからね😅)
コロナで病院が空いていたので、北欧医療では珍しいと言われるスピードで手術の予約が取れ、「いまから何も食べないで!」と即入院し、5時間待って手術を受けました。
「今なんの時間なん?」というどうしていたらいいか分からない放置時間がたくさんありましたが(ザ北欧)、人生初の入院&手術ということで内心ビクビクしてました。
コロナの影響で付き添いの人は病院に入れないし、心細い一夜を過ごしましたが、看護師さんたちの明るさにだいぶ助けられました。
恐らく私のカルテには8頭のハスキーに引きずられたとの文言が記載されていたので来る看護師来る看護師が「いや〜災難だったねぇって。私も犬ぞりやってみたかったけどやめることにするよ(笑)」なんて感じで作業ついでにフランクに話しに来てくれました。
で、手術の時間はいきなり来るわけです。
ネジみたいなのを3本入れるだけって言われたんですけどね。
「よし、今から下の階降りて手術だよ〜」って。
こ、心の準備がぁ…
ド緊張のまま手術担当に引き渡され、麻酔の説明を受けて、片腕に麻酔をかけられて、手術どのくらい時間かかるのかと思って時計を見たら…
『ねぇ、手術室の時計が反時計回りなんだけど…』
おかしいのは時計なのか私の頭なのか確かめたくて、近くの看護師さんに
「時計は正常ですか?私には反対周りに見えるのですが…」と尋ねると
「え、私には普通だけど、あなたは反対周りに見えるの?」との答え。
私の頭は遂におかしくなったのか!!!ここで死ぬのかと、わりとパニックになったとき
「冗談よ、あれたまに自分で時間直すのに逆に回るのよねぇ〜」って。
ねえ、手術室の時計がそんなんで大丈夫なの…
そのままリラックスする薬入れるわねと言われ気付いたら術後。(全身麻酔ではないけど事故後の疲労で気付いたら寝てた)
なんだかんだで和んだフレンドリーな看護師さんに「起こってしまったことは仕方ないから頑張って治してね」と励まされ1時間ほどで病室に帰ったのでした…
術後のケアを引き継いだ看護師さんから「朝から絶食で食べてないんでしょ?お腹すいた?ビーフのパスタあるけど温めようか?」と。
半日以上何も食べてなくて事故後のショックもあって何も受け付ける気がしないんだけど…ビーフ?もっと軽いものを下さい…(汗)
結局ヨーグルトを出してもらいましたが、ノルウェーは術後普通にビーフの何かが食べられるもんなんですかね。そういう時は雑炊か粥で育った私には理解が難しい質問でした…
そんなこんなで珍道中あったけれどなんとか無事に帰ってこれて、早1か月…
私はあと1週間でギプスフリーな生活を迎えられます(がっつり全治2ヶ月の怪我なのでした)
※術後3回目のギプス交換。最後のギプス(予定)
最近はギプスもカラフルなのね〜
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