日本山岳耐久レース⛰ハセツネ(32回2024年)
去年に引き続き2度目のハセツネを走りました。
トレイルランニングの大会ではとっても伝統のある人気の大会です。
参加定員は2000人。
気になる参加費は22000円。
人気があってエントリーはクリック合戦ですが、確実に出たかったので4月に行われた前哨戦のハセツネ30kに出ました。
女子は50位以内(男子は500位)でハセツネ本戦の参加権が貰えます。
暑くてバテバテになりながら31番を死守。
何とか出場権を貰いました。
コース
コースは東京の西、武蔵五日市がスタート。
檜原村を囲むように走ります。
まずは結果
悪くはないけど
去年より遅かったのは悔やまれます。
天気は良好☀️
準備
水は2750cc。
ちなみに50kgくらいの女性の量です。
ちょうどよかったので参考まで。
背中のハイドレ2000とボトルに500に経口補水液パウダーを溶かしました。
佐渡のトライアスロンで足攣り防止や熱中症の予防に優れた効果を実感したからです。
それに
ガッツギアという子供向け250ccジェルも水分換算しました。
でもボトル500は水や麦茶みたいなあっさりしたのでも良かったなぁと、走ってる最中に思いました。
補給食のジェルやおにぎりにもミネラル(塩分など)が入っているので、血液のドロドロを感じたからです。
流れる汗がしょっぱくて、目に入ると痛いくらいでした。
貧血で絶望的
きっと誰かの役に立つだろうという意味で今回の体調不良について書きます。
実はハセツネ前日に生理がやってきました。
献血ができないくらい慢性的な貧血ですが
鉄タブを飲むと日常では気になりません。
ところが生理数日前から
真っ直ぐ立ってるとクラクラ😵💫するし
肩こりが酷くて
あー貧血ひどいな
とは思ってました。
更年期になっているので(49歳)
生理周期も1〜5日ズレてます。
ハセツネの後に生理が来るだろう!という予想が大きくハズレました😱
納豆を毎日2パック、ちょっといいステーキを食べ、鉄タブをちょいちょいとりましたが、貧血は続きました。
スタートから浅間峠(第一関門)までは最悪😱
ヨーイドン‼️と走りだしてもカラダが重い。
目標では第一関門(22km)地点まで
去年の4h01を超えたい。
1分でいいから4時間を切りたい!
と思ってましたが、結果は4h15。
とにかく気持ちが悪い。
坂道の走って上れば、当然脚は重くてシンドくなりますが、そういう不快感が何倍にも増幅されるような感じでした。
頭痛ではないけど、頭も重たい。
ロキソニンを飲みました。
大会は楽しいので
意識は景色や周りの人に行きます。
景色が綺麗だなぁとか
あのフォーム、ウエア、カッコいいなとかです。
でも今日はそんな余裕がなく
脚が重い、頭が痛い、気持ち悪いなぁ
という不快感。
意識の全部が
自分の体の中に向けられました。
いつもなら周りの人に話しかけるのに
誰とも話せませんでした。
必死に頑張ったし、諦めなかったけど
体調不良は仕方ないなぁ
と自分を納得させた浅間峠でした。
第二関門(月夜見)は予定通り
8時間半かけて第二関門に到着しました。
第二関門では水を1500cc貰えます。
ハセツネは補給食のない硬派な大会です。
山歩きとはどうゆう事か?
たくさんの水と食べ物を持って
自然を体感してほしいという主旨の大会で
そこもハセツネの魅力です。
駐車場に向かう手前で
一度ロード(舗装路)に出ます。
200〜300mくらいですが
歩きながらおにぎり🍙を食べました。
それなりの標高と夜
しかも大量の汗もかいてるので体が冷えます。
じっと止まって
頂いた水分をボトルに移し替えたり
補給食を取り出しやすく入れ替えていると
一気にカラダが冷え
低体温の危険があります。
それもあって
止まらずに歩きながら
おにぎりを食べたのでした。
この作戦はとても良かったので
次回もこの作戦で☺️
救世主✨現る
月夜見の第二関門を抜けて
御前山に向かいました。
御前山までは長ーい上り坂があります。
真っ直ぐ見上げる長い長い坂は
globeのどこまでもー限りなく〜
とか
MISIAの
果てしなく続くストーリー
がピッタリです。
そんな歌をリフレインしていると
後ろから
ラーメン食べたいですね
という
けっこうどうでいい感じのw
楽しく明るい会話をしてくれる
男性が現れました。
私: 背脂ちゃっちゃや二郎はムリよ
救世主: しょうゆがいいですね
味噌ラーメンじゃないです
こんな軽めの世間話は
私の世界を救いました✨
それまで内へ内へ向かっていた
ネガティヴな気持ちのベクトルが
外の世界へ開放されていきます。
救世主: 温泉に入りたいです
女子みたいですねw
私: 風呂上りにビールよりもレモンサワー飲みたいわ
救世主: 酸っぱいのがいいですね
カラダはキツいけど、この会話で
しんどい、キツい
から
ワクワク☺️楽しいね
無事にゴールしたいね
パッと明るく気持ちになりました。
ラスボス⛰️大岳山
大岳山まで500mの道標があるところで
救世主とはオサラバ。
シューズの中に
小石が入って痛かったのでそれを出して
ポールを仕舞いました。
大岳山は岩場や鎖場が多く
ポールが邪魔になります。
手を使って岩場を登ったり
木を掴んで進む方が安全です。
作戦は功を奏し
何人も抜かして前に進みました。
大岳山から下り2kmで綾広の滝です。
美味しい天然水を汲んで
気合いを入れます。
御岳山から下り基調の13kmですが
去年はのんびり走ってしまいました。
今年は死に物狂いで走ると決めてました。
遅くても自分に負けなかった
御岳山からは下り基調
とにかく足を止めない。
脚は痛いです。
特に下りは衝撃があるのでヒリヒリ痛みます。
途中、女子2人と抜きつ抜かれつでした。
大会ともなると
バチバチ戦ってる感じがしますが
70kmも走ると
お互いにリスペクトがあります。
戦いではなく、とにかくゴールしたいね!
という気持ちが湧き出ます。
救世主くんと最後の方で一緒に走った女子に
引っ張ってもらいました
と言ってもらえて嬉しかったです。
私は一定のペースで
止まらず走るのが特徴なので
それが良かったのかもしれません。
救世主くんがゴールで待っていてくれました。
嬉しくて泣けました😭
また一緒に走れるといいですね。
前回のタイムを更新したい
なんとか入賞できないかな?
と思っていましたが
走る前に貧血で
それどころじゃないスタートになりました。
途中から順位やタイムは諦め
ゴールまで20時間かけて
日の出山からの朝日🌅を見ようかな?
と思うほどしんどかったです。
ネガティヴからポジティブなメンタルに復活できたことは本当に良かったです。
救世主くんには感謝❤️感謝です。
今熊神社で応援してくれたAさん
ボランティアのWさんと
会えてホッとしました。
この2人と会った時はグロッキーのピークで
塩対応だったことをお詫びしたいほど🙏
生きて元気に帰ってくることが
トレラン大会の基本です。
前半は苦痛と闘ってましたが
途中から
せっかく参加したのだから
不快で終わらせてはいけない。
タイムは遅くてもいいから
楽しく終われるようにしよう!
と決めました。
ゴールできてよかった‼️
今は幸せを噛み締めてます✨
景品
長くなりましたが
お読みくださりありがとうございます😊
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