簡単に気持ちを上向きにする方法
相手を思いどおりに導きたいときは、もうすでにそうなっているように扱うといいと言います。
例えば誠実になってもらいたいとしたら、ちょっとでも誠実な場面が見えたときには「あなたは誠実な人ですね」と、誠実になっている人として扱うのです。人はそのように扱われると、そうなっていきます。
子供のときに親戚の家でご飯をごちそうになったときのことです。
昼食のときに「好き嫌いなくいっぱい食べてえらいね」と褒められました。夕食はあまり好きではない椎茸ができました。家であれば絶対に食べたいのですがしっかり食べました。母親にも「家では食べないのに良い子だね」と褒められました。
褒められてうれしかったということもありますが、そのときは「自分は好き嫌いの無いえらい子供」として振る舞ったのです。
自分の気持ちを上向きにするには、これと同じように「もうすでに機嫌の良い状態になっている」として自分を扱うのです。
自分で自分を機嫌の良い人として扱う
気持ちが上向いているようにするには、気持ちが上向いているように自分を扱って脳をだますのです。
では気持ちが上向いている人は、機嫌が良い人です。
あなたは機嫌が良いとき、どうなりますか?
どんな表情をしていますか?
どんな姿勢でいますか?
どんな呼吸をしていますか?
どんな行動をしますか?
目元が緩んで、口角が上がった軽い笑顔で、
軽く胸を張った姿勢で、
鼻呼吸でゆったりした深い腹式呼吸で、
好きな歌を鼻歌で歌う
決してへの字口や、口を尖らしたりはしませんし、目元も釣り上がりはしていません。猫背で下は向きませんし、「ハー、ハー」と浅くて速い呼吸はしないはずです。
楽しいから笑うのではなく、笑っているから楽しくなると言います。
イヤイヤ勉強を始めても、夢中でやっているうちに集中してきます。
機嫌よく上向きな気持ちでいたければ、気持ちが上向いているように振る舞うと、結果的に気持ちが上向いてきます。
悲しい気持ちになったときは、笑顔を作ります。
鬼滅の刃の禰豆子のように、竹を口に咥えるだけで口元は笑顔の形になります。
マラソンをしていて苦しくなったときには、姿勢を正して笑顔にしてみます。
イエスを3回言うのも効果的です。
即効性があります。
自分に必ずイエスと答える質問をして、親指を立てて笑顔で「イエス!!」と答えます。
「今、noteの記事を読んでいますか?」
「イエス!!」
「私は今呼吸をしていますか?」
「イエス!!」
「私は男性(女性)ですか?」
「イエス!!」