「日本は地方チーム創設でeSportsが輝くかも?」
どうも、W.I.のtotokoです。
賢明なW.I.および、W.G.ファンの間には一般的な挨拶になっているはずです、そうだと嬉しいな。
さて、今回はちょっとした持論、といいますかかれこれ「いかにしてeSportsを日本に流行らせるか!」ということに関して、様々なニュースサイト等々を元に書いてきました。
今回はそんな執筆作業の中でふと僕自身の中で感じ考えたことをつらつらと書いてみようかと思います。
eSportsの現場って日本というよりも「東京」だけになっていない?
なんだかんだ言っても日本では以前から、闘劇だったりRAGEだったりeSportsに関する催し物はなされているんですよね。
それにLoLに関してもLJL発足し、去年は一応WCSに出場しましたし。最近ではOPENRECなどのストリームサービスなども増えて来ていますし、規模はともあれやっていることはやっているんです。
でもなぜか盛り上がらない。いや、違うな、「一部地域でしか盛り上がっていない」気がするんです。ようするに東京でだけってことです。
地方でも大会とかはあるのですが、いまいち「地方のオフ会の大規模版」の範疇を越えられていないのが現状です。
でもだからこそあえて「地方のeSports」を応援!
と、僕は言いたいです。
これには明確な理由があって、大会や試合に参加している「参加者」、それを現地で応援する「観戦者」、そしてその模様をインターネットを通じてみている「視聴者」この層が見事にバラバラなんです。
これでは盛り上がりにかけます。みんなが参加者でみんなが応援者みんなが視聴者の立場になれないと、「一部地域で盛り上がっているだけ」にとどまってしまいます。
もちろん、人口やスペース等の制限などがあるのはわかります。それでも、地方を無視してはいけません。
真の意味での「日本中でeSportsを流行らせる」には全国規模でそのタイトルの競技が行われた方がいいはずです。
この考え方は別に特別なことではないはずです。むしろ、日本ではわかりやすい例があります。
そうですね、「学生スポーツの大会」です。
中学生や高校生の部活動の大会は、各都道府県の予選があり、場合によっては九州などの地方大会、そして全国大会−−となっていってます。
このシステムの素晴らしいのは、全員が参加者であり、観戦者であり、視聴者になれるということにあります。
例えば、野球ですと甲子園常連校は当然甲子園を目指して、練習に励み、大会ではそれこそ命懸けで試合に臨みます。
対して、そうでもない学校の場合はもちろん勝ちたいという気持ちはありますが、それよりも「3年間苦楽を共にした仲間と最高の思い出をつくりたい!」という気持ちが出てくるはずです。
そして、見事甲子園予選を勝ち抜いた学校は、その県の代表として甲子園で戦います。負けてしまった学校も、一部の生徒は「俺たちの代表だから応援するぜ!」と観戦者として現地だったり、視聴者としてTVで応援することでしょう。
この「全ての人たちがほぼ等しくそのゲームの体験ができるイベント」が大事なのです。
そうなるとますますその間口を広げるためにも、地方から盛り上げて行くべきでしょう。
eSportsのプロチームも地方で?
難しいのは承知です。年に一回の大規模大会とかでしたら、地方予選から初めて~とやればいいですが、LoLなどのリーグでやっているタイトルやチームゲームの場合は、通信環境だったりで課題は多いです。
それならいっその事Jリーグ方式というのもありといえばありかもしれません。
各地方がチームを持って、応援。スポンサーはその地域の会社とかが行う。基本的には各地方リーグで代表チームを出し、それらが年間ナンバーワンをかけて試合をする。
まあ、言葉で説明するのは本当に簡単なのですが、課題は山積みですし、そもそもそう簡単に地方都市がノッてくれるとは限りません。
なので、まずは個人タイトル(格闘ゲームやDCGなど)から初めていくといいかもしれないです。
そういえば、Cygamesからでている「シャドウバース」は「シャドバ甲子園」と題して各地方の代表チームを出して、決勝大会を行うという試みをしていましたね。
何はともあれ、現状の「首都圏ではeSportsというものが盛り上がっている」というこの業界の状況を打破することが、今後の発展につながることでしょう。
蛇の足
この記事を書くに至ったのは、僕が学生時代はアーケードゲームにハマっており、その中で全国大会をするに至って「店舗予選」→「地方予選」→「全国大会」というステップを踏んでいたことを思いだしたからです。
さらに考えると高校生クイズというものがありますから、3人一組でのゲーム大会ならば、地方予選→全国大会のステップを踏むこともありえない話ではないかもしれません。
案外、日本、いや世界最強プレイヤーは地方の片田舎にいたりしますからね。