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子どもの習い事、何をさせたら良いの?

「佐藤さんちの上の子たち、習い事は何をさせているんですか? 
なんの習い事をいつ頃からさせたら良いのか悩んでいます。」


先日、幼児のお子さんを育てているお父さんからこんなご相談をいただきました。

私の上の子たちというのは小5、小3、小1の娘たちのことです。

小5の娘は小1からピアノ
小3の娘は小1からスイミング
小1の娘は最近ピアノを始めました。初めての習い事です。

小5の娘は習字も習っていましたが、先生と合わず1年弱で辞めました。
小3の娘は、小1のときにピアノを半年で辞めました。

習い始めてすぐに辞めたくなると、辞めグセはつくのか?

「一度習い始めた習い事をすぐ辞めてしまうと、辞グセがつかないか心配です。」

実は別の人からこんなことも相談されたことがありました。

私の子どもたちにおいては、辞めたくなった習い事は辞めても続けたい習い事は続いています。「辞めグセ」はついていないと思います。

やってみたけど「思ったいたほど面白くないな」って思うことって、人生経験が少ない子どもにとってはよくあることだと思います。

人生経験豊富な大人にだって、そういうときありますよね。

長女は1年弱で習字を辞めました。
お休みしたい日が増えてきたので教室のことを詳しく聞いてみると、なんとなく行きたくない、気が重いという感じでした。
教室の居心地が悪く感じているようでした。

「一旦辞めてみる?辞めてみて、また通いたくなったらその時考えればいいんじゃない?」

と聞くと、「じゃあそうしようかな・・・」と返事が返ってきました。習字自体は好きだったので辞めると決めるまで本人も相当葛藤していました。

習い事なので、気が進まないなら行かなくていいと思います。
その点、学校は気が進まなくても「頑張って行ってきな」って思っています。
学校と習い事は違います。

長女は学校は好きじゃありません。
たまに息抜きでお休みするのはアリにしています。学校は嫌なことも良いこともあり、色々な大人や子どもがいて、本当に様々なことを経験させてもらえて、自分という人間を知れる貴重な場所だと思います。

学校嫌だなぁ〜お休みした〜いってしょっちゅう言っていますが、嫌なことも楽しいことも嬉しいことも色々いろいろあります。家では文句ばっかり言っていても習字で賞を貰ったり、ピアノ伴奏を任されたり、お友達から頼りにされていたりと活躍する場もあって学校活動に積極的に参加しているようです。嫌々、だとしても。

次女は年長のときに長女が習い始めるタイミングで一緒にピアノ教室に通い始めました。でもピアノに行くよりも友達と遊びたい気持ちのほうが強かったので、「ピアノ、辞めたい?」と聞くと、サラッと「やめるー」と返事が来ました。笑

お姉ちゃんがピアノをやるなら私もやりたい!って、釣られてやり始めたのはわかっていました。次女はお友達と遊ぶこと、外遊びで身体を動かすことが大好きでピアノっていうタイプじゃない。

小1でスイミングに通いはじめてからはメキメキと泳力をつけて休日に自主練に行きたがるほど楽しんでいます。

小1の三女は先日初めての音楽発表会で、ピアニカを演奏しました。
これがすごく楽しかったようでピアノやりたい!ピアノやりたい!と言いはじめました。ピアノ教室に通い始めて1ヶ月、家でもほぼ毎日練習しています。

習い事においては純粋に楽しさを感じていることが大事なんじゃないかと思います。
学びたいことをとことん学べる楽しさを、味わってもらいたいです。

習い事は親が決めるもの?

我が家の場合はここまでにも書いたように、子どもが自分でやりたい習い事を決めています。

習い事は「やらねばならないもの」ではなくて、やってもやらなくても良いと考えています。

学校ではやりたいことを自分で選べる機会が限られていますよね。その環境だからこそ学べることがあるます。

習い事は、本人がやりたいことをとことんやれる場と捉えています。

4人も子どもがいると経済状況や送迎の都合などで、やりたい習い事を全部やらせてあげることはできないかもしれない。

「どうしてもやりたい」と思う習い事ならば、それは無理してでもやらせてあげたいなと思います。

最初の質問に答えるならば、

いつから?
子供がやりたいと言ったとき。

何を?
子供がやりたい習い事を。


とはいえ、親が「させたい」習い事もありますよね。

親が一方的に「今日からこれを習いなさい」みたいに決めてしまうのはオススメしません。なぜなら、もしこういう親子関係が成り立ってしまっているならば、子どもの自己決定力が養われないからです。

習い事は、通う本人が嫌じゃなければ、なんでも大丈夫だと思います。

「通わされて通っているけど、そんなに嫌じゃない」とか、
「親が選んでくれてよかった、楽しい」とか、
「通わされて通っていて、本当は嫌だ」とか、
「通いたくて通っていて、楽しい」とか、
「通いたくて通っているけど、そんなに楽しくはない」とか・・・

そういった「現実」を常々把握していることかなと思います。

通いたくない習い事に子どもを通わせるのは大変。

親にも子にもストレスになることはオススメしません。

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