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夫婦のイライラの原因
こんにちは。共に歩幸の佐藤香織利です。
3年前40歳にして初めて「満たされている」という感覚を知りました。
それもそのはず。
それまでの人生で満たされた感覚を得たことがなかったので、そんな感覚がこの世にあることすら知りませんでした!
きっと、もっと「満たされている感覚」があるのかもしれない、
ある気がしています。
満たされる感覚というのは、言うならば自分の心の「愛情タンク」が満タンな状態で、私の場合こんな感覚です。
・精神的に安定していてジタバタしていない
・「どうにかしなきゃ」と思うことがない
・どうにかしようとすることがない
・とにかく気持ちに余裕がある
・子どもたちが喧嘩していても心が乱されることなく対応ができる
などなど。大きな愛に包まれて、心底安心している感じ。
なにもしなくても自分が「在る」だけで愛されていると腹の底でわかっている感じ。
満たされていなかった頃の私は、
・常にジタバタしていて心が落ち着かない
・すぐに結果を出したくて、どうにかしようとしていて
・自然の流れに抗っていて
・気持ちに余裕はなく
・子どもたちが喧嘩しているといてもたってもいられなくなって、怒鳴って喧嘩を止めさせる
というような状態でした。
自分の機嫌が良いということは、世界一大事なこと。
以前の私は子どものために自己犠牲を払うことは当然、
子どものためならどんな無理でもしようと思っていました。
子どもが私立の学校や大学に進学したいと言うかもしれないから、それを叶えてあげるためにお金を沢山貯めなくてはいけないと思っていました。
「親ならばこうあるべき」という思い込みが沢山あった
ところが蓋を開けてみると、
「子どものために」と私が無理をしてでも頑張ろうとしていることを
喜んでいる人は誰もいませんでした。
例えば
子どもの健康を考えてなるべく野菜中心の食事を作ると、
子どもたちは嫌がって食べなません。
「これ食べたくな〜い」と言われるのがキツかったし、
その度に
「嫌なら食べなくていい!!ご飯は無し!!文句言うんじゃない!」と逆ギレする始末・・・
子どもが一番求めていることは、
私に話しを聞いてもらったり、共感してもらったり、スキンシップを沢山してもらったり、私が子どもたちを宇宙一大切だと思っていると感じることだとわかりました。
そのために必要なのが、私の愛情タンクが満たされていて、ご機嫌でいることでした。
愛情タンクが満たされていると、細かいことが本当にどうでもよくなる。
ではどうしたら自分の愛情タンクが満たされるのか?
愛情タンクが満ちていくには、自分は愛されていると沢山感じることが必要です。
愛されていると頭でわかっているというよりも、
愛されていると心の底から感じることがポイントです。
愛を沢山感じると上記に書いた「満たされている」状態になります!
大きくわけて5つの満たし方(「愛の5言語」)があると言われていて、人によってどの方法で、どの程度満たされるのかが違います。
①スキンシップ
言葉の通りでハグやセックスといった触れ合いが沢山あると、愛情を感じる
②言葉
愛してるよ、大好きだよ、いつもありがとうなど、言葉で伝えてもらうことで愛情を感じる
③プレゼント
モノを買ってくれたり花束をプレゼントしてくるなど、プレゼントをもらうこと、あげることで愛情を感じる
④クオリティタイム
自分のために良質な時間を取ってくれる、相手のために時間を使うことで愛情を感じる
⑤サービス
家事を引き受けてくれる、マッサージをしてくれる、何かをしてもらう、してあげることで愛情を感じる
あなたはどのタイプでしょうか??
カップルのすれ違いの原因あるある。
カップルのすれ違いの原因で、お互いの愛情タンクの満たし方を知らないということが非常に良くあります。
それ以前に、大抵の人は自分の愛情タンクの満たし方をわかっていません。
例えば
言葉で愛を感じる人に、いくらプレゼントを買ってあげても満たされることはありません。
ここに一つ落とし穴があるのですが、
言葉が欲しい人にプレゼントをあげても、
それはそれでとても喜んでもらえちゃいます。
お互いが相手に何かをしてあげることは、純粋に嬉しいものだと思います。
「本当は言葉が欲しい・・・」っていうことを言いづらかったり、または気づいていない人がほとんどです。
自分がして欲しいこと(例えばスキンシップ)を相手にすれば、必ず喜んでくれるはずだ!という思い込みでスキンシップをしまくって、
相手に煙たがれる・・・ なんてことも起こります。
相手に何をしてもらうのが一番嬉しいのか、意識してみる。
5つのパターンをパートナーからしてもらっているシチュエーションを具体的にイメージして、それぞれのパターンで自分の心がどれだけ温まるのか?を感じてみると、自分のタイプが見えてくるかもしれません。
私自身、夫に愛されていると思っていて夫がしてくれることは全部嬉しいと思っていました。
なので、特段にどれが・・・ と、考えたことがありませんでした。
セックスレスだった10年は、今振り返ってもやっぱりすごく寂しかったけど、
愛されているんだからこれ以上求めることは必要ない、
セックスはしなくても大丈夫なこととしてしまっていました。
内省をしていくなかで、「私は夫とセックスがしたい、女として求められたい」という気持ちがあることに気が付きました。
それをどう伝えるかも長い間悩み続けました。
夫に「セックスしたいと思わない?」と聞いてみたり、夫に察してもらおう作戦を何度か試したけれどまったくうまくいかず。笑
(男性には「女性の気持ちを察する機能がない」とあとから知りました。納得!)
悲しさや寂しさやイライラがマックスになってやっと、涙をポロポロ流しながら本音を伝えました。
夫は私に触れたいと思っていないのではないか・・・
私は太ってしまったし子どもに怒鳴ったりしている自分の姿は、魅力的な女性とは言えない、だから夫は私に触れたいと思わなくて当然だと自分を責めてしまっている、と。そして、それがすごく辛い。
こんなふうに伝えました。
これを伝えられたことで、それまでの夫婦関係は子育てで忙しくてお互いのケアをきちんとしてこなかったね、これからは変えていこうね! となり、
セックスレス解消に至りました。
すると、私の心が満たされていくのを確かに感じました。
初めての感覚でした。
それだけで子どもたちにぶつけていたイライラはほぼほぼ無くなりました。
得体の知れないモヤモヤやイライラの解消方法はこんなところにあったのか!!と、目から鱗でした。