![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/20707060/rectangle_large_type_2_fe5d58ab84b06df23928cf4858eb9bf5.jpeg?width=1200)
教えていただいたこと
写真は前クラブを離れる時にGK陣との1枚です。自分が育ち、自分の全てが詰まったクラブでした。関わった選手は今でも繋がりがあります。本当に楽しかった。
そして、改めてあの時の経験が今の自分を作っているのだと思います。
当時、18歳の何も知らない自分は本当にやりたいことは「GKコーチ」でした。カッコイイ自分を想像して、練習を考えていました。そんな自分に最初に課せられた現場の仕事はスクール会場に来場する車の誘導でした。
砂利の広いスペースは目印は何もありません。出入り口に立つ係、中継地点、車の駐車を誘導する係の3役が最低限の配置でした。
事故を起こさない
子供、保護者の動線を確保、誘導する
こちらの誘導に応えてくれた保護者に全力でお礼をする
出入り口付近の渋滞、事故に気を付ける
こんな感じでしょうか?思い出して書くのは簡単です。ですが、当時18歳の何も知らない自分はクラブの代表である恩師に会場中の人が振り向く大声で「本田ー‼︎事故があったらクラブが終わるんだよ‼︎全力でやれ‼︎」
自分なりにやっていましたが、怒号に焦り、次は違う意味で注意を受けるほどの大声で誘導をしました。振り返れば若手を育ててつつ、スクール会員への注意喚起も含めた意味があったと感じています。
当時は本当に誘導が怖くて嫌でした。それでも本気でやれば誘導の仕事の中に課題が見つかり、改善、それを繰り返す内に誘導について指摘は受けない程度の仕事になりました。
今、改めてこの経験が現場の最初の仕事で良かったと心から感じています。
運転手が分かり、邪魔にならない立ち位置に立ち、周りへの注意もする。
「おーらーい‼︎おーらーい‼︎ストップです‼︎」
最後にミラー越しに分かる全力の礼をします。
「ありがとうございます‼︎」
こんな経験がなぜか今、GKコーチを務める上で大切なベースになっています。