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ニューカレドニア ヌメア原色


港に続く坂道

忘れもしません。私が初めて南太平洋にあるフランスの海外県
ニューカレドニアへ行ったのは1995年5月、男性月刊誌の取材でした。
まだフィルムカメラの時代で、
その時は2台のカメラにカラーとモノクロを入れて撮っていた記憶があります。

朝市(マルシェ)の鮮魚

情報はあまりなかったので何も期待せず、
成田からエアーフランスで向かい現地の空港に着いたのが夜。
それから小1時間バスに揺られて
ヌメア/アンスバタのメリディアンホテルに着いたのは深夜でした。
だから、ベランダから外を眺めても、さっぱり様子がわかりませんでした。

マルシェでパンをいっぱい買った人

到着翌日からの取材はヌメアのあるグランデテール本島だけでなく、
離島のウベアとイル・デ・パンへも行ったので、スケジュールはタイトでした。
でも、そのお陰でニューカレドニアの美しい海をはじめとした自然、
人や街など良いところを一気に見られ、
私はすっかり「天国にいちばん近い島」にはまり、
2012年12月まで17年間通いました。

マルシェに届いたオレンジ

何が魅力的だったかと言えば、
ハワイやタヒチはポリネシアに属すので陽気で明るい雰囲気が漂っています。
だけど、ニューカレドニアはメラネシア(メラは黒の意味)になり、
土地自体がおとなしくて静かな空気感で、それに私は惹かれました。

マルシェ帰りのマダムふたり

ハワイはガイドブックの撮影で、私は現地に数週間滞在して、
アイランドホッピングもしたので、そこそこ様子はわかっていました。
最初は、そこからニューカレドニアをイメージしたのですが、
全く違う南の島でした。

ヌメアの中心街

ハワイ同様ニューカレドニアには素敵な観光地がたくさんありますが、
主都(首都ではありません)ヌメアでは地元の普通の人々の生活が至る所で
垣間見られるのが、欲張りな私にはとても合いました。
その縁で1997年には、私の出身地である
静岡県浜松市の遠鉄デパートで「海・人・街」と言う写真展を開催。
その後は観光局の仕事までさせていただきました。

原色衣装の女性

で、今日アップしたのは、2006年8月にデジタルカメラで初めて
ニューカレドニア取材した時の休日の写真です。
私ひとりで行ったマラソン取材だったので、自由時間を謳歌(笑)。
とは言え、やっぱり写真を撮りたいから、
朝からバスで港のマルシェやココチエ広場に向かいスナップしていました。

2006年のバスターミナル

この日は天気がとても良かったので、
色々な場所から目に原色が飛び込み、なかなか刺激的な1日を過ごしました。

店を覗く観光客

最近、久しぶりに行こうかなと思っていたのですが、
どうも直行便がなくなってしまうみたいです…

ココチエ広場の銅像

*使用カメラ:NIKON D200  レンズ:17~70mm F3.5~4.5  80~200mm F2.8
 撮影日:2006年8月18日(金)







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