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雨の東京 近所を夕暮れ散歩

秋雨が降る10月29日(火)昨日夕刻、
うちの近所/東横線都立大学駅の北側を散策しました。
お供の機材は、昨年夏に句友のお父上からいただき、
今年形見になったNIKON D800と標準レンズAF NIKKOR 50mm F1.4。
そして、発作的に50mmの絞りは
開放F1.4にして撮影することにして歩き始めました。

濡れる落ち葉

50年以上も写真に関わっているけれど、全て開放での撮影は初めてのことでした。
だから、少しテンションは上がると同時に
旧タイプのレンズのためどんな感じの写真になるのか楽しみでもありました。

雨中のピラカンサ

最初に目に入ったのが、アスファルトの上の紅い落葉、
紅と黒のコントラストが好きで思わず寄ってみましたが、
撮影できる最短距離は45cm。
でも、自分好みの感じに写りました。
次は目に入ったのが濡れたピラカンサ、
小さな実に雫が光り、少しだけ秋雨の重さを感じました。

お寺と学校の間の道

お寺と学校に挟まれた一歩通行の道を抜け次に向かったのが、八雲氷川神社です。
この神社は参道はかなり長く、入り口から本殿までは鳥居が3つもあります。

八雲氷川神社の本殿

だから、夏のお祭りの時にはたくさんの露店が並び、子どもの笑顔に溢れ、
昼も夜も昭和の雰囲気が満ち満ちますが、秋雨の昨夕はとても静かでした。

鳥居の下の灯り

で、次は天候に関係なくいつも人通りが少ない商店街ですが、
かつては氷川神社を参拝するたくさんの人々で賑わったそうです。
町の様相も時の移ろいで変化しますね。

クリスマスのイルミネーション

商店街を歩いていると、ハロウィンもまだだし、
クリスマスはまだ2ヶ月も先だけど、
あるお店には様々な色のクリスマスイルミネーションが点滅、煌めいていました。
実は、このお店には1年中サンタが店頭に飾ってあるのです。

ビニール傘の雨滴

ビニール傘越しの光景に惹かれながら、静かな商店街を抜けました。

八百屋さんの店頭

すると、なだらかな坂道があり、ゆっくり歩いて帰路につきますが、
17時前だと言うのに途中にある八百屋さんや中華料理店の灯りが物憂げで
まるで人を誘っているかのようでした。

中華料理店の灯り

短い行程でしたが、
暗い雨天を加えても「秋の日は釣瓶落とし」を実感した昨日の夕暮れ散歩でした。
でも、ゆっくり歩ける地元は気分が落ち着いて良いですね。

雨の坂道

使用機材:NIKON D800 50mm F1.4 絞り開放に固定
撮影後記:被写界深度が浅い状態で撮影したけれど、
古いレンズの味わいがあり面白かった。次は晴れた日を狙ってみるつもりです。
撮影日:2024年10月29日(火)16時過ぎ

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