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秋の林試の森公園

「林試の森公園(りんしのもりこうえん)」は、
東京都目黒区下目黒と品川区小山台にまたがる都立公園です。

公園入り口にいた揚羽蝶


元々は林業試験場だったのですが、試験場は1978(昭和53)年に
筑波研究学園都市に移転(現・国立研究開発法人森林研究・整備機構)。
跡地は東京都に払い下げられて整備され1989(平成元)年
6月1日に「都立林試の森公園」として開園しました。

逆光の樹木

総面積は12ha(約36,000坪)、林業試験場当時の樹木がそのまま残されており、都内でも屈指のケヤキ、クスノキ、プラタナス、ポプラ、スズカケノキ等の
巨木があります。他にはカイノキ、トチュウ、シナユリノキ、ベニカエデ、
レバノンスギ等の外国産樹木やアベマキ、ハナガガシ、シマサルスベリ等の
珍しい木などもあり、解説のプレートもつけられています。
また冬は山茶花、春には椿に梅、大島桜や染井吉野、紗花、夏の紫陽花、
秋には数は少ないですが、綺麗な紅葉も楽しめます。

カナメモチ

森で最も太い木は幹周が3.82mのケヤキ、
最も高い木は高さ35.5mのポプラだそうです。
そして休園日はなく、24時間開放されているので、
時間を気にすることなく緑の園を楽しむことができます。

逆光の葉

私が「林試の森」に通い始めたのが、今から約10年前のことです。
それまで定期的に通っていたニューカレドニアの撮影が一区切りついた頃でした。
当時住んでいた東横線/学芸大学駅近くのマンションから徒歩でも自転車でも行け、何より東京で自然を身近に感じられるのが魅力でした。
見ているだけで楽しい子どもたち向けの遊具があるのも好きな理由の一つです。

木々の間の遊具

ところが2023年春、うちが隣駅の都立大学に引っ越したので、
平均すると月一のペースで森へ通っていたのが、
途中に長い坂道もあるので、自然に足が遠のいてしまい、
今年になってから林試の森へ行ったのは数回だけになってしまいました。

森の池

そこで一念発起、久々に晴れた10/31(木)午後、バスと徒歩で行ってみました。
そうしたら森に足を踏み入れた瞬間、
綺麗な揚羽蝶のお出迎え、それだけでテンションは上がりました。

プラタナス

それから園内をゆっくり歩き、森で初めてベンチに座って読書をしました。

逆光の森

これまでは撮りながら歩いてばかりでしたが、この日は立ち止まる良さを実感。
違う森の楽しみ方を見つけた気がしました。

花壇に咲く小菊

やはり「林試の森」は私にとってのオアシス、
次は美しい紅葉が観られる12月に訪ねてみるつもりです。

プラタナスの並木

使用機材:NIKON Z5 24~200mm
撮影日:2024年10月31日(木)


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