EP:05 外部環境①(22年8月消費者調査)
小売をテーマに扱うなら、消費者の動向って抑えた方が良いですよね。お恥ずかしながらこういった調査レポートってあまり読んでこなかったのですが、、ちょっと手を出してみます。
おそらくですけど、全部をまとめて書き切ることは自分のキャパ的に難しいので、タイトルに①をつけさせて頂き、現状できる範囲で一度アウトプットする感じにしますね。小さいことからコツコツと。やれる範囲で数を積み重ねる戦法です笑
そして読んでみたのはこちら。マッキンゼーの調査資料。骨太。とりま手を出してみる。
■長期化するCOVID19 が日本の消費者心理に与えた影響とは(22年8月調査)
2022年8月における消費者に関する5つの新たなテーマ
最初のスライドにはこんなことが纏まってました。
インフレの逆風を受け、景気に対する楽観論は依然として弱く、消費に対しても慎重になっている
日常生活活動を中心に、自宅街での活動が徐々に回復しつつある
デジタルは、徐々にそして着実に、生活に浸透し始めている
「かち」を主な理由として、顧客ロイヤリティに変動が所持ている
消費者環境の劇的変化の中で、消費者が支出する物・サービスに濃淡が表示ている
中々小難しい内容だけど、なんとなく実感を伴って理解できたのは
・食に関わる支出は下がりにくいし、嗜好品は節約の対象
・デジタルの浸透は徐々に増えているけど、リアル店舗が強い
こんなところ。
個人的にコロナってどの国にも均一に襲いかかった禍だから、その同じ境遇でどう動くか、国際的な比較がしやすくってこういったレポートにも手を出しやすくなったきっかけではあるものの、
やっぱりセブンのオムニチャネル戦略じゃないけど、「いつか訪れる」テクノロジーにより革新を一気に進めたのがコロナだなとは、上記5つのテーマを見ても感じたところ。
デジタル化にどれだけ備えられていたか、の比較もしてみたいな。
各スライドメインメッセージ
日本の消費者は調査対象国の中でも、英国と並んで悲観的な国に位置する
2021年以降、日本の消費者の景気回復に対する期待は大きく変わっていない
所得水準の低い消費者層は、高い消費者層に対してより悲観的である
世代別に見ると、より年代が上がるほど日本の景気回復への悲観度合いは減少
消費者の家計は、支出が増加する一方、収入はほぼ横ばいで推移しており、貯蓄は減少している
奢侈品への支出意欲は、前回と変わらず、若い世代ほど高い
贅沢・ご褒美への支出意欲は全体的に、22年3月に比べやや保守的な傾向。世代別では若い世代ほど、さまざまなカテゴリで他世代よりも支出意欲がやや高い
消費者は衣料品を中心に、ほとんど全てのカテゴリーにおいて支出を減らす意向を示している
消費者の支出増加、および支出減少のそれぞにおいて主要な原因は「価格の上昇」にある
「フィットネス&ウェルネス」以外のカテゴリーの正味の支出意向はマイナスで推移
日本の消費者は自宅外活動を再開するペースが比較的遅いが、世代別ではZ世代が自宅外活動を行なっている割合が高い
消費者は、仕事、ショッピング、パーソナルケアではほぼつうじょの活動に戻している一方、そのほかは依然、異なる行動様式を取っている
BA株の流行により、役半数の消費者が自宅外での活動を減らしている
ソーシャルメディアとオムニチャネルは、購買行動プロセルにおける役割が増しつつある
ほとんどのカテゴリーでは依然として実店舗が主流のチャネルとなっている
ソーシャルメディアはどのカテゴリーでも影響力が大きく、Z世代、ミレニアル世代の順に最も大きな影響を受けている
日本の消費者のソーシャルメディアの利用頻度は他国に比べて少なく、YouTubeの利用頻度が最も高い
日本の消費者は、エンターテイメントプラットフォームでコンテンツを視聴する頻度が低いが、その中でもAmazonプライムの利用頻度が最も高い
顧客ロイヤリティと消費行動の変化は加速しており、ほどんどの消費者は新しい行動様式を継続する意向を示している
消費者はカテゴリーを問わず、新しいデジタルサービスの利用意向を持っている
消費者はデジタルサービスを積極的に活用し、COVID-19の収束後も引き続き活用する意向を持っている
ビデオ会議やオンライン学習を中心に、前科手取りーでデジタルサービスへのシフトが始まっている
アジア太平洋地域のどの国においても、「価値」が依然として他ブランドに切り替える一番の理由となっている
消費者行動の変化は、若年層と高所得者層でより広範囲に及んでいる
消費者のうち26%が、主に食料品や衣料品について購入と程の商品が品切れのため買えなかったと回答
購入予定の商品が品切れだった場合の消費者の反応は様々
他ブランドに切り替える主な理由は「価値」となっており、次いで世代が上がるほど「真新しさ」を重視する傾向が強い
他の小売に切り替える主な理由は全ての消費者において「価値」である一方、若い世代ほど「個人的な選択」「利便性」「健康/衛生」を重視する傾向
多くの消費者は食料品とガソリンを中心に物価の高騰を感じている
値上げに対する最も一般的な反応は「値上げ後の価格で購入」、次いで「他ブランド切り替え」となっており、特に日用品はこの傾向が強い
他ブランドに切り替えた消費者のうち、ほぼ4分の3は価格の安さとキャンペーン、30%は利便性を理由に挙げていた
ウクライナ情勢の影響については、石油・ガスの供給やインフレに対する懸念が大きく、世代が上がる程懸念度が高い
サステナビリティや健康に対する意識と購入意欲
現在、「通常状態」の自宅外活動をしていない消費者が大半を占めている
消費者は、徐々に自宅外活動を再開しているものの、旅行や娯楽は控える傾向にある