職場のメンタルヘルス対応 その2
本日も昨日に引き続き職場におけるメンタルヘルス対応について投稿したいと思います。
昨日は職場のメンタルヘルスを対策する上で、根本的な思考方法を理解して対応することが大事だとお話しさせていただきました。
そしてその中で従業員対応に必要な知識・スキルを紹介させていただき、
① 傾聴
② アサーション
③ フィードバックとフィードフォワード
④ 認知のクセ
⑤ 世代間ギャップ
の①から③までを書かせていただきました。
今日は④認知のクセ、⑤世代間ギャップについて書かせていただきます。
【認知のクセ】…思考に偏りがあること。これを理解しておくことで正しく現状が把握できるという効果があります。また従業員の立て直しのサポートも期待できます。
認知のクセには以下の10個があります。
【世代間ギャップ】…みなさん1度は聞いたことがある言葉かと思いますが、年齢が違えば考え方も違うためそれによって生まれる差のことです。自分と従業員にこの世代間ギャップがあると考えられれば、正しい現状把握につながり適切な課題抽出ができます。
『デジタルネイティブ世代』という言葉を聞いたことがありますか?
これは1992年以降に生まれ、現在29再以下の若者が該当する(野村総合研究所より)と言われており、物心ついた時からスマホに慣れ親しんでいて、管理監督者にとって理解しにくいと言われている世代です。
以下のような特徴があります。
もちろんすべての29歳以下の方にこれらが当てはまるわけではありませんが、こういった傾向を持つ方が多いと言われています。
また、下記は仕事観価値観の違いをデジタルネイティブ世代と40代前半の人で比較した表です。
『たとえ収入が少なくなっても、勤務時間は短い方がいい』『たとえ収入が少なくなっても、自分のやりたい仕事がしたい』『自分の仕事の目的は会社を発展させることである』の3つが特に世代間ギャップがある結果になっています。価値観の差がとてもわかりやすいです。
また、実際の職場では下記のような考え方の違いが現れているようです。
これらを踏まえて若手従業員への対応の仕方は以下のようにすることが求められます。
・対応する側のコミュニケーション力を磨く
・フラットで具体的なやり取り
・背景・意図は特にていねいに伝える
・相手には評価ではなく正しい理解を
・コミュニケーションや人間関係で抱くストレスについて、自分なりに対処法を持つ
職場における従業員へのかかわり方について2日間に渡って書かせていただきましたが、いかがだったでしょうか?
難しい話もあったかと思いますし、思考もいろいろなものがあり、初めから一度に全てをやろうとするのは無理があると思います。
今日読んでいただいたものの中から1つでも実行してみようと思えるものがあったら幸いです。
本日も読んで下さりありがとうございました!
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