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我が家の「自宅学習」の方法(小学校低学年)
全国一斉休校となり、初めて自宅学習をするため戸惑っている方もいるかもしれません。そこで、我が家で行っている方法をシェアします。
注意:いわゆる、「東大に現役合格するためには!!!」みたいな方法ではありません。
「急な休校、だらだらするのではなく、少しは有意義に過ごして欲しいな。」くらいの気持ちの方の参考にしていただければとお思います。。
ポイントは以下の3つです。
1. 名前をつける
2. 時間割をつくる
3. 親も関わる
1. 名前をつける
こどもはごっこ遊びが大好き。
そこで、我が家では、「ママの学校」に通っているという設定にしています。
低学年のうちは、親に遊んでもらうのは嬉しいもの。
結構ノリノリで参加してくれます。
「きーんこーんかーんこーん、起立、礼、おはようございます!」
と、ママの学校のスタートです。
子供って面白くて、「学校」と名前がつくだけで学ばなきゃ!という気になるようです。
また、学校に通っている設定にすると、自然に規則正しくなります。
私は、これがとても大事だと考えています。
生活が乱れてくると、精神的に不安定になりますから。
我が家では、以下のタイムスケジュールで1日を送っています:
7:00 起床、着替え
7:30 ごはん
8:00 片付け、自由時間
9:00 ママの学校スタート
12:00 給食、昼休み
13:00 午後の授業
14:00 帰りの会、ママの学校終了、自由時間
17:30 お風呂
18:00 DVD, Youtubeなど
19:00 夕食
20:30 就寝
ちなみに、ママの学校は平日のみ開講です。
2. 時間割を作る
ママの学校では毎日、その日の時間割を一緒につくります。
この作業は、非常に大事です。
良い時間割無くして、良い自宅学習はありません(大袈裟)。
逆にいうと、よい時間割ができれば、その日の自宅学習はほとんど成功したようなものです。
■ポイント1:子供のやりたいことを、子供自身で
時間割づくりで大事なことは、子供が自分自身の興味に基づいて、内容を決めるということです。
自宅学習というと、教科書、ドリル、タブレット学習などが浮かぶかもしれません。けれども、我が家では、子供が何をやるかを決めます。
理由はいくつかありますが、
人間、他人に決められるよりも、自分でやりたいと思って決めたことの方が、やり続けようと努力できるものだから。
子供に任せると、言いたいことがたくさん出てくると思いますが、ぐっとこらえて、受け入れてあげてください。
参考に、実際に子供が作った時間割をご紹介します。
(すごく雑、、、しかも、体育と図工だけ。)
時間割のスタイルはなんでも良いと思います。
我が家では、マインドマップのように、真ん中に「今日の予定」と書いて、思いつくままにやりたいことを書いていきます。
時間割を見ていると、こどもの興味や、その日のコンディションが結構わかります。
我が子は、制作したり体を動かすのが好きなので「図工」や「体育」が多いですが、英語や算数を書くこともあり、意外とバランスをとっているんだなと感心します。
お子さんによっては、「ゲーム」だったり、「映画」だったり、「Youtube」だったりばかりでぎょっとするかもしれませんが、それでもよいと思います。
■ポイント2:親からのリクエストコーナー
さて、小学生くらいだと、まだまだ視野が狭いので、大人の視点で、新しい世界との出会いを作ってあげることは、とても大切ですよね。
そこで、子供が自分のやりたいことを一通り書いたら、「親からのリクエスト」」を時間割に入れてもらいます。
ここでは、親が子供に学んで欲しいことを実施します。
と、いっても、難しく考える必要はありません。
それこそ、国語や算数といった教科の勉強を入れても良いですし、家の手伝いや、学校の宿題の時間にあてても良いです。
時間割のバランスをとるための、あそびの部分と捉えてください。
自宅学習のときに、使ってよかったサイトとアプリをシェアします。
— OSATO YUKKY (@wakuwakuosato) February 28, 2020
(すべて無料。小学校低学年向け)
リクエストにすると、子供も「いいよ!」と、すんなり受け入れてくれることが多いです。
*「リクエスト」の授業時間は、長すぎないようにします(せいぜい1時間)。親からのリクエストの方が多いと、子供が嫌になります。それでは元も子もありません。自宅学習はあくまで、子供主体のプロジェクトであり、親のリクエストは「入れさせてもらってる」というバランスが良いと思います。
■ポイント3:休み時間を入れる
さて、その日の授業内容が固まったら、やる順番や時間を決めていきます。
「給食」と「昼休み」の時間も忘れずにいれてください。
いつも不思議なのですが、好きなことしかやっていないはずなのに、「休み時間」がとても嬉しいようです。
3. 親も関わる
本当は、時間割ができたら、あとは勝手にやってもらって、その間に買い物行ったりしたいのですが、我が子はかなりの寂しがりやなので、自宅学習中は、できるだけ子供のそばにいるようにしています。
リビングのテーブルを作業台とし、子供が作業をしている間、私もパソコンを広げて、自分の仕事や勉強をします。
一緒に勉強する仲間がいることで、モチベーションがアップするようです。親が、仕事や勉強をしている姿を見せると、子供も、自然に勉強しようと思うみたいです。
最後に。。。
我が家の自宅学習は、時間割の大部分を子供が自分自身の興味に基づいて決定する、ということがポイントです。
これには、実は理由があります。
私は、職業柄、大学の学部生と接することが多いのですが、「やりたいことがわからない」「特に、やりたいことは無い」と言う方がとても多いのです。
幼児、小学生の時は、
「大きくなったら、アイドルとケーキ屋と宇宙飛行士になるの!」(え、3つも!?)
「今日は、絶対にお洋服をきてお風呂に入るの!」(やめてください)
などと、やりたいことであふれていた子供たち。
たった数年の間に何が起こったのでしょう?
ひょっとして、、、やりたいことを我慢して、勉強ばかりしていたら、やりたいことがわからなくなってしまったの???
なので、せっかくの(?)休校期間、文科省が決めたカリキュラムではなく、自分の興味に任せて好きなことを深める時間にするのも良いんじゃ無いかしら、と、思っています。
子供には、自分が何が好きで、どんなことに興味があるのかを知っている大人になって欲しいです。
こういう絵を、延々と描き続けています。
よく飽きないなあ、と、感心しますが、それが、好きと言うことなんでしょうね。