生徒はほとんど日本人なのに全員英語で話しているインターナショナルスクールオブ長野を見てびっくり。この存在は日本の学校を変えられると思った瞬間でした。
「お母さん、どんなに情報収集しても学校は出来ないよ」と息子に言われながらも、今回の出張最後の目的地 International school of Nagano (ISN)にやって来ました。一番の特徴は外国人生徒がとっても少ないこと。しかし、そんな環境で子どもたちが皆英語で普通に話していること。その学校を自分の目で見たいと思い、石川県からドライブしてたどり着きました。
ISNのASSESSMENTは以下。毎秒進化している生徒・学校・経営陣。
”なりたい自分になる”
”自ら創り出す”
私は息子がUWC ISAK JAPANを卒業したことで、そこで学んだ日本人の子どもたちの話を聞きました。公立小中学校を卒業した生徒や英語や外国に縁のなかった日本人でも高校からの全寮制インターナショナルスクールで世界に羽ばたけると知ったのです。ISAKの生徒は85か国から来た子どもたちの集まりで、前提となる公用語は英語。そしてISNはほとんどが日本人で通いのインターナショナルスクールです。しかし、幼児から小学生までのすべての子どもたちが英語で話しているのを見て、衝撃を受けました。そして、代表栗林さんとのお話でとてもよくわかったのは、子どもたちを通して保護者もどんどん変わっていくという仕組み。私自身も子どもたちのために親や地域の人たちが変わらないと、子どもたちの選択肢は増えていかないと思っていたので、同じ思いの先輩がいたことを嬉しく感じました。(こんなすごいこと、私にできるのかしら、、、と思いながら。)
これだけを見ても、ものすごい勢いで広い長野県の中信地区の方々の支持を得ていることを知り驚きました。ご自身の二人のお子さんが小学部で学んでいるのは周りの方々にとっても心強いことでしょう。
・幼稚園は松本市は無償、INS児童は英語で教える追加料金として月額4.5万円/人を負担
・小学校は月額10万円/人程度。兄弟姉妹割引、片親外国人割引あり
・プレスクールと小学部に二人の子どもが通う場合は、送迎を一箇所でできる仕組み(スクールバスで子どもたちが移動)
・中信地区以外の長野県内地域や、遠くは新潟からも新幹線・特急を利用して通学する家庭もあり
・小学生の8割はプレスクールから進学して来た生徒
・公立小学校のような夏休みがない分、様々な学びを英語で実施。その期間中に公立学校の子供達がサマーキャンプ等に参加して英語の生活に興味を持つ
「どうしてもやりたいことは人に伝わる」という栗林さんの思いは確実に周りの人たちに伝わっていて、320名を越える生徒が集まる学校が成り立っているとわかりました。保護者のみならず、地域や行政の方々の支持を得て学校はどんどん大きくなっています。これが日本の一地方だとは思えませんでした。首都圏でできていないことが長野県でできていると感じ、地方の人々の教育への思いを感じました。
ゆくゆくは外国人の来たい学校にしていく構想をお持ちの栗林さんはきっとやってしまうのでしょう。そして、様々な地方がISNのインターナショナルスクール構想を学び、真似ていくに違いありません。幼稚園・保育園からインターナショナルスクールを始めるモデルの最強パタンがISNだと思います。
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