デンマークの人たちはとても大切にモノを扱う。ジュエリーギャラリーの室内は全て中古品のリメイクモノ。「モッタイナイ」は日本語ですよね?と言われる。
コペンハーゲンのど真ん中にある創作ジュエリーギャラリー。ブルガリア人のEkaterinaとロシア人のSavovaが夫婦?でやっているお店だ。15年前から場所を変えながらお店をやっているが、ここは引っ越して来てまだ1年ほどとのこと。
写真にある展示用のユニットなどは全てリサイクル品。一番大きな棚は帽子屋さんだったこの店に元々あったモノを段ごとの仕切りを外して、現在の形に。作業用の机も、壊される予定だったものを、一部くり抜いて二人の作業ができるように作り替えたそうだ。
アーティストの二人だからさらに美しくなったのだろう。羨ましい。街を歩けば「10DMMでどうぞ!」と書かれたboxがお家の前に置いてある。残念なことにモバイルペイが前提なので、市民あるいは市民扱いとなるCPRナンバーがないとモバイルペイの登録ができない。(私はまだできないが、もうすぐできる。ついでに言うと、健康保険にも入れるので歯医者を除いては医療費が無料になるのだ。ずっと留学生をしていたいほどだ。)
さてさて、、、人の縁とは不思議なものである。学校のイベントで訪れた彫刻の美術館にワークショップを出していた二人。そこで見た猫のリングに引かれて声をかけたところから、実は不思議な縁が始まった。もしかしたら、来年の今頃、このお店で金継ぎの展示会をしているかもしれない。mending(器や様々なものを修理すること)が大好きなエカテリーナは日本に行った際に金継ぎのワークショップに参加し、その後、mendingの虜になったようだ。彼女は漆にかぶれた手を見せてくれた。私の友人が金継ぎを日本で教えていて、来年ヨーロッパで展示会をすると聞いていたので、彼に連絡をしてデンマークでも開催しないかと打診し、話を進めている。
さて、行動すれば何かが動く。空気が温まって膨れたり、風が吹いたり、と言う感じで、細々とだが何かが動き、前に向かっていく。
Green activistの授業をとったのは、自分が動かざるを得ない環境を作りたかったから。どんなにインプットしても、アウトプットしないと何も動かない。今まで、たくさんの映画を見たり、本を読んだ理したことは、当然知識としての血肉になり自分の筋肉(贅肉?)やエネルギーになってはいるものの、もう一つの風を起こす力にはなかなかなり得なかった。今度こそ、と言うのが今の気持ちだ。
と言うことで、小さなことでも良いので、一つ一つ何かをやり始めます。大人が変わらないと、子どもたち、若者たちは変わりにくい。そんな思いがますます強くなる。
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