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待機児童の出動
無認可、認可外…どうも、言葉の響きが悪い。
これだけ聞いたら、あんまり大きな声で言えるような話題じゃなかったり、はたまた法に抵触する類のことか…何やら穏やかなトピックではないに違いない。
いやいや、今日は保育所の話を書きたいんです。
待てど暮らせど、市役所からの電話は鳴らず、とうとう待機通知が届いて遭えなく次女が待機児童となった先月末。まさかの展開に慌てふためき、大騒ぎして周りの人に迷惑をかけた5月最終週はさておき。紆余曲折を経て、次女は1日から近所の企業主導型保育園(分類では認可外保育所)に行き始めた。
長女がお世話になっている認可保育所と、どう違うのか?内閣府主導だとか、始まった背景だとか、ウンチクはたくさん出てくるけれど、今日は素直に行ってみて感じた感想を書きたいのだ。
これはあくまでも私のものすごく個人的な感覚であることを前置きしたうえで。
いや、それが…母子の扱いが何だかお客様っぽい、次女の保育所。長女が行っている保育所は民間ではなくて、市立だから余計なのかもしれないけれど、預ける感覚的には実家、それも義理の方にお願いしているような…(遠すぎて預けたことないけど。)何かちょっと、「済みません、預かっていただいて」みたいな。先生たちは皆、「育児の協力者、同志。一緒に育ててくれる人」みたいな。
ところが。まだ慣らし期間中で、1日2時間だけで、まだ3日しか行っていないけれど…次女の所は毎回、何だか入り口から「えっ、ここ保育所ですよね?」と、戸惑ってしまう自分がいるのだ。
「お待たせしてすみません」の一言だったり、色んな先生方からわざわざ向けられる笑顔に、何か気遣われてるなーと思ったり。私に不都合がないように配慮「させていただかなくては」みたいな空気があって、何だか保育所というよりお店に来たみたいな感じがして落ち着かない。
どちらが良い悪いという話ではなくて、へえー。保育所ってどこも一緒だと思っていたけれど、こんなに違うんだなぁと、新鮮だったという、単にそれだけの話なのだけれど。たくさんあっても一つしか知らないと、それが自分の世界で存在する唯一のものになるんだなぁと。
でもこれ、もし経験する順番が逆だったら…市の保育所はあまりにもあっさりしてたり、たまに「お母さん!」って怒られたりするから(笑)、ちょっと怖いと思ってしまったかもしれないなぁと、心の中でこっそりつぶやいてみる。
まさか認可外の保育所に預けることになるなんて思ってもみなかったので、(その経緯はまた後日)知らないことから色んな不安を掻き立てられていたけれど、ふたを開けてみれば先生の数も設備も、基準や期待を上回る保育所だった。
一番大事なことは母の感想でも法律の枠組みでもなく、子供が楽しく過ごせること。とにかく安心して仕事に復帰できる環境を整えることが出来て良かった。
次女、明日は初めての給食を食べて帰って来る予定だ。