探しもの見つけた
こういうのを探していたんだよなー、という本を見つけた。
私はアロマセラピストでもあり、アロマの資格も持っているし、(Kindleだが)アロマの本も出している。
一通り勉強してみて、アロマの身体に効くメカニズムとか、化学的な作用を理化学的に知りたい(できたら化学式で)、と思って専門書を探したのだけれど、なかなかこれというのが見つからなかった。
アロマの歴史は古く、古代エジプト時代から、ミイラ作りの際の防腐剤としてアロマが使われていたと言われている。
また、紀元前のギリシャ時代にもアロマの研究は盛んにおこなわれていた。
だから、もっとたくさん研究されていていいような気がするのだけれど、医学、薬学の世界からすると、異端者の扱いなのだろうか。
確かに、自然由来のものだから、主要となる化学物質以外にもたくさんの化学物質が混ざり合ってある作用を及ぼす、というところがあるし、植物の育った環境で微妙に含まれる成分の割合が変わったりもするので、化学的に評価するのが難しいのかもしれない。
2年ほど前、介護の現場と卒業した大学の先生とで共同研究をしようということになって、参考文献を探したのだけれど、やはりなかなかヒットするものがなく、やはりアロマの研究というのはあまりされていないのかなあ、、、と思っていたのだ。
その後、かのコロナ騒ぎで人と会うことが難しくなった。
人と会わずにアロマを伝えるのは難しいということもあり、すっかり趣味で使うのみになっていた。
そんな中、ふと検索してみたら目に留まったのがこの本『アロマテラピーの科学』。
発刊は2002年ということで、なぜ見つけられなかったのか謎だが、各項目すべて、大学の先生、それも理学、薬学、医学各分野の博士号を持っている先生方が書かれていて、本というよりは教科書。
臨床から基礎に至るまでしっかりとまとめられていて、かなり読みごたえがありそうだ。
このタイミングで見つけたというのも、何か意味があるのかもしれない。
しっかり読み込んでみようと思う。
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