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そうだ行田へ行こう
はじめに
「行田にあるカフェ・ヴェールに行きたい」
東京に住む友人が言った。
事の発端は、10月の末にゴッホ展に誘ってもらい上野で会った際に「これから紅葉の季節だし、ぜひこちら(私の住む埼玉・群馬方面)に遊びに来てね」と伝えたからだった。
彼女は車を持っていないので、せっかくなら車で案内したいと思った。
行田までは車で1時間ほど。10時半に行田駅で待ち合わせた。
目的のカフェのオープンは12時。少し時間の余裕があった。
古代蓮の里
おしゃべりしながら待っていればいいかと言いながら車を走らせると、やたらと「古代蓮の里」の看板がある。地図で見ると、それほど遠くはない。せっかくそんなに推されているなら、古代蓮を先に観に行こうということになった。
カーナビで「古代蓮の公園」を経由地に設定すると、古代蓮公園→崎玉古墳群→水城公園(カフェのある公園)というルートを示したので、せっかくだからこのルートをたどることにした。
行田駅から古代蓮の里までは15分ほど。
どんなにきれいだろうか、、、と期待していくと、、、
枯れている、、、。
そう、古代蓮の時期はとっくに終わっていた。
けれども、その広い公園は、古代蓮以外にもたくさんの木々が植わっていて、森林浴をしながら歩くことができた。
「どんぐりー」「たんぽぽー(なぜか季節外れのたんぽぽがたくさん咲いていた)」などと話しながら気心知れた友人と歩くのはなかなか楽しい。
この公園の中には、子連れの家族、小学校の遠足の子ども達、ウオーキングをするご老人など、色々な人が思い思いにくつろいでいて、なんだか癒された。
さきたま古墳群
30分ほどいて、車に乗り込み次は古墳公園へ。
車を走らせていき、そろそろ公園、という辺りでいきなり右手に古墳が出現した。
想像以上の大きさに二人で大興奮。
公園内に入ると、なんと6つの古墳があるらしいという看板が。
この公園内に古墳が6つ!
しかし、先ほど歩き疲れた私たちは、すべての古墳を観る気にはなれず、一番近い円墳にだけ登ることにした。
この円墳は、日本で一番大きい円墳だそうだ。
上から見渡すと、広い公園内に確かに6つの古墳がある。どれも整備されていて、美しい。
また来ることがあればぜひ全部見てみたい。
ちなみに「さきたま」を漢字で書くと「埼玉」件名発祥の地だそうだ。
水城公園とカフェ・ヴェール
さて、だいぶお腹がすいてきたということで、カフェのある水城公園に向かう。この公園は忍城の外堀跡を利用してつくられたそうだ。
公園内には大きな池(湖)があり、たくさんの釣り人が糸を垂らしていた。
この公園の中に目的のカフェ・ヴェールはある。
旧信用金庫の建物を移築の際に建築当時の状態に改築したそうだ。
お店の中にその頃の写真があるので、見比べてみると面白い。
お店の中は淡いグリーンを基調に、木の家具が置かれ、大きな窓からは木々の緑や、湖が見える。
水面がキラキラ光るのが、なんともいえず美しい。
大きな建物ではないが、高い天井がゆったりとした雰囲気を醸し出していた。
私たちが選んだ料理は「古代米カレー」
古墳のカタチに固められた古代米のごはんとカレー。揚げたレンコンとにんじん、それからなぜか野沢菜?がトッピングされていた。カレーは辛すぎず、甘すぎずちょうどよい。カラっと揚がったレンコンがよい箸休めになり、なかなかおいしかった。
カレーの後、気になっていた「ゼリー揚げ」をたべてみた。ゼリー?揚げ???と思っていたら、楕円形に固められたコロッケ???ゼリーではなく形が銭型という意味だそうだ。
このカフェで大正ロマンを感じながらゆったりまったりしたのち、友人は大都会へ帰っていった。
こんな風に友達とたわいもない時間を過ごすのは本当に久しぶりだ。
やっぱり、リアルで会えるのはよいなあ。