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スクーバダイビングのススメ
水の中で息ができる!これがスクーバダイビングを初めて体験したときの私の感想です。サイパンの青い海でのことでした。
ウェットスーツを着て、海に入る。レギュレーターをくわえたまま、顔を水の中に沈め、まず息を吐きだします。そして恐る恐る吸い込んで、、、息ができてる!
この時、魚など、何か見たはずですが、覚えていません。水中で呼吸できることにただただ感動しました。
「もっとちゃんと潜ってみたい」体験ダイビングを知ってしまった私は、本格的にライセンスが欲しくなりました。ダイビングをするためのライセンスであるOWD(オープンウォーターダイバー)という資格は、週末を使い4日間で取ることができます。1日目の学科、2日目プール講習ここまでは調子よくいきました。
そしていよいよ1泊2日の伊豆半島での海洋実習。これが問題でした。海の季節は陸から2か月遅れます。ライセンスを取った5月の海の季節はまだ3月。この時期の伊豆の海は、本来なら完全防寒しないと寒くて潜れない水温のはずなのです。しかし、知らないというのは最強。寒いと言いながらも、沖縄の海を潜るのと同じくらいの軽装備で水中遊泳を楽しみ、無事にライセンスを取ることができました。
結局、この後その上のライセンスも取り、20代前半から30代前半までの約10年間で伊豆半島はもとより、沖縄、小笠原、サイパン、モルディブ、オーストラリアなど、いくつもの海に潜り、素晴らしい出会いと体験をしました。
海に潜ることの良さは、潜っている間、ほんの1時間ほどですが、日常から完全に隔離されることだと思います。重力から解き放たれ、水中に漂い、通常では見ない景色を見る。この時、しがらみも煩わしさも忘れています。そして海から陸に上がり日常に戻ったとき、また頑張ろうと思っている自分に気づくのです。(20190530)