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強くなりたい
誰かと比べる癖が抜けない。
「誰かと比べるなんて意味がない。比べるとしたら、昨日の自分と比べること。」
なんて、誰かが言っていた。本当にそうだと思う。
でも、SNSなどで友人が出版したとか、事業に成功したとか、賞を取ったなどという投稿みれば、もちろん祝福するけれど「それに比べて自分は、、、」とどこかで思ってしまう。
気づいた時から、誰かと比較されていたように思う。
テストで良い点を取れば「○○ちゃんよりよかった?」とか「クラスで何番だった?」と、親から聞かれていた。良い成績なら、喜ばれるし、悪ければがっかりされる。
私は、母親にがっかりされるのが嫌だった。
そして気づいたら、良いときだけは聞かれてもいないのに「○○ちゃんより良い点だった。」「クラスで何番だった。」と報告するようになっていた。
中学生の頃から、成績の近い人をライバルにして、その人に負けない、ということをモチベーションにしていた。その頃は、確かにそれで成績が上がったと思う。
学校の成績のように誰もが同じことをして、同じ基準で優劣をつけるなら勝負が分かりやすいし、成績を上げるために誰かと比べてもよいだろう。
でも、社会に出てからは、決まった基準などない。
それぞれがそれぞれの幸せの基準で生きているのに、優劣などつけようがない。
それが分かっていても、つい誰かと比較してしまう自分がいる。
結局は、自分に自信がないのかもしれない。
強くなりたい。
誰かと比べての強さではなく、ひとりで立つ強さ。
何百年もひとりで生き抜いてきた大樹のように。