長男との実のない会話
「動物は身体が大きくて、体力があって、力があるものが勝つのに、人間はそうとも限らないよね。」
時々、中学生の長男と朝犬の散歩に出かける。
ほんの20分ほどの道すがら、思いついたこと、思いのまま二人で議論し合う時間がなかなか楽しい。
昨日は冒頭のような話題で始まった。
発端は、我が家のトイプードルのこと。
うちのこは、トイプードルとしては身体がかなり大きい。
サイズとしては中型犬に入ると思う。
トイプードルは身体が小さい方が人気があるという話をきいたことがあるので、人気がなかったのかもしれない。(里親としてもらってきたから)
基本的には動物は身体が大きくて力が強い方が勝つだろうに、身体が大きいから人気がなかったのは残念だった。
そういえば、動物は身体が大きいとか、体力があるとか、力が強いとか、そういった肉体的に優れているものを残すように遺伝的に仕組まれているだろうに(だから野生動物の場合は弱い個体は死んでしまう)、人間は身体が強い人は無理して過労死してしまったりする一方、体の弱い人が体調管理に気を付けて長生きしたりするから、遺伝の仕組みから外れてしまっているのではないか?
そういえば身体能力に優れている人よりも頭の良い人の方が成功しやすい気がする。これも動物の世界ではないことで、これは人間特有のものだ。
これは、人間が進化しているということではないか。
しかし、人間同士(国同士)が戦って殺し合ったり(戦争)、汚染で地球をダメにしてしまうかもしれない。そう考えるとこれは進化と言えるのか?
そんな正しいとも、正しくないとも分からないことを二人で議論し合う。
どちらが上とか、下とかもなく、こんな実にもならなそうな議論を対等にできるというのが楽しい。