五感を刺激してくれる漢字
【聞く・聴く・訊く・掬する】
日本語の複雑さと言えば
『類語』と呼ばれる物が非常に多いこと。
例えば【聞く】の類語だけでも
【聴く】【訊く】【掬する】がある。
【聞く】には、神の声を聞く
なんて意味もあるのだそうです。
それを更に意図して【聴く】のだとか。
【訊く】は、たずねる。質問する。
【掬する】は、汲み取って
聞くと云う意味がある。
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【見る・観る・覧る・視る・診る.看る】
【見る】の類語となると更に増える。
【観る】は、映画など観覧する時に使うし
【覧る】は、一通り目を通すの意味だ。
【視る】は、注視するなど観察を意味する。
【診る】は、もはや視覚と云うより感覚的で
医師などが患者を『診る』ときに使う訳だが
触診であるとか視覚的情報以上の『みる』だ。
【看る】は、病院や介護などの世界で
お世話をするという意味で使われる。
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【更に細分化された『季語』たち】
それぞれに、少しずつニュアンスが違い
使い分けがされている。
『五感を刺激してくれる』のが
この『漢字の違い』から読み取れて興味深い。
日本人は、この微妙はニュアンスを大切に
して来た民族と言える。
その最たるが【季語】で、主に俳句や短歌に
使われる言葉で季題を分類してまとめられた
書物のことを『歳時記』といい、そこには
途轍もない量の四季折々を表現する『季語』
たちが収まっている。
私の書棚にある『新日本大歳時記』は、相当に
分厚くて大きな本で値段も一万円を超える。
手軽に日本語の魅力に触れるなら
小山薫堂著『恋する日本語』がおススメ。
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最後まで読んでくださり
ありがとうございます💕
🌷SoulFlower Kamuy🌷
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