なんちゃってホームシアターとミニPCでリビングを令和にした話
実家に帰る度、思っていた…
時代が平成で止まっている
実家には両親が住んでいて、2人とも昭和30年代生まれ。できるだけ現金を使い、クレジットカードを使うことを嫌がり、バーコード決済なんてもってのほか。
最近ようやくスマホを使い始めたが、どこの機種かもよく分からないものを使い、ネットショッピングは極力しない。
この前、久しぶりに実家に帰ったらテレビが新しいものに変わっていたのだが、ネットのレビューにて酷評されている商品を安かったからと家電量販店で買っていた。(もう少し安く買えて、スペックの高い商品はあるのだが…)
昔から自分の物は「激安」で済ませ、僕ら姉弟を育ててくれた。そして平成中盤で子供2人が巣立ってしまった両親からすると、それまでやっていた生活を続けているだけで、何の問題もなく暮らしているのだろうけど、、、
時代は令和になり、ますます便利な、そして面白いコンテンツも増えている現状を知っている自分としては、親にもそれを享受してほしい気持ちが生まれてしまうんだなぁ。
この記事では
リビングのテレビにネット環境を構築したい
たまにプロジェクター使って何かを見たい
そしてできるだけ安くあげたい
こんなことを書いています。
こういったことを何も知らない方で、やってみたい方は読んでも損はないかなと思います。まぁでも、前回の記事とやることはほぼ同じです。
音楽好きの母親と写真好きな父親
昔、小学校の卒業式で保護者が歌を贈ってくれたのですが、自分の母親は合唱が好きなので保護者の中でも群を抜いて声がでかく、当時は恥ずかしい思いをしたうえ、同級生からはイジられまくりました。
そして時はたち、2010年くらいに海外ドラマの「Glee」が流行っていた頃、案の定うちの母親もどハマり。
僕に「あの曲が良かった」とか「あの親子の話で泣いた」など、永遠とGleeの話をしてきていたのを憶えています。ですが、当時仕事が忙しかった僕は全く興味がなく、適当に相槌を打っていたのでした。
そんなことを最近ちらちら思い出しては、もっと話に乗ってあげれば良かったなぁなどと心にズキズキするものを感じ、今回の行動に至ったわけです。
とりあえずヘッドホンをプレゼント
思い返してみれば、母は音楽好きな割に音楽を聴くための機械を持ってはいませんでした。僕はといえば高校の時にウォークマンで音楽に浸り、ギターをかき鳴らしていたくせに… 今思えば母も欲しかったかもしれませんね。
ということで前回の記事にも書いた
MOMENTUM 4 Wireless(Sennheiser)
を母親にプレゼントすることにしました。
MOMENTUM 4 Wireless について知りたい方は前回の記事を参考にしてもらいたいのですが、今回良い音で音楽を聴いてほしい、そして大画面で「Glee(音楽系ドラマ)」を見せてあげようと企んでる自分としては、まさに相性抜群なのです…!
自分用に買ったものはブラックでしたが、今回はホワイト。全体的に柔らかい雰囲気をまとっており、ヘッドバンドのグレージュ色(?)と、写真には映っていませんが表面のデザインがおしゃれで、大変素敵です。
今回は、いつも自分が使っているApple Musicをファミリープランに切り替え、母親の謎スマホでも使えるようにします。
音楽をダウンロードした場合、容量が無くなってしまうので、microSDXC(スマホによっては使えないかもしれない)を追加し、車でも聴けるようAUXケーブルも購入しました。
そして、忘れてはいけないこだわりのドングル。BTD600。ぶっちゃけいらなかったかもしれません(Gleeのドラマに収録されている音が、そもそもそんなに良くなかった)が、気持ち的には満足です。
BTD600を以前Mac miniで使っていた際、本体に直接挿すとひどいノイズで使い物にならなかったので、今回もUSBハブに挿すため1つ購入しています。
なんちゃってホームシアター作り
音に関してはこのヘッドホン。では、映像はどうやって映すか、考えました。自分の場合、かなりヘビーにネットを使うので、Mac miniをテレビに繋いで使っていますが、両親の場合だとちょろっとYouTubeを見るくらい…
そもそも実家のコンパクトなテレビはスマートテレビなのか?
いや、違うはず… じゃぁ、Fire TV Stickぶっ刺して使おうか…
でもなんか操作感悪そうだな… じゃぁパソコンを繋いでしまおうか… だったらプロジェクターに映像送るのも楽だし… ってことでパソコンを探すことに。
しかし、その時の僕はディスプレイが無いパソコンはMac miniくらいしか知りません。しかしMac miniは高いのです。ちょろっと使うくらいじゃ、宝の持ち腐れ。なので、あれこれ探していると、、、あった…!
その名もミニPC。
大体1万円後半からスペックによっては10万円台のものもあります。もちろん今回もできるだけ安くて良い物を買いたいので、アマゾンを徘徊…
そして選んだのがこちら!
NiPoGiさんのミニPC。アマゾンでミニPCを見ていると、いろいろあり過ぎて迷ってしまいますが、よく見ると違いがあります。
まず気になるのが、N97、N95、N100といったIntelプロセッサ。あまり詳しくないのでざっくりした説明ですが、N95<N100<N97の順で、スペックが高いようです。ですが、どれを選んでもそこそこ動いてくれるみたい。
お次にメモリ。これは、余程特殊な使い方(ゲームや動画編集など)をしないかぎり、ネットサーフィン程度であれば8GBでOKらしいです。
あとはストレージ。これはよく聞くやつですよね。自分の使い方で決めちゃいましょう。ミニPCは改造しやすく、別売りのSSDを簡単に付け替えたりできるのもGOODです。
最後にインターフェイス。HDMIケーブルやUSBがいくつ繋げるか、SDカードは挿せるのかなど、確認が必要です。
自分の場合はまず、Windows11 Pro が入っているもの。そしてN97であることと、メモリは16GB、ストレージは512GBと、必要最低限よりかは少し余裕のあるスペックにしたかったこと。さらにHDMIポートは2つあることと、Bluetoothの規格は5.0以上であること。
そして安いこと。
これらを満たすのが、今回購入したミニPCでした。
正直、Bluetoothの規格がもっと古いバージョンでも良いなら、型落ちのものがもう少し安くで買えたかもしれません。
ですが、今回買ったミニPCでさえ25,000円くらいだったので、十分格安なのです…!
HDMIケーブルは4K60Hzに対応、プロジェクターまでの距離が結構あるので、レビューの良さ、長さ、価格を考慮してこちらとこちらの商品にしました(UGREENはテレビに繋ぐ用)。
キーボードは、ソファーに座りながらでも使いやすいようにと、タッチパッド付きの物にしていたのですが、あまりにも使い難く返品(ロジクール製品ではありません)。結局軽量コンパクトなロジクールのK380sGRと
マウスはエレコムのSHELLPHA
マウスパッドはアルミ合金の物を選択しました。
K380sGRは申し分無い商品なのですが、アルミ合金マウスパッドとSHELLPHAの組み合わせは、少々マウスが滑り過ぎて使い難いですね。
そしてパソコン周りで忘れてはいけないのが、LANケーブルですよね。今回YouTubeも4Kで見て欲しかったので、Wi-FiではなくLANケーブルで接続することにしました。
昔、Wi-FiからLANケーブルに変えて400Mbpsほど速くなった時の感動が忘れられないのです。光回線を引いている方は、大体CAT6かCAT6Aの物を選んでおけば間違いないようです。
いろいろあり過ぎプロジェクター問題
ホームシアターって聞くと、でっかいスクリーンが自動でウィーンと降りてきて、5.1chか7.1chのスピーカーとアンプを組んで、映画館のごとく大迫力な臨場感を味わう!みたいなのを想像するかもしれませんが、僕にそんな大層なものを構築する財力は無いので、今回はなんちゃってホームシアター作りです。
まず、ホームシアターといえばやはりプロジェクターでしょう。プロジェクターが無いと始まりません。
プロジェクターの選び方としては、価格帯で選ぶといいかもしれません。プロジェクターと聞くとなんだか高価な印象ですが、最近では中国製のものが安く、質もそれなりで購入できます。
プロジェクターは値段が上がるにつれて色彩豊かになり、光束の値が高くなる(明るく見える)ので、結構単純です。1万円から5万円までの中から、5万円から10万円までの中から、そして10万円以上で、みたいな探し方。しかし、できるなら安くて性能が良い商品を手に入れたいですよね。
僕は、1万円から5万円ほどの価格帯の中で、一番良い商品はどれかめちゃくちゃ調べました(YouTubeの評論家の方の動画などを参考にして)。
すると、4つのプロジェクターが浮かび上がってきたのです(2024年8月までの情報)。
1つは「Yaber K2S」。
この価格帯の中では1番綺麗に映像が映り、音も良い。Yaberというブランドの中の最上位モデルとなっています。
2つめは「Yaber K1」。
「Yaber K2S」の1つ下のグレードにあたるものです。映像の映りも「Yaber K2S」に引けを取らない仕様になっていますが、音はあまり良くないみたいですね。
ただこの商品、正規品ではないものが売られている(混じっている?)との情報があるので、どうしても欲しいという方は、よく調べてから買った方がいいと思われます。
3つめは「YABER PROV9」。
この商品は、時期にもよりますがクーポン込みで大体2〜2.4万円で販売されているものです。上2つが4〜5万なのに対して、だいぶお安くはなりますが、便利な機能も備わっていながら映像もそこそこ綺麗に映ります。
4つめは「Toptro X6」。
価格はクーポン込みで約1.7万とかなり安いですが、同価格帯の商品と比べると映像も綺麗で明るいと評判です。
中国製の商品がなぜこんなに安いのかというと、それは寿命。安くて長寿だと最強ですが、やはりそういうわけにはいかないようですね。あと、上で紹介している格安プロジェクターのトップクラスでさえ、それはあくまで「格安」と呼ばれる価格帯でのお話であって、もっと上の価格帯の商品とは比べ物にならないほど性能は劣ります(当たり前ですが映像が暗いです…)。
それをふまえたうえで、僕は「Yaber K1」、「YABER PROV9」、ここでは触れていませんが「WiMiUS K9」の3つに絞りました。
どうやら格安プロジェクター界隈では、Yaber、WiMiUS、Toptroが比較的安心して買えるブランドのようですね。
「WiMiUS K9」は見た目がカッコいいの一点張りで最後まで悩みましたが、最終的にこの価格を出すなら「Yaber K1」が欲しいし、この性能面だったらもっと安い「YABER PROV9」でいいんじゃないかと思い、候補から外しました。
そして「Yaber K1」。メルカリなどの中古市場でも探したくらい欲しかったのですが、やはりこの価格帯のプロジェクターを中古で買うのはあまりにもリスキーだと判断。
また、ちょうど買おうとした時期にそれまで品切れ状態だったアマゾンでも出品され始め、これは運命かも…!とポチりかけましたが、なぜか口コミ無しの状態。もともと変な噂がある商品だったので今回はパスした感じです。
で、結局買ったのが「YABER PROV9」!
プロジェクターも決まったので、次はスクリーンを探していきます。
何気にお高いスクリーン
プロジェクターを買ったのなら、やはり大きなスクリーンに投影して映像を楽しみたいものですよね。見るなら100インチでしょうか…?
100インチって自分の場合、漠然と大きいっていうイメージはあったものの、詳細な大きさを知りませんでした。
調べてみると、16:9の比率で幅2,214mm×高さ1,245mm。あまりピンとこないので、メジャーで実際測ってみると…
デ、デカい…!デカすぎる!
そうなんです。当たり前の話かもしれませんが、一般的な映画館(商業施設に入っているような)でスクリーンが100インチだとめちゃくちゃ小さく感じるように、自分の部屋(地獄のワンルーム)だとかなり大きく感じます。
要するに、鑑賞ポジションとスクリーンまでの距離が重要だということ。
あと、購入するプロジェクターに100インチ投影する能力があるかも知っておかなければなりません。
基本的にプロジェクターというのは、大きく投影したいなら、スクリーンから距離を離して設置しなければなりません(短焦点プロジェクターを除く)。距離を離していくにつれて映像は大きくなりますが、プロジェクターが発する光はスクリーンまで届かなくなっていきます(投影された映像は暗くなっていく)。
これが格安プロジェクターの痛いところ。格安プロジェクターはもともと発する光が弱い(暗い)ので、100インチで見ると暗い上にピントがボケたりもするのです…
ちなみに今回買った「YABER PROV9」は、100インチで投影しようとする場合、3m30cmちょっと必要。
また、アマゾンの商品説明にある「〜LM(ルーメン)」、例えば「高輝度13000LM」など、明るさを表す単位ですね、これはあまり信用ならないようです。数値が高いからといって安易に明るいと決めつけると、届いた時にガッカリしなくてはなりません。
詳しいことは省きますが、代わりに「〜ANSI(アンシルーメン)」表記されている商品に関しては、ある程度信用しても大丈夫とのことです。
これらのことや実家での設置予定場所を考慮した結果、最大でも90インチくらいがベストだと判断しました。
大体こんな感じ。大きさが決まったのでアマゾンで商品を探していると、これまたあるわあるわ、種類が多すぎる問題です。
天井・壁掛けなどの一般的なものから、
スクリーンを三脚で立て掛けるもの、
天井吊り、床置きで自動または手動でスクリーンが出てくるもの、
はたまた布部分だけみたいなものまで様々。
本当は天井吊りの電動スクリーンが欲しかったのですが、重量の問題(何の工夫もせず取り付けると天井から落ちそう)で断念。
しかしできるだけ便利に使いたいので、紐のようなものを引いたらスルスルスルスルとスクリーンが降りてくるようなプルコード式のものを探すのですが… なかなか見つからない…!あっても100インチだったり(重量が怖い)84インチだったり(微妙に小さい)使い勝手が悪そうだったりで、正直かなり悩みました。
また天井吊りにすると、実家の視聴ポジションでは目線が上になってしまい疲れるんじゃないかと心配もありました(スクリーンまでの距離が近い)。
どうしたもんかと悩んだ末、ある物がスクリーンの代わりに使えるとの情報が…!それは、ロールスクリーンです。
救世主「ロールスクリーン」
ロールスクリーンが完璧にプロジェクター用スクリーンの代用になるかと言われればならないのですが、カスタム注文できるネット通販であれば、縦横の長さをこちらで決められるので、映像を見る際の視線や最低90インチでプルコード式などのこだわりも解決できます。
そして、軽い!
もちろん、プロジェクター用スクリーンに自分の求める物があれば言うことはありませんが、もし条件が合わない場合は参考にしてみてください。
今回僕はこちらのネット通販で購入しました。
ロールスクリーンで代用する場合は、1級遮光の物を選ぶと良いみたいですね。また、表面はザラザラ、裏面はサラっとした加工になっており、映像を映す場合凹凸の少ない面の方が良いみたいなので、それもGOODでした。
横幅と高さ両方210cmでオーダーし、クーポン抜きで1.5万円ほどです。
ただ、念願のプルコード式でオーダーできたのは良かったものの、スクリーンを引っ張り出す時、ロール部分がかなりたわみます。
失礼な言い方になるかもしれませんが物が安いからなのか、自分の取り付け方が悪かったのか、大きいからか、もともとそういう造りなのか、よく分かりませんが、引っ張るのが少々怖いので、チェーン式でも良かったのかもなと正直思っています。
今回、僕は幅が200cm以上の物が欲しかったのでスルーしましたが、実はニトリのロールスクリーンを使う人が圧倒的に多い(既製品は幅180cmまで)ようなので、迷っている人は選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
そして言い忘れていましたが、安いプロジェクター用スクリーンやロールスクリーンというのは大体シワになっている(スクリーンを横から見ると波打ってる状態)ことが多く、投影した映像が歪みます。
今回僕が買ったロールスクリーンも微妙に波打ってましたが、許容できる範囲でした。もし失敗したくない方がいれば、シアターハウスさんの立派なスクリーンをお買い求めください。
ということで、プロジェクターとスクリーンが決まったので、設置するために買ったその他諸々の商品を紹介させていただきます。
その他必要だったもの
まず1つめが、プロジェクタースタンド。
格安プロジェクターは、間違いなく真正面から投影したほうがいいので、あると便利です。今回僕は斜めから投影せざるを得なかったので、角度がつけられる回転型を買いましたが、必要では無い人はそのまま棒に刺すタイプもあります。
あと、スタンドとコード類をまとめるマジックテープですね。
100均でも良かったのですが、そんなに値段も変わらないので強度がありそうなこちらにしました。
そして、コードを家の壁に沿わせて美しい見た目にしてくれるこちら。
HDMIケーブルが思いのほか太かったので収まるか心配でしたが、Sサイズでもいけました。
次は設置編をやっていきます!
なんちゃってホームシアター設置
今回の山場であるホームシアター設置。何が心配かというと、天井に吊ったスクリーンが落下しないか、ということです。
といのも、一般的にスクリーンを吊る際は天井になにかしらの補強をしてそこに取り付ける、または下地を探してそこにネジでとめるといった作業をします。詳しくはこちらの記事を参照してください。
しかし、今回は設置場所が限られている上に、天井にネジ穴をあけると母親が確実にキレるので、ある物を使って固定することにしました。
それがこちら。
跡が目立たないほどの小さな穴しかあけないのに、しっかり固定できるという優れ物。
耐荷重5kgのこちらの商品を3つ使って、スクリーンを固定させます。今回購入したロールスクリーンの重さが残念なことに分からないため、ニトリの幅180×丈220cmの遮光スクリーン1.96kgを参考に、大丈夫なはず…!と判断しました。
ただこの商品、フックに「掛け」なければ使えません。壁掛けタイプのスクリーンなどには両端に輪っかみたいなのが付いている事が多いですが、ロールスクリーンやその他スクリーンには無いことが多いため自作しなければならないのです。
設置DIY
参考にさせていただいたのが、こちらのサイト様。こちらに出てくる本物のスクリーンは、今回使用するロールスクリーンと似た構造になっているため非常に助かりました。
ということで用意したのが、まずフック。
これを木の板に取り付け、その木の板とロースクリーンを合体させ、天井のフックに掛けるという考えです。
木の板は、ダイソーにちょうど良い物が売っていたのでそちらを使用。
ネジが突き出ないくらいの丁度良い厚さで頑丈です。そして安い。取り付ける際は、前もってドリル刃でネジ穴を作らないと、とてもじゃないですけどネジが入りません。
ドリル刃の太さは、使用するネジに合わせて少し細めの物を買ってください。そしてフックを取り付けた物がコチラ!
実家の天井が白色なので、このまま使うと浮きそうだな思い、塗装もすることにしました。
最初、ダイソーのラッカースプレーで塗装していたのですが、横面を塗装する際、塗料が木に染みて綺麗に仕上がらなかったので、途中でペンキに変更。最初からペンキで塗っておけば良かったです。
真っ白けになりましたね。では全ての物を実家へ送り、僕も帰省します!
なんちゃってスクリーン取り付け
まずは、実家に送ったロールスクリーンから付属品を開けて、ブラケットと呼ばれるものを木の板に取り付けていきます。
ブラケットは、フックが付いている反対の面に付けています。本来の使い方は、この金具を壁にそのままネジで取り付け、スクリーンをはめ込むことで取り付けが完了するわけですが、今回はネジ穴をあけると怒られるので木の板に取り付け、スクリーンを吊るという手段をとっています。
そしてお次は、天井フック。
細い釘みたいな物を交差させるように刺すことで、強度を保っているようですね… ホントに大丈夫なんだろうか…
キャップを被せて完成。
実家の天井は簡単に釘が刺さったので案外楽に取り付けはできましたが、スクリーン側との寸法をミスると、やり直すために細い釘を1本1本ペンチで引き抜かないといけなくなるので、そこは事前にちゃんと測った方が良いです。普通にしんどいです。
そして完成!
最初、両端をもっと内側に取り付けていたのですが、スクリーン上部のブラケットを噛ませる部分が本体の重さで曲がってしまったので、慌てて端に寄せ付け直しました。
あとは抜けないことを祈るのみです…!
プロジェクター設置
そしてそして、ようやくプロジェクターの設置。
もともと設置場所が壁際になると思っていたので、それを見越してこういった物を買っていました。
これを挿すことによって、真下からHDMIケーブルが取りまわせるので、通常そのままケーブルを挿すより壁ギリギリまで寄せられます。
上の写真は挿していないパターンですね。というのも、、、
プロジェクター側のHDMI端子が逆になっている…!と思っていたのです。そう、僕の中でHDMI端子は
この向き(↑の写真)のものしかないと思っていたのです。当時、2つ入りのL字アダプタ1個を手に取って見てみると、まさに僕が思っていた向きの物が入っていたので、やっちまったーと嘆き、挿さずに帰ってきてしまっていたのですが、今もう1つのL字アダプタをよくよく見てみると、ちゃんと「逆」向きに対応した物が入っていました。
なんじゃそりゃと、諸々己の経験不足を恥じながらこの記事を書いています。
なんちゃってホームシアター感想
そんなこんなでミニPCの設置も終わり、試写会です。
今回斜めからの投影となっており、当初からピントが合うかどうか不安がありましたが、まさにその不安が的中しました。
PC立ち上げ後のデスクトップですね、ゴミ箱だったりフォルダだったりが並んでいるかと思いますが、そのレベルの小さな文字は左右でピントが全く合いませんでした。
試していないので断言はできませんが、真正面から投影すればある程度見られるくらいにはなると思います。
映像が動いている時に写真を撮っているのでブレちゃっていますが、斜めから投影しても大きな映像(?)を見ている分には特に気になることはありませんでした。下の字幕もボケていませんでしたね。
ただ、今画像を見ていて、「こんなに映像明るかったけ?」と正直思っています。というのも、初めて投影した時「めっちゃ暗いな」と思ったのを覚えているので、、、スマホなどで撮影すると若干明るく見えるという話も、専門家の方が話されていたので、この画像もそうなっている気がしますね。
なぜ暗く感じたかはおそらく…
テレビの明るさに慣れているから
投影サイズが100インチ近い
からだと思います。結局のところ、大きさは90インチと100インチの間くらいになっていると思います。やはり、この大きさになると正直暗いと思いましたが、よくあるテレビの「シアターモード」みたいな感じで、慣れれば特に気になりませんでした。
ここまでネガティブなことばかり書いてきましたが…!
実際映像は迫力満点で最高です!
特に、Gleeのライブ映像は良かったですね。大画面に全く興味が無かった母でさえ良かったと言うほど、ライブ会場にいるような臨場感が味わえました。やはりヘッドホンの音が良いというのも、没入感が増す要因の1つだと思います。
これにて、なんちゃってホームシアター作りは完結です。1人1人構築環境は違うと思いますが、今回書いたことのどこかが、何かの参考になれば嬉しく思います。
番外編
ここからは番外編になりますが、実は家にオーディオコンポ「KENWOOD R-K700」がありまして、スピーカーは使えるけどアンプが使えない状態だったので放置してたんですよね。音も値段の割に良かったので残念でした。
今回、プロジェクターを使う際は2人でヘッドホンを使用していたのですが、大人数で鑑賞する場合はそういうわけにもいかないので、プロジェクターのスピーカーに頼ることとなります。
しかし、はっきり言ってプロジェクターの音というのはそんなに良くありません。また、置く場所によって聞こえ方が違ってくる(実家の場合だとずっと右から聞こえてくる)ので、気になる人はBluetoothスピーカーなどに接続して使用するのです。
話は戻りますが、どうにか家にあるあの使っていないスピーカーに音を飛ばせないだろうかと探っていたところ… ありました。
Bluetooth付きパワーアンプ!便利な世の中になりましたね〜
本当は5.1chのスピーカーとかで鑑賞したいですけど、そんなことしたらまた数万円飛んでいってしまうので、今回はこれで我慢です。
もし、この記事を読んでいる方で自分もこれやりたいかも!と思った方がいるなら気を付けてほしいのですが、上の商品はアンプが必要なパッシブスピーカー用で、最大出力100Wに対応しています(ちなみに実家で放置されていたスピーカーの最大入力は80Wです)。
スピーカーによっては使えないのでよくお調べください。
ということで、これで鑑賞人数が多くてもそこそこ良い音で聞ける環境になりました。スマホとも接続できるので、プロジェクターを使わない時はスマホの音楽を流して楽しむことも可能。
今回の記事で何かお役に立てれば幸いです。
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